宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

最も若い系外惑星を発見

2010年02月28日 | 宇宙 space
発見されたのは“BD+20 1790b”という系外惑星。
これまで発見された中では最も若く、地球の45億歳と比較して100分の1以下となる約3500万歳なんですねー

地球からは約85光年離れた位置にあり、惑星の重力で恒星がふらつくのをみるドップラー偏移法によって発見されました。

発見したのはイギリスのハートフォードシャー大学 天文チームです。
苦労もあったようで大型望遠鏡を用いた観測により発見できたそうですよ。



質量は木星の約6倍ほどで、中心の恒星に極めて近い軌道を回っているので“ホットジュピター”に分類されます。
なので“BD+20 1790b”は表面温度が高温な巨大ガス惑星っとなります。

細長い土星の月

2010年02月26日 | 土星の探査
NASAの土星探査機カッシーニが捉えた“プロメテウス”の最新3D画像です。



プロメテウスは1980年に発見された土星の衛星なんですが、
形状は148×100×68kmで多孔質の氷でできているんですねー

まぁー 簡単にいうと「細長く無数の穴があって密度が低く氷でできた天体」でしょうか (^^;

土星に近い軌道を回っていて表面には無数のクレーターも…
かつては無数の物体が衝突したこともあったようでプロメテウスの苦労が偲ばれます (^^;
中には直径20kmのクレーターもあるようですよ。

月面探査を体験しよう (NASA Lunar Electric Rover Simulator)

2010年02月24日 | 宇宙 space
NASA初となるiPhoneゲーム“NASA Lunar Electric Rover Simulator(無料)”がリリースされています。

  

月面ローバーを操作してミッションをこなしていくゲームなんですがねー
コンステレーション計画が無くなった今、NASA自体に月へ行くミッションが無いのが何か悲しいですね…

ひょっとして将来あるかもしれない月面探査に向けて、ゲームで宇宙飛行士の卵を発掘しようとしているのかもしれません (^^;

ゲーム自体は、パワーが無くなる前に7ヶ所全てのアウトポストへたどり着くことが目標となります。

宇宙飛行士になる夢が無くても、ちょっとした月面探査を体験しませんか (^^

宇宙に浮かぶ砂時計

2010年02月23日 | 宇宙 space
砂時計のように見えるのは、ハワイのマウナケア山にあるジェミニ北望遠鏡が捉えた星雲“Sh2-106”。
“Sh2-106”は“はくちょう座”の方向約2000光年の距離に位置し、幅が0.5光年、長さが約2光年ある星雲です。



中心には最大で太陽の15倍ほどの質量を持つと考えられている若い星“IRS4”があるのですが、この星が活発に活動しているため砂時計のような形になっているとか…

なんと、この星からは秒速200km以上の速度で物質が放出されているんですねー
そして星のまわりを巨大なガス円盤が取り巻いていて星雲の中心にくびれをつくっています。

“IRS4”は10万年ほど前に誕生したと考えられている若い星なんですが、やがて自ら放つ光で周囲にあるガスを吹き飛ばし大質量星としての短い一生を開始するそうですよ。


この画像は可視光線で撮影した単色画像を新たに装着されたフィルターを使って合成しています。
鮮やかに見える色は、紫がヘリウム、青は硫黄、緑は酸素、赤は水素というように気体に対応しているそうですよ。

スペースシャトル・エンデバー 無事帰還

2010年02月22日 | スペースシャトル ~ SLS, オリオン
スペースシャトル・エンデバーが無事帰還しました。

今回のミッション(STS-130)は国際宇宙ステーションへ新モジュールを届けること。

今回の飛行がエンデバーにとっては24回目となり、
新モジュールは3回の船外活動(18時間14分)により無事取り付け完了です。
眺めのいい部屋(キューポラ)も増築されました (^^;

このあとエンデバーは耐熱システムの最終チェックを終え、本日22日の12時20分(日本時間)にケネディ宇宙センターに着陸。 無事の帰還となりました (^^
本当にご苦労様でした。

これでスペースシャトルの打ち上げは残り4回、今年で見納めになります。
次回の打ち上げは4月5日のディスカバリーです。
このミッション(STS-131)では、多目的補給モジュールをISSに運ぶようですよ。


こちらの記事もどうぞ ⇒ そろそろ帰り支度 (スペースシャトル・エンデバー)