タワーは無いけれど

我家には天井迄届くネコタワーは無い。しかし、大人の背丈よりも高く、ネコが登れる場所は、居間の本箱の上、カーテンレール、冷蔵庫、廊下の箪笥の上のベッド等何箇所もある。それ故、ネコタワーは買っていない。勿論クーやココはそこに登るネコ道も良く知っている。２ニャンは必ずその道をたどって上がる。
クーは我家の子供になって間も無く、これら高い場所を次々と征服していった。しかしその高い場所は、家内の手は届かず、掃除もはしょっている場所であり、下りて来たクーは全身埃まみれで、家内は悲鳴を挙げ、踏み台に乗って掃除をする事になり、関心と呆れの混じった、溜息を出していた。
写真のクーの居る場所は、居間の本箱の上のクー専用の場所である。ココへはソファーの背から飛び上がる。飛び上がる時のクーは態勢を確認し、後足に力を込めて一気に登る。ココが側に居て邪魔されそうな時は、機先のパンチを出して追い払ってからにする。以前ココはこの本箱の裏に置いてある、茶箪笥の天辺に登って、本箱の上で休んで居るクーにチョッカイを出していたが、最近はしなくなった。手を出しても反撃され、畳の上に落とされる事を何回か体験したからだろう。
ネコタワーのハンモック等見ていると欲しくなるが、これ以上部屋の中を狭くしたくないので我慢しているのだ。