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冬の日生でカキオコを楽しもう! 牡蠣の養殖が盛んな小さな漁師町を散歩

2023年12月17日 | バイク・旅・ツーリング
2024年1月10日更新
毎年、冬になると訪れる
牡蠣の養殖が盛んな小さな漁師町
ぶらぶら散歩してプリプリの牡蠣を楽しんできました

JR日生駅

日生散歩の内容はこんな感じ

● 牡蠣の養殖が盛んな漁師町のソウルフード
● カキオコツアーのこだわり
● 日生歩きとカキオコ
● カキオコと日生散歩マップ



牡蠣の養殖が盛んな漁師町のソウルフード

岡山県の東端に位置する小さな漁師町の日生(ひなせ)
牡蠣の養殖が盛んで、岡山県産牡蠣の5割以上は日生が産地になっている
ちなみに岡山県は牡蠣の生産量は全国3位

なので漁港のあちこちでホタテの貝殻を見かける
日生湾に浮かんでいる養殖いかだの下には、これが何個もぶら下がっていて
そこに牡蠣の赤ちゃんがくっついて育つ仕組み

海と空、ホタテの殻。遠くに見える白い橋は備前日生大橋。

その日生で、古くから愛されているソウルフードがカキオコ
日生で牡蠣の養殖が始まったのが50数年前のこと
当時、牡蠣の剥き子さんたちが商品にならないカキを持ってきて
お好み焼きに入れたのが始まりなんだとか
関西と広島といった二大お好み焼き帝国に挟まれた岡山で生まれた絶品グルメ


カキオコツアーのこだわり

瀬戸内の海岸線は冬のツーリングにオススメなコースなんだけど
ビールが飲めないのでバイクはNG
それほど、カキオコにビールは必需品!
牡蠣ソースビール の相性は抜群です
ノンアルコールビールもイイけど
旨いカキオコで旨いビールを飲むと、ほろ酔い気分で日生散歩も楽しめる

なので、毎年JRを使って日生へ
レトロな車両に揺られていると、ちょっとした旅気分も盛り上がってくる
小さな漁師町の駅を出ると目の前に広がる海
何があるのか 小さなワクワク感もいい

帰りの電車

乗ったのは大阪駅6時25分発(姫路行き)の新快速
姫路駅と播州赤穂駅で乗り換え、日生駅には9時21分到着

運賃は片道2,310円(往復4,620円)なので
JRの普通列車が1日乗り放題の“青春18きっぷ“がお得
5日分が12,050円で販売されていて1日分だと2,410円になる
(1人で5回分または複数人での利用が可能)
発売期間と利用期間は毎年ほぼ同じで春・夏・冬の3回設定
冬季か春季を利用するとカキオコを食べに行ける
2023年の冬季
 発売期間 2023年12月1日~2023年12月31日
 利用期間 2023年12月10日~2024年1月10日
2024年の春季(予想)
 発売期間 2024年2月20日~2023年3月31日
 利用期間 2024年3月1日~2023年4月10日

余った分はチケットショップで売却
逆に必要な回数分をチケットショップで購入するのもあり


日生歩きとカキオコ

初めての道をぶらぶら散策しながらお店へ向かう
細い路地に見つけた西念寺の立派な山門
この山門は、岡山藩主池田氏の家老土倉氏の陣屋門を移築したもの

西念寺さん

階段を少し上がった上山公園 午前中の柔らかい日差しで紅葉がいい雰囲気
4月には公園一帯が桜色に染まるんだとか

上山公園で見た鮮やかな紅葉

鮮魚店の軒先に吊るされた一夜干しが旨そう
このお店の自慢“国産炭火焼きアナゴ”も気になる
あと、レトロな薬屋さん? ぽつんと佇む蔵とか

ひかり健康堂、上山公園の紅葉、蔵、鈴木鮮魚店さん

創建時から伝わる神事芸能の獅子舞が有名な春日神社。
獅子舞は九州五島列島の平戸から伝わったと言われている
山中から獅子を追い出して手なづけるまでの所作を表現しているんだとか

創建時から伝わる神事芸能の獅子舞が有名な春日神社

カキオコ発祥の“ほり”さんに到着
創業は昭和37年、2001年1月26日にカキオコという名が生まれた場所

ほりお好み焼き

注文はここ数年変わらず “カキの鉄板焼き”と“日生カキオコのカキ増量”

カキの鉄板焼き

カキの鉄板焼きが到着すると瓶ビールを注文
小皿の自家製ポン酢に七味を一振り
あっさり味なんだけど、牡蠣のプリプリ感と風味が楽しる一品、ビールが進む

日生カキオコのカキ増量

しばらくしてからやって来た、焼きたてアツアツのカキオコ
焼いても縮まないので牡蠣のプリプリ食感がたまらない
(日生で水揚げされた新鮮な牡蠣は余計な水分を含んでいないから縮まないらしい)
ハフハフ頬張ってビールで流し込むと幸せになれる

お好み焼きの作り方は“日生焼き”というもの
お店によって焼き方が少し違っていて
“ほり”さんだと、こんな感じ ↓

先代から受け継ぐ特製出汁で溶いた生地
それと千切りキャベツを混ぜて、鉄板に広げて焼いていく
ネギや天かす、カツオブシをパラパラかけ、牡蠣をのせる
その上から生地を軽く回しかけ、ひっくり返して蒸し焼きに
鉄板の上で生卵をコテで潰し、焼きあがったカキオコをのせれば完成
仕上げはオリジナルのブレンドソースとカツオブシ
辛ソースやカツオブシ、青のり、紅しょうが、七味は好みで


