ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

住吉川

2018-07-13 20:10:14 | 日常のこと
(今日の住吉川。)

あの豪雨から1週間が経った。
先週の金曜日、雨が激しく降っていた。電車も止まっていた。

東灘区にも警報が出て、買い物以外ずっと家の中にいた。

きっと、住𠮷川は、増水し濁流となって恐ろしいぐらい逆巻いていたのだろう。

今日、図書館に本を返却に行く途中・・・。

橋の上から北側を見る。
億ションと言われる瀟洒なマンションの横を、住𠮷川がまだまだ凄い勢いで流れていた。



(こんな物を、水が運んできたんだからびっくりです。)

南側をのぞき込んでみると、何処から運ばれてきたのか、川の側面に貼られていた石板?のようなものが遊歩道に打ち上げられていた。
川の中に水没している大きな石や、石板?もあちこちに見える。

大きくて重い信じられないような石が、剥がされ、浮かんで、流されてきたんだね。

水の力の恐ろしさ。

1938年、阪神大水害で、住𠮷川が氾濫して大変な事になったらしい。

何年か前、住𠮷川にバードウォッチングに行ったとき、上流に阪神大水害の碑が建っているのを見つけた。

1959年作の映画「細雪」を見たとき、四女の妙子が洋裁学校に行き、阪神大水害で家に帰れなくなり、板倉カメラマンに助けられ命拾いをするシーンがあった。

洋裁学校のモデルは、田中千代ファッションカレッジの前身で神戸市東灘区西岡本にあった田中千代洋裁研究所だったそうです。

今回の大雨でも、甲南病院の近く、灘区の篠原台で土砂崩れがあったそうです。

そして、広島、岡山、愛媛では、多くの死者、行方不明者が出る大災害になりました。

ニュースの画面は、道路脇にバラバラになった住宅、流木、粗大ごみがうず高く積み上げられている。
災害ゴミです。

23年前の阪神大震災の後もこんな光景だった。

取り敢えず命は助かった。
しかし、家に戻れば、いつ終わるとも果てない片づけが待っている。

家の中に入り込んだ土砂を懸命にかきだしている人を見ると、この酷暑の中、「どうぞ、どうぞお体を大切になさってください。」と祈っているねこ吉である。