クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

イヤダよー 仔犬の叫び

2009-12-13 05:56:12 | Weblog
今年も後2週間余りとなった。再来週の週末には、故郷でお正月を迎える人々で、高速道路も新幹線も人が溢れる事だろう。この季節になると僕はあの仔犬の叫びを思い出す。
3年前の12月30日、僕達夫婦はココを迎えに、神戸のビートさんのお宅に出掛けた。その1週間前、新幹線の指定席を買うため駅に出掛けたが、丁度良い時間は全て満席で、広島行きのぞみの新大阪迄のグリーン車の喫煙席をかろうじて確保出来た。朝8時東京駅は大勢の人で溢れ、グリーン車も満席。僕達が席に付いて間も無く、若いカップルがこの車輌に入って来た。女性は手にケージを提げていた。「仔犬か猫と一緒に帰省だろう。でもこんな煙たい所は可哀想だなー」と僕は思いながらも煙草をくゆらしていた。発車して暫らくすると仔犬の泣き声が聞こえて来た。振り向くと先程の若いカップルは、テーブルにケージを置き、2人揃って煙草を吸っていた。この煙がケージの中に入り、仔犬は煙くて「嫌だよー。煙草を吸わないでよ」と僕には聞こえた。家内と2人でなければ僕はカップルの席に行き、文句を言った事だろう。その後も京都で下車する迄この2人は、仔犬の叫びを無視して煙草を吸い続けた。あの時のチビワンちゃんは元気にしているだろうか。
ココを引取った帰りの新幹線では禁煙車に席を取り、煙草は隣の喫煙車で吸ったのである。東海道・山陽新幹線は、煙草を吸う者にとっては有り難く、一部の車輌では喫煙が出来、新型のN700型には喫煙室が作られている。今年もワン・ニャンや小さなお子さんと一緒に帰省される方も多いと思うが、愛煙家としてのマナーを持って欲しいと願うものだ。
今日の写真はココを引取った折、ビートさんのお宅で始めて家内が抱いたココである。片手サイズで900グラム程しかなかった。