生地でサンドして蒸し焼き状態になるので
キャベツの甘みとモッチリした食感が特徴かな

テーブル席の光景。カキオコ、カキの鉄板焼き、カキ入り焼きそば、カキ入り焼き飯

店内は明るくてスペースに余裕のあるつくり
テーブル席にも鉄板があるのでグループでの利用におすすめ
目の前の鉄板にこんなダイナミックな光景が広がる
最後まで熱々の鉄板焼きが食べられるのは嬉しい

日生港


日生歩きと牡蠣のピッツァ

後日、訪れた日生湾近くにある薪窯で焼くピザのお店
カキオコを食べに来たときに見つけていた“海とピッツァ”さん
目印は青い外観に三角屋根、そして2台のとハーレー

海とピッツァ

白を基調とした明るい空間 は 天井が高く開放感あり
コンクリートの打ちっぱなしの床にアンティーク調の家具
テーブル数も少なめでゆったりと過ごせる感じ

空冷エンジンのシリンダーをイメージさせるピザ窯
マスターがバイク好きなのが容易に想像できる
お店の横に空冷のモトクロッサーもあったし… なかなか個性的なお店

柚子香る牡蠣のピッツァ

気になっていたのがコレ
冬の日生で出会える“柚子香る牡蠣のピッツァ”
口の中が牡蠣の旨味と風味で一杯になるピザ
牡蠣・チーズ・クリームソースの相性がとても良く
柚子が濃厚な味を爽やかにしてくれるので、ピザ1枚を軽く食べられる
柚子風味の余韻と一味唐辛子のアクセントが心地よい
粒が大きくプリプリ食感の牡蠣が味わえて満足
今シーズンのカキは出来が良いことを期待させる
ドリンクはリンゴの甘みと酸味、ピリっと生姜の効いた自家製“アップルジンジャーエール”がおすすめ

五味の市

開館時間外だったり、予約が必要なのを知らなかったり…
なかなか来れなかったBIZEN中南米美術館
こんな所に美術館があるねんなー っと気にも留めなかったけど
調べてみると、中南米を専門とする日本唯一の考古美術館なんだとか
古代文明好きなのでいかない理由はない
公式マスコットキャラクターのペッカリーに一目惚れしたしね

中南米を専門とする日本唯一の考古美術館“BIZEN中南米美術館”

カカオ豆の発祥が中南米で、古代からカカオドリンクが儀式で飲まれていたこと
興味深かったのは、そのカカオドリンクを入れる笛吹式土器の説明
注いだり傾けたりするとピーーとかピロピロとか音がする
名物館長の森下さんが笛吹式土器を吹いてれたり
分かりやすい解説で楽しく展示物を見る美術館

カフェRAD

漁港をぐるっと歩いて見つけたピンクの建物
海沿いのカフェ 日生湾を眺めながら電車の時間までのんびりと…

2023~2024年シーズンの日生では
11月16日から牡蠣を剝き始めて
11月17日から生牡蠣でのカキオコがスタート

日生の牡蠣は11月中旬~3月くらいが旬の時期なんだけど
牡蠣の身が栄養を蓄えふっくら太り
大粒が揃う一番の旬の時期は12月末~2月頃!

この時期はカキオコにも大粒揃いの牡蠣が入ってくる
牡蠣を食べるならこの時期が狙い目
瀬戸内海の漁師町 “備前市日生町” 行ってみたくなりませんか

みなとの見える丘公園から

カキオコと日生散歩マップ

日生のスポットをまとめた“カキオコと日生散歩マップ”

青い線は今回歩いたルート

赤のピンはカキオコのお店
 ほり お好み焼き : 黄緑の外観が目印、カキオコ発祥の店
 さんちゃん   きまぐれ   泉富久(せんぷく)
 まるみ お好み焼き   浜屋 みっちゃん
 お好み焼き もりした   安良田(あらた)
 福来(ふくろう)   きたろう
 オレンジハウス   暖里(ゆるり)
 うま×うま   お好み焼き ともひろ


青いピンは他のスポット
 西念寺 : 立派な山門のお寺
 上山公園 : 4月には公園一帯が桜色に染まるんだとか
 鈴木鮮魚店 : お店の自慢は“国産炭火焼きアナゴ”
 海とピッツァ : 三角屋根とハーレーが目印、薪窯で焼くピザのお店
 ラッド : ピンクの建物のカフェ
 春日神社 : 創建時から伝わる神事芸能の獅子舞が有名
 BIZEN中南米美術館 : 中南米を専門とする日本唯一の考古美術館
 日生駅   ひかり健康堂
 五味の市   加子浦歴史文化館
 みなとの見える丘公園


黄色のピンがトイレ
 観光トイレ : 日生駅を出て右手すぐ
 日生港東公衆トイレ : 国道250号から五味の市方面への分岐にある
 ※五味の市施設内でも利用できる




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千屋牛ラーメンとホルモン焼きうどんを食べてきた😋青春18きっぷを使って新見と津山へ

2022年09月09日 | バイク・旅・ツーリング
和牛のルーツ“千屋牛”を使ったラーメンとB級グルメ“ホルモン焼きうどん”を食べに、岡山県の新見と津山に行ってきました。

