暫くサボっていたジムに出かけて行った。
自転車を漕いでいたら、顔見知りの人が声をかけてきた。
以前「人違い」の話を書いた時の人だ。
5才も年上に見られ、その上「この間まで杖をついてはったでしょ?」と言われ、全く誰と間違ってるねん!
その人は、遠い所からバスを乗り継いでジムに来て、色々運動してお風呂に入って買い物をして、またバスで帰って行く。
近くの人と積極的にコミュニケーションをとり、いつもニコニコと人当たりのいい人だ。
一人暮らしで認知症になりかけたらしいから、如何に人と話すことが大事か思い知らされたんだろうな。
今日も、ねこ吉がさっさと帰ろうとしていたら、「一緒にスタジオ入れへん?」と声をかけられた。
ねこ吉は、エアロビクスが苦手で、スタジオに入るのが嫌い。
「もう、買い物して帰ります。」といったら、
「奥さん、元気になりはったね。皆言うてるねんよ。」という。
ねこ吉は、その人以外に知り合いはいない。
また、前にいってた人と間違ってるな・・・。
「ねこ吉は杖をついてた人じゃないですよ。前に言ってはった人と違いますよ。」
「え、そうなの?」(だから前も違うって言ったでしょ!)
「マァ、似た人は世の中に3人いるというからね。」とのたまうが・・・。
「他の人にも、ねこ吉じゃないって言っておいてくださいね。」
ねこ吉に似た人って、誰やねん!
超小柄で、結構個性のきつい顔のねこ吉と似てるって、そんなにいないと思うよ。
ドッペルゲンガーだったらどないしょう・・・。
ドッペルゲンガー見たら死ぬって言うでしょう?
リンカーンも、芥川龍之介も見たというドッペルゲンガー。
ねこ吉は、まだこの世に未練があります。やりたい事も行きたいところもあるんですわ。