クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

溺愛

2010-01-29 05:58:13 | ネコ
今の僕は、演劇に例えるならば、人生の最終場に差し掛かっている。子育ても終わり、仕事もリタイヤし、一見悠々自適である。10年程前息子が経済的、精神的に自立した時、何とも言えぬ寂しさを感じた。多くの父親が感じている事と諦めたが、会社から自宅へ帰る足は重かった。最愛の息子となかなか話が出来ないし、会わない。夫婦の会話も少なくなる。「可愛い仔犬でも居てくれたら」と夫婦は話をし願った。そんな夫婦の前に現れたのが、仔猫であった。最初は「エッエー」と言う事であったが、その可愛い仕草に僕はすっかり魅せられてしまった。
チビの頃のクーは、一寸お転婆娘であったが、何とも可愛らしさ一杯であった。今も可愛い仕草を見せ、心を和ませてくれる。クーと一緒に暮らすようになり、ネコへの目が変わり、ココも引取った。ココはクー以上のやんちゃ坊主。だがそれが可愛い。今、老人介護施設でワン・ニャンを飼う所が増えているという。アニマルセラピーと言うのだが、ワン・ニャンは人の心を解きほぐす。塩尻に住む、義父母の元にもチビと名付けた小型犬がおり、老夫婦に慰めを与えている。
僕は溺愛と言われる程、クーもココも可愛い。先日昔の仲間と食事をした折にも「ネコが側に居なかったら、寂しい生活になる」と力を込めて話したのであった。