乗り継ぎの関係で津山をスルーした前回の旅とは違い、今回の移動距離(時間)は少し短め。
その分、新見と津山での滞在時間を多く取っているんですねー

ルートは、大阪から山陽本線で岡山へ。
岡山からは伯備線で新見へ行き、お昼を食べた後に姫新線を使って津山へ。
その後は津山線で岡山へ戻って大阪まで帰ってきました。

ゲリラ豪雨に遭遇した津山では、岡山行きの列車が運転を見合わせになったけど😅ハプニングも楽しめた良い旅でした。
タイトル

思っていたより簡単! 大阪からは乗り換え1回で岡山の新見へ行けた

ちょっとビックリしたのは、岡山県の新見まで乗り換えが1回で行けたこと。
大阪6:00発の網干行きの快速に乗って、姫路7:31発の新見行きに乗り換えると、終点の新見到着は10:49でした。

新見に滞在出来るのは2時間ほど。
前に来たときには備中そばを食べたので、今回の昼食は和牛のルーツ“千屋牛”です。

まずは駅を出て、短い商店街を抜けて高梁川を渡って行きます。
この日は雨予報だったけど、天気が良すぎて日差しが眩しいくらい、昼以降に雨降るのかな? っと思うくらいでした。

国道180号に出ると右折、少し歩いてからまた右折すれば到着。
新見商工会議所の1階に入っている“焼肉・ステーキ🥩牛弘さん”が目的のお店です。

このお店を選んだのは、ランチメニューに“千屋牛丼”があったから。
「ご当地のブランド牛を使った丼を食べ歩くのが好き」っというのが理由なんですねー
でも、今回はビジュアルに負けて“炙り千屋牛ラーメン”にしちゃいました😅

このラーメンのスープは、千屋牛の牛筋、牛骨、昆布、鰹、煮干で取った出汁に醤油を足したもの。
このあっさりとした味に炙った千屋牛がアクセントになって旨い🍴😆✨
胡麻コショウをかけて締まった味も楽しめました☺️
新見
お昼を食べた後は、町を散策しながら駅の反対側にある新見美術館へ。
天気が良かったので山手にある新見美術館へ行くまでに汗かいちゃいました。

いま、新見美術館で開催されているのは、“紙の魔術師 太田隆司ペーパーアート展”。
このペーパーアート展では、日本や海外の情景を紙を使って再現しています。

紙を微妙に重ねて立体的に表現された世界がいくつも展示されていて、その世界ひとつひとつにストーリーが隠されているんですねー

見ていると、その世界に引き込まれていく感じ、ついつい見入ってしまいました。
旅先で美術館もありですね。

旧津山扇形機関車庫と津山ホルモン焼きうどん

新見を出発するときに良かった天気も、津山に近づくにつれ雲行きが怪しくなってきて、窓に雨粒がポツリポツリ…
津山駅に着いた時にはパラパラと降っている状態。
まだ大丈夫だと思うけど、急いで“津山まなびの鉄道館”へ行って扇形機関車庫を見学です。

ここの扇形機関車庫は、昭和初期から中期まで蒸気機関車の基地として使われてきたものです。
国内で二番目に大きい扇形機関車庫で、いま展示してあるのは古い特急や除雪車、ディーゼルカーなど。
見覚えがある車両や初めて見る車両、近くで見ると迫力があります。
津山まなびの鉄道館
ゆっくり見学したいけど、時折降る激しい雨と風が気になって気になって…
機関車庫は一通り見学できたので、雨が小降りになったタイミングで駅に戻ることにしました。

ただ、ホルモン焼きうどんはどうしても食べたかったので駅近を検索。
“陣笠”というお店を見つけたので立ち寄ることにしました。

でもね、歩いて行くうちに雨と風が激しくなっていくんですよー
雷はゴロゴロ ドカーンだし、お店に着いた時にはズボンはびちょびちょでした〇

外が大変なことになっているのに、店内は大将と先客1名が高校野球を見ながら昼飲み○まったりとした雰囲気を壊すかのように入店して、ホルモン焼きうどんを注文してやりました〇

うどんは普通のものかな、野菜とホルモンの食感が楽しめ、一味や七味が欲しくなってくる。
タレはビールに合う濃い目の味付けで、大きなホルモンに甘味があって旨かった。

食べているうちに小雨になってくれないかなぁ〜 っという淡い期待は打ち砕かれ、お外は相変わらず荒れ狂っています。
ホルモン焼きうどん
お勘定を済ませ覚悟を決めて駅まで戻ると、もう岡山行きの列車は到着してる。
けど、何かおかしい… 車両の横で話す車掌さんと駅員さん、それに何か放送が聞こえてくる。
この雨のため運転見合わせるというアナウンスでした。

運転再開の目途が立たないので車内で待機です。
まぁ~ こんなハプニングも楽しめたりするのが、気ままな青春18きっぷの旅。
20分ほど待っていると、岡山方面からの列車が到着してから運転は再開。

初めは徐行運転を続けていた列車も通常運転に戻り、40分遅れで無事岡山に着きました😊

その後は姫路で新快速に乗り継ぎ、20:28大阪到着で旅は無事に終了。
そして、青春18きっぷの旅も今回が最後、この夏は楽しめました。


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姫路から広島へ😊姫新線と芸備線を青春18きっぷで楽しんできた

