クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

みぞれ

2010-01-13 05:33:12 | ネコ
昨日は1日中寒く、正午頃には大粒のみぞれも降り、温風器は終日止める事はなかった。そんな中、本箱の上で寝ていたクーが起き上がって正座し、何気なく目を台所に向け、その視界に写ったものは、塀の上をゆっくりと大股で歩く野良さん。クーは「これは見過ごせないわよ」とばかりに、本箱の上から飛び降り、調理台へ一目散。クーの飛び降りる音で、隣の椅子で寝ていたココも、後を追った。野良さんは、家の中に目もくれず歩き去って行った。
その後2ニャンは、クーは居間の小引き出しの上、ココはプリンターの上に登って、庭の様子を眺めていた。がしかし、暫らくすると、発情した野良さんの声が聞こえて来た。2ニャンは急いで飛び降り、僕に障子を開けさせると、廊下に出て左右に別れ、カーテンの中に潜って、野良さんを探すが姿は見えず。おそらく裏のお宅の庭からの声であろう。
我が家の住む1画は、全戸現在の住宅支援機構の融資を受けており、野良さんが縁の下に潜り込む事は出来ない構造。みぞれ交じりの氷雨の降る日、野良さんは何処で寒さをしのいだのであろうか。車庫に止めてある車の中か。
こんな日、クーやココのような家ネコは幸せである。暖房完備の家の中、柔らかな布団や椅子の上でお昼寝が出来、お腹が空けば「ゴァーン」の1声で、腹いっぱい食べられる。クーもココもそれが当たり前だと思っているに違いないのだ。