2022年08月28日 | バイク・旅・ツーリング
ビール🍺を飲みながら行く“のんびりローカル線の旅”🚞
今回は姫路から佐用(兵庫)と新見(岡山)を経由して広島への旅、いつ廃線になってもおかしくない芸備線にも乗ってきました。
姫新線と芸備線の旅

通勤通学を担う姫新線で朝から呑み鉄

8月10日(水)晴れ、今回は姫路駅からスタートです。

駅弁を買ってから列車に乗り込むはずが、準備していたクラフトビールを家に忘れたことに気付く… せっかくお気に入りを揃えたのに😅

少し慌てつつ、近くのローソンを検索。
最近のローソンはクラフトビールを置いているので、好物のIPAも手に入るんですねー

ローソンで青鬼さんを手に入れると、今度は駅弁売り場へ
6:00開店の“まねき食品中央売店”で“おかめ弁当”を買って、ササっと6:10発上月行の列車に乗り込みます。

車内の席は7割埋まっている状態、平日なので通勤のお客さんですかね。
その中にビールと駅弁を持って席を探している自分… なんか申し訳ないなぁ~ って感じです😅
姫新線
そして、運が良かったのか、見つけたのが人の目も気になりにくい転換クロスシートの窓際席。
まぁ~ 青鬼さんの見た目はビールっぽくないので、朝からプシュッとやっても平気です。

青鬼さんで一息つくと、次はおかめさんです。

おかめ弁当は、炊き込みご飯の上に色んなおかずがトッピングされた優れもの。
まずは目で楽しんでから、バラエティー豊かなおかずでビールをグビグビ😆
〆は“えきそば”の和風だしで炊き上げられたご飯。
車窓を眺めながら、ほろ酔い気分でご機嫌さんです😊

季節外れの大イチョウと小麦の香りにこだわったパン屋さん

智頭急行と姫新線が交わる佐用駅。
ここで、姫路から乗ってきた上月行きの列車を降りて、津山行きに乗り換え。
なんですが、待ち時間が71分もあるんですねー

駅前の佐用町観光案内を眺めてみると、棚田に温泉、天文台…
色々と観光スポットはあるけど、どれも駅から離れています。

一番近いものは、兵庫県で一番大きい佐用の大イチョウなんだけど、見頃は11月頃になると思うので季節外れ。
気になる佐用名物のホルモン焼うどんは、もちろん開店前。(弁当食べたのに、なぜか小腹が空いていた。)
“一力”さんや“お多福”さんの開店は11時から、そして“ふじ”さんは定休日。
あと、駅近にあるホルモン焼きうどんの麺を作っている平谷製麺所さん。開店時間は8時か9時かな? 以前は、出来立ての釜揚げうどんが店内で頂けたようですが、残念ながら今は持ち帰りの販売のみのよう。
佐用駅1
とりあえず、大イチョウを目指しながら佐用町の散策を始めてみます。

駅前通り? を東に歩いて行くと、 なぜか朝早くから営業している本屋さん。
あと、立派な呉服屋さん、常徳寺というお寺さんや佐用の警察署を超えていきます。

そして、突き当りを右(線路側)に曲がって大イチョウに行こうとして見つけたのがココ。
溶岩石窯オーブンで焼くこだわりのパン屋🍞“ル・プルースト(Le Proust)”さんです。

もう営業しているので(開店は朝の7時)、ここで朝食を手に入れることにします。

店に入ると、食欲をそそるバターと小麦の甘い匂い。
購入したのは、ちっさなピザとハード系のクルミが入ったパン。
小麦の香りにこだわった香ばしいパンが好評らしいので楽しみです。

店を出て右手にある公園の中に立つ立派なイチョウの木。
この木が、佐用町のシンボル樹齢1000年の大イチョウ🌳にです。

青々として近くで見ると迫力があるけど、近寄ってみると幹がいくつにも枝分かれしているのが分かりますね。

台風で枝が折れたり、幹を落雷で裂かれたり、風雪に耐え傷もあるのかな。
その威容は、佐用の象徴にふさわしい威厳のあるもの。
今は夏で青々と繁っているけど、秋には綺麗な横葉になるのでしょうね。
佐用駅2
同じ道を戻っていくと、右手に酒屋さんが営業しているのを発見。
こんなお店でビールを補給して旅を続けるのもいいですね。
駅前に戻ると、ヤマサキパンが営業しているのに気づいていなかった。

散策で見つけた書店とパン屋、酒屋を合わせると朝の8時から営業しているのは4店舗。
あまり期待していなかっただけに、なかなかの結果かな。

この時点で津山行きの列車まで15分、さっき買ったピザパンをホームで食べながら列車を待ってました。

待ち時間は36分、今回は諦めた津山の観光スポット津山まなびの鉄道館

佐用駅から乗った列車は8:32発の津山行き。
津山に着くと、10:07発の新見行きに乗り換えがあります。

この乗り換えの合間に訪れておきたいのが“津山まなびの鉄道館(旧津山扇形機関車庫)”。
“津山まなびの鉄道館”は、現存している機関車庫としては国内二番目の大きさを誇っていて、古い特急や除雪車、ディーゼルカーが展示してあって面白そうです。

気軽に訪れにくい場所なので立ち寄りたいけど、待ち時間は36分と微妙なんですねー

もし、10:07発の列車に乗り遅れてしまうと、次の新見行の列車は12:49発。
新見駅着が14:35になってしまうので、予定していた13:02発の備後落合行きに間に合わず、次の列車は18:25発の最終列車になってしまいます。

まぁ~ 芸備線の東城~備後落合間は1日に上下6本しか走っていないので仕方ないですね。

っと言うことで、今回は出掛けずに駅で待つことに。
少しすると新見行の列車が早めに来たので、車内でウトウトしてました。

次回は、もう少し津山で過ごせる時間を作って、“津山まなびの鉄道館”や“津山城跡”に行って、ホルモン焼うどんも食べたいね。
B級グルメとして有名なホルモン焼きうどんは、実は津山と佐用の名物。

乗り継ぎの合間に利用した昔懐かしい駅前食堂

伯備線、姫新線、芸備線のターミナル駅となっている新見に着いたのは11:50。
お昼時になるので、もちろん飲食店を調べておきました。

1つ目は、謎のラーメンを提供している “名代中華そば山金”さん。
その名も“たい焼きらーめん餡じゃない”という気になるラーメンです。

2つ目は、和牛のルーツ“千屋牛”が堪能できる“焼肉・ステーキ 牛弘”さん。
ここの“千屋牛骨ラーメン”も気になる存在です。
ただ、自分はご当地牛を使った牛丼が大好物なので、良牛“千屋牛”の牛丼も外せない存在です。

そして、3つ目が、駅前で営業されている“きくや食堂” さん。
このお店のメニューで気になっていたのが“備中そば”でした。

残念なことに、訪れた日は水曜日。
“名代中華そば山金”さんと“焼肉・ステーキ 牛弘”さんは、どちらも定休日なので“きくや食堂”さんへ向かうことにしました。

“きくや食堂”さんは、駅前の商店街で営業されているお店。
中に入ってみると、雰囲気は昔懐かしい昭和の駅前食堂です✨

メニューもケチャップが効いてそうなチキンライスやオムライス、丼物、うどん、そば、ラーメンなど
昔は列車を待つ時間に、ここで食事をしたり、一杯やったりという光景があったのかな。
映画やドラマの舞台になりそうな味のあるお店です。

列車乗り継ぎの合間に利用すると、青春18きっぷ旅が盛り上がること間違いなし😆こういうお店との出会いも、旅の楽しみのひとつですね。

注文したのは、名物と書かれた“備中そば”。

運ばれてきた料理を見て思ったのは五目蕎麦?
“備中そば”の正体は、炒めた玉ねぎ、長ねぎ、人参、油揚げ、鶏肉をのせた、具材たっぷりのお蕎麦でした。

麺は手打ちの生蕎麦で太目の田舎蕎麦っといった風。
ズズーっと吸うのでなく、具材と一緒にバクバク食べて、出汁を頂く感じですね。
出汁は、野菜の旨味やら甘味がでた優しい味でした。

彩りもよく具沢山な“備中そば”。
実は、新見名物でなく、きくや食堂さんのオリジナルメニューだそうです。
新見駅
“きくや食堂”さんを出ると道を渡って和菓子屋さんへ。
“頌山堂”さんの“金の餅”は、黒ゴマの香りと抹茶餡の組み合わせが絶妙なんだとか。
金粉がかかってゴージャス感もありなのでお土産にしてみました。

あと、千屋牛が入ったミートパイも購入。
サクサクの甘いパイと千屋牛の風味がなかなか😋お昼に千屋牛が食べれなかったのでちょうどよかったかな。

秘境のターミナル駅“備後落合”へ

お昼を食べた後は、駅へ戻って13:02発の備後落合行きへ乗車。
いよいよ芸備線に入っていきます。

芸備線の東城駅~備後落合駅の間の営業係数は25,416円。
営業係数というのは、100円の営業収入を得るのにかかるコストです。
芸備線はこの営業係数が日本一高いそうです。

しかも、この区間の乗車人数は1日9人、1日に3本(上下6本)しかないんですねー

そう、芸備線はいつ廃線になってもおかしくないローカル線。
早めに乗っておきたくてやって来たのですが、同じ考えの人が多いのか車内は満席、立ち客も10名程いました。

乗った列車はワンマンの小型ディーゼルカー1両編成。
高出力エンジンを搭載していると聞いてたけど、スピードは出ません。

それもそのはず、路盤の状態が不完全なので速度制限区間が多くあるんですねー
さらに、走っている車両に木の枝が当たる当たる😅赤字路線のためか保線費がかなりカットされているのかな。

あと、蛇行を繰り返す線路に、頻繁に鳴る汽笛。
よく鹿が入ると聞いていたのでその対策なのかも。
こんな感じで、のんびりローカル線を楽しんでると、乗換駅の備後落合に到着です。

この駅には木次線も接続しているので、広島や新見方面以外に宍道方面からの列車も落ち合うことになる秘境のターミナル駅なんですねー

ホームに並ぶのは、新見から乗ってきた列車と三次からやって来て折り返す列車。
この後に、木次方面宍道行きの列車も入ってきて、わずか5分程の間に3つの列車が落ち合うことに。
1日に1回しか見られない貴重な光景でした。

周囲には何も無い無人駅なのに、なんか不思議な感じ。
ほんと乗り継ぎのための駅ですね。
芸備線、備後落合駅、新幹線、駅弁
備後落合を出発したのは14:43、車内は相変わらずの満席、立ち客ありの状態。
三次で乗り換えて広島に到着したのは18:14でした。

これで青春18きっぷを使ったローカル線の旅は終了。
帰りの新幹線の中でビールを飲みながら心残りに感じたのは、津山まなびの鉄道館やホルモン焼きうどん、それに千屋牛かな。

残りの青春18きっぷは2日分。
9月10日までまだあるので、近いうちに行くのもありかも。

あっ 新幹線の中で食べたのは、広島のソウルフードの一つむすびむさしの“山賊むすび”🍙
ビール飲むので、もう少し色々と入ったお弁当にしたかったけど、これしか残っていなかった…
ビールは、さわやかなレモン風味とちょこっとホップの苦みも効いているクラフトビール TESHIGOTO 広島西条 檸檬エール 5% ABV・- IBU でした。


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青春18きっぷで行くローカル線の旅でこだわった、持ってく物と無くてもいい物

2022年08月15日 | バイク・旅・ツーリング
JR西日本による路線維持が難しい路線・区間の公表があってから、青春18きっぷでローカル線の旅に良く出掛けるようになりました。

旅行は日帰りや一泊二日と短いので、持ってく物は少な目。
デイパックを背負って身軽な旅を楽しんでいるんですねー

ローカル線の旅は5回を迎え、旅のスタイルに合った持ち物になってきた感じがします。
そこで今回は、バッグとそこに入れてく物の紹介。
色々とこだわって選んだ物たち、良かったら見ってってください。
持ってく物と無くてもいい物

やっぱり青春18きっぷ旅はバックパックかな

バッグは肩から背負えるバックパックですね。
ちなみに、バックパック(英語)、リュックサック(ドイツ語)です。
両手がフリーになるので買い物や撮影でも動きやすく、混雑時には前掛けができます。

ショルダーバックや手提げかばんは、片方の肩に負担がかかるので疲れやすく、キャリーケースは取り回しが悪いので車内が混んでくると…
席に座れない時や、時間が無い乗り継ぎを考えると、やっぱりバックパックが有利。

さらに、お土産や駅弁を買うと荷物は増えるもの。
必要な持ち物を選別して、小さなバックにパッキングできれば、身軽に動けるし少しくらい手荷物が増えても平気です。
疲れにくく、取り回しの良いバッグだと、駅からの散策にも楽しく行けそうですね。

自分が使っているのはケルティーのバックパック。
容量が18リッターなのでデイパックになりますね。
トップにあるジップポケットが便利で、旅行中によく使う“きっぷ”や“ミニウォレット”、“コインケース”はココに入れています。
バックパックを前掛けにした時に取り出し易いので、レジでの支払い時や改札ではこのスタイルです。
内側にはノートPCが入るスリーブポケットやジップポケット、他にも複数のポケットがあります。
短い旅行なのでサブバックは持って行きません。

バックパックに入れた物

短い旅でも持って行く物の選別は大切なこと。

青春18きっぷだと在来線各駅停車の旅になるので、乗り換えの回数も多くなり都市部では車内は混みやすくなります。
乗り換え時の階段の上り下り、混んできた車内での取り回し、飲食店やコンビニの利用時。
どれも、軽いバックの方が楽ですよね。

なので、色々と詰め込んでバックが重くならないこと。← コレ大事
自分の旅のスタイルに合わせて、持って行く物にこだわってみました。

・SLOW kudu smart mini wallet
小さく取り回しも良いのでミニウォレットがおすすめ。
中身は、クレジットカードや交通系カード、保険証、免許証、現金ですね。
自分は、電子マネーやバーコード決済がメインになってきたので、普段からミニウォレットを使っています。

・コインケース
少額の支払いはコインケースから。
失くしても被害は少ないし、財布が小銭でパンパンになることが無いのも◎

・ハンカチ
吸水力があるタオル地の物が便利。

・時計__Suunto 9 G1 Baro GRAPHITE
駅での乗り換え時など慌ただしい時には腕時計が便利。
防水だとお風呂に入るときも外さなくていいし。

・マルチツールナイフ__Victorinox Swiss Champ
悩んだアイテムの一つ、緊急時に役立つアイテムかもしれないけど少し重い…
本当に役立つ? とか思ってたけど、5回の旅で3回も活躍。
まぁ~ どれも瓶ビールの栓開けなんだけどね😁
瓶に詰め込まれたクラフトビールは多いので、栓抜きをバックパックに吊るすのもアリかも。
マルチツールナイフと栓抜き、もう少し悩んでみようかな。
こだわりの栓抜き探しもやってみたいしね。

・pencoダブルドアパース
アトマイザー(詰め替え香水)や消毒スプレー、口臭スプレー、薬、バンドエイド、リップ、メガネクリーナーなどのエチケット用品入れ。

・巾着袋__HAKOYA 巾着袋 大
ティッシュ、ウェットティッシュ、歯ブラシ、チョコバー、レジ袋など。

・ポーチ__SLOW rubono-pouch S
急速充電器 RAVPower 61W USB-C、モバイルバッテリー SMARTCOBY Pro 30W(10000mAh)
どちらもノートPCまで充電できるので便利。
あとは、カードリーダー Anker USB-C 2-in-1とケーブル類を入れている。

バックパックに入れた物1

・折り畳み傘__wpc. super air light
軽くて小さいのでバックパックに入れていても気にならない😊
カバンに入れっパにしておけば突然の雨も大丈夫。
かなり軽量化されているので心配だったけど壊れない。
開いた時のサイズが少し小さいのは仕方がないかな。

・ウィンドブレーカー__Patagonia Houdini Jacket
小雨と防寒対策にバックパックに忍ばせている。
車内やカフィなど冷房効き過ぎ対策、高速バスで寝るとき役立った。
かなり小さくなるけど、軽くたたんでバックパック内での緩衝材にしている。
寒くなってくるとシェラデザインのマウンテンパーカーかな。

バックパックに入れた物2

・手帳__TRAVELER'S notebook
駅でスタンプ押したり、メモや思いついたことを書いている。
旅先でもらった案内やチラシもココに入れている。
あと、何かあった時用に入れているのは予備のクレジットカードと現金。
それと、ワープする時の特急券や新幹線の切符もこの中に。

・コンパクトデジカメ__SONY DSC-RX100M4
手軽に使えるサイズ感と軽さは旅では正義。
それなりに奇麗なRAW撮影ができるお気に入り。
スマホ撮影と違って、帰ってからのRAW現像も楽しめる。

・スマホ__SONY Xperia XZ3 SO-01L
このスマホとは、たくさんの旅(ツーリングかな)を経験した。
少し古いけど愛着のある相棒、主に通話とメール、SNS、バーコード決済かな。

・2画面スマホ__Microsoft Surface Duo
片方に地図を表示させながらのWeb検索は地味に便利。
もう片方でお店の情報や時刻表、旅の予定表も見れる。
ストレスなく2つのことが同時に行え、折りたためば小さくなる😊
空いた時間には、ネットサーフィンや動画視聴より読書かな。
自分は、ジョルダンで予定を組んでから、そこに立ち寄るスポットや駅弁、撮影などの情報を加えてgoogleカレンダーにペースト。
この情報を確認しながら旅を進めて、変更があればスパッとネット検索というスタイル。

・モバイルルーター__WiMAX Speed Wi-Fi 5G X11
PCを使うので必需品、au回線が使えるようになって便利になりました。

・音楽プレイヤー__Apple iPod touch 7G
・ワイヤレスイヤホン__SONY WF-1000XM4
旅先で風景を眺めながら感じる、あの曲が聴きたいなぁ~
なので旅を一味も二味も深めてくれる音楽は自分にとってマストな存在。
都市部が近づいて混雑してきたときには自分の世界に入れるしね。
ノイズキャンセリングは高速バスの就寝時にお役立ち😊
欲を言うならBluetoothスピーカーかな、自分のいるロケーションに曲が織り込まれていく感じが好き。

・タブレットPC__Microsoft Surface Go
旅先で思いを巡らせながら文字を打つのが好きなので😊
あとはコンデジで撮ったRAWデータの現像かな。
列車の待ち時間に駅やカフェ、ワープ時に使う特急や新幹線で使うことが多い。
ストレスなくテキスト入力が出来て、ちっこくてバックパックに入り易いのでお気に入り。

バックパックに入れた物3

持って行こう っと思ったけどやめた物

・アクションカメラ__SONY HDR-AS300
ツーリングでは移動中に録画していたけど列車内では使うのかな?

・ミニ三脚__Manfrotto PIXI
撮影しているシチュエーションが思い浮かばなかった… 重いしね。

・ポータブルッゲーム機__Nintendo Switch Lite
いくら移動時間が長いと言っても、いろいろと持って行きすぎになる。

持って行こう っと思ったけどやめた物

自分の旅スタイルに合わないと思った物

・紙の時刻表
スマホが使えない時に必要 って良くネットで目にするけど、あまりに重く嵩張るので却下。
自分は2画面スマホも持ってくので大丈夫。

・紙の本
紙の本を手に、時折り目を車窓に向けて… ってやりたいけど軽量化のためスマホに移行。

・目的地のガイドブック
dマガジンでガイドブックを見て気になったところは画面キャプチャ。
あと、事前にネットで情報を集めてOneNoteにペースト。← この時点で旅を楽しんでる。

・一眼レフカメラ
カメラが趣味な人にはマストなアイテムだけど、そうじゃなければレンズを含め重さへの覚悟が必要。
サッと取り出して使えないしね。

・ノートPC
重いし気軽に使えない。
持ってくなら、性能や使い勝手は劣るけど、もっと軽くて小さいミニPCやタブレット派。

・エコバック__patagonia CarryYa'llBag
手提げ、肩掛けで使えるので、ビールや駅弁、お土産入れようと持って行ったけどレジ袋で十分だった。
ただ、これをサブバックとして使えば、ホテルやロッカーに荷物を預けて身軽に出掛けられるのでイイかも。


自分のスタイルは、乗り換えの多い青春18きっぷを使った短期間の旅行。
なので、なるべく荷物を軽くしてフットワークを良くしたいという思いがあり、持って行くものにもこだわったつもりです。

ただ、人それぞれに旅のスタイルがあるように、持って行く物にも様々なこだわりがあると思います。

感動した景色、その瞬間を切り取って残したい。
なら、ミラーレスや一眼レフカメラ、レンズにこだわってみるのもいいかもしれません。
旅を計画している段階から使っている時刻表、コレを持って出掛けるのもこだわりなのかもしれません。

持って行く物の選び方から、その人の旅のスタイルが見えてくる。
旅の計画を練りながら持って行く物にもこだわりを持ってみる、案外楽しめますよ。


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気になっていた居酒屋へランチに行ってきた ~ 青春18きっぷと山陰本線の旅 ~

2022年08月06日 | バイク・旅・ツーリング
JR西日本による路線維持が難しい路線・区間の公表。
これがきっかけで、バイクツーリングでない旅にも出かけてみようかな っと思うようになった。

そう、公表された路線が廃線にならないうちに乗りに行こう っと考え始めたんですねー
そして、考え付いたのがビールを飲みながら行く“のんびりローカル線の旅”でした。

列車の運行時刻に縛られるので、バイクツーリングほど時間が自由になるわけではないけど、移動中は車窓を眺める以外に、本も読めるし、駅弁を食べたり🍺ビールも飲めるので結構自由😋
バイクツーリングとは一味違った旅が味わえるはずです。

これまでに行ったのは浜坂(福知山線、山陰本線、播但線)や松江(山陰本線、伯備線)、紀伊半島一周(紀勢本線)など
今回は山陰本線で行く出雲市~下関の旅です。

ビール片手に海を眺めながら、山陰本線のローカル感を楽しんできました😊

青春18きっぷと山陰本線の旅

旅の始まりは出雲市駅から

大阪梅田を22:50に出発した高速バスは、翌朝6:37に旅のスタート出雲市駅に到着。
ここで、駅弁とビールを買いたかったけど営業しているお店は無し…

まぁ~ セブンイレブンがあっただけでもラッキー、ビールと朝食を購入して列車を待つことにしました。

旅の始まりは出雲市駅から
出雲市駅で駅弁を買えるのは、“改札前にある麵家”と“すうべにあ出雲のお土産売り場”。どちらも10時開店なんだだけど、麺屋さんの駅弁販売は一時休止になっている。

そして、ホームに入ってきたのが8:02発益田行の列車。
この1両編成のディーゼル車に乗って、いよいよ旅のスタートです!

残念だったのはロングシート席しか空いてなかったこと
ボックス席はすぐに埋まっちゃいました😢

なので、ビールと朝食はお預け…
ボックス席は空くことなく、小雨が降る中11:19益田駅に到着してしまいます。
益田でお昼食べるので朝食は抜きですね。

お昼は“日本一行く価値がある”と評される居酒屋さんへ

益田の駅からはタクシーに乗ってブルワリーへ
高津川リバービア 高津醸造所でクラフトビールを手に入れてから、住宅街に佇む居酒屋に一番乗りです😊

そう、ここは太田和彦先生が「日本一行く価値がある」と評した“田吾作”さん。
昭和42年から続く老舗の居酒屋です。

元は戦後すぐに建てられた木造のアパート。
その後、簡易旅館に改装されてから、現在の田吾作さんになったそうです。

年季の入った暖簾をくぐると、歴史を感じる大きな下駄箱がお出迎え、これは元旅館の名残なんでしょうね。
食事は階段を下りた先… 隠れ家に入って行く感じ😁この先何が食べられるのか? なんかワクワクしてきます。

お昼は日本一と評される居酒屋さんへ
土曜日の田吾作さんは開店直後に満席… ランチでも予約は必須。予約無しだったけど、一番に並んでいたおかげでカウンター席を確保できた。

通されたカウンター席で刺身定食を注文。
厨房を眺めながら少し待っていると、煮物や自家製豆腐、鮎の炊き込みご飯… 刺身の他にも色々と目移りする料理が並びます。

もちろんオススメは地元の漁港で上がる魚、なんだけど脇を固める田舎料理もなかなか😋
さらに、このお店の売りになっている古民家の雰囲気やね~

心地良い時間が流れる店内と旨い料理、少し高いかなぁ~ っという思いも吹き飛びます。
また来たいなぁ~ っと思わせる瞬間✨
活イカ刺身やイカ丼も食べていないし、やっぱり今後は夜に飲みに来たいね。

山陰本線のローカル感を楽しむ

益田駅に戻ってきて気付いたこと。
出雲市駅もそうだけど、この駅のセブンイレブンにもお土産が売ってるんですねー
駅弁が売ってなかったのは残念だけど、数年前まで駅構内売店で“さざえ弁当”が売っていたらしいです。

さて、益田駅から乗るのは13:11発の長門市駅行、到着後に15:16発の小串行に乗り換えありです。

どちらも1両編成だったけどボックス席は確保。
ビールも十分あるし、海を眺めながら山陰本線のローカル感を楽しんでいきます。
海岸線を走る区間が多く天気も回復傾向、車窓を眺めながらのビールとチーちく😋良い時間を過ごせました。

小串駅に到着すると16:40発の下関行に乗り換え。
少しずつ乗客が増えるけど列車は2両編成、1人ボックス席で車窓を楽しみ気分よく下関に到着。
のんびり過ごせた山陰本線の旅もここで終了となりました。

山陰本線のローカル感を楽しむ
門司市行の列車で飲んだビールは、出雲蕎麦のための特別なビール“松江ビアへるん そばいつぇん 6% ABV・8 IBU”、帰りの新幹線“さくら”で飲んだのが、萩・石見空港内で育てられたミツバチが集めたハチミツを使用したビール“高津川リバービア HONEY ALE 7.5% ABV・18.9 IBU”

帰りは大阪まで新幹線を使うので下関駅から小倉駅へ。

そして、門司駅手前での車内電灯が消えるイベント。
直流と交流の切り替わり地点を通過したので消えたんですねー

小倉駅では駅弁“小倉かしわ飯”を買って19:01発の“さくら”に乗車。
ビールは益田で買ったクラフトビール、つまみは“小倉かしわ飯”。
山陰本線の余韻に浸りながら楽しく帰ってきました。


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