クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

クーの寝坊

2010-01-21 05:38:04 | ネコ
昨日のクーは家内の布団で、朝7時過ぎ迄寝ていた。普段なら6時前には起きて来て、ココと一緒に朝ご飯を食べ、2ニャンで軽く運動を兼ねたバトルをし、出窓から外の様子を確認し、居間に戻って本箱に飛び乗り、朝寝を始める。11時過ぎ迄は、ココが周りで騒ごうが全く起きる事はない。
ところが1時間以上寝坊をした昨日は、ご飯を食べ終わると遊びモードが前回になってしまった。新聞を読んでいる僕の足元に来ては「クーちゃんお部屋に行くの。扉を開けてよ」と催促をするが、部屋には行かず自分の茶碗の前に座り「お背中撫ぜてよ」と言い、ご飯の残りを2、3口食べると家中を駆け回っていた。やっと落着いたのが写真のように、パソコンテーブルの上で「ココ君、こんなに騒いでも起きないのネ」と見ていたのだが、お隣の庭から野良さんの喧嘩声が聞こえると、全力疾走で車庫に面した窓に飛んで行った。このクーの足音でココも目覚めてしまい、2ニャン揃って外の様子を見ていたのだった。野良さんが静かになると、今度は我家でバトルが開始され、新聞を蹴飛ばしたり、僕の膝を踏み付けたりと。とうとうバトルが収まっても、午前中2ニャンは寝る事無く遊んでいたのだった。
勿論午後クーは、温かな出窓でお昼寝を楽しんだのである。

ぼくのだよ

2010-01-20 06:17:17 | ネコ
昨日の朝の事である。新聞を読んでいると、ココが側に来て、部屋着の袖を咥えて引っ張り、煙草を取りに棚の前に行くと、近くに座っていたココが、いきなり背中に飛び乗って来て、耳元で「ミャオ・ミャオ」、「この服は僕のだよ」と少々煩く鳴き続けた。根負けした僕が部屋着を脱ぎ、ソファーに置くと、ココは嬉しそうに中に潜り、朝寝を始めた。出窓のパトロールを終えて、居間に戻ったクーがそれを見付け、軽くチョチョイと。しかしグッスリと眠るココは、潜ったまま顔を出さなかった。クーはパソコンの椅子が空いているのを見付けて、それに上がりネコ丸になり、朝寝を始めた。
2ニャンが目覚めたのは11時頃、お日様の光が居間の奥迄届くようになってからである。その間に野良さんが、塀の上を大股で歩いて行ったが、2ニャンは全く気付かず、夢の中であった。

元気の秘訣

2010-01-19 05:59:02 | ネコ
寒くても我家の2ニャン、クーもココも大変元気である。6歳を過ぎたクーも健康体で、快食、快眠で、ココとのバトルで適当に運動し、体重の大きな変化はないようだ。ココは今が一番の旬ネコ。食欲も旺盛で、パンチを出されながらもクーを追い掛けたり、玩具を出して一人で遊んだり、元気ネコの見本みたいである。
彼らの元気の秘訣は、水を良く飲む事にあるだろう。ご飯を食べた後の2ニャンは揃って流しに飛び上がり、洗い桶にたっぷりと入った水を、長い時間飲んでいる。6、7歳過ぎの中年ネコに多い病気が腎臓病と言われ、ブログの中にも、この病気に罹り、病院通いをしているネコさんを多く見かける。ネコに水を飲ませるための器具も売られているようだ。
我家の場合、飯鉢の隣に水鉢も置いてあるが、8割は洗い桶にたっぷり入った水を飲んでいる。最初に洗い桶から水を飲むようになったのはクーである。1歳になる前だと記憶する。それを見習ったのか、ココも洗い桶から水を飲むようになった。その水も水道から汲んだばかりの物を好む。そして、写真のように2ニャン揃って流しに上がり、順番待ちをする事も多い。
これからも、美味しい水を沢山飲んで、おしっこも沢山出して、元気に過ごして欲しいと願う僕と家内である。

繊細な心

2010-01-18 06:34:55 | ネコ
クーは声で自分の感情表現をするネコである。ご飯を欲しい時、撫ぜて欲しい時、自分の側に来て欲しい時、全て音色、音の高低が違う。彼女が欲しない時に、無理矢理体を触ると「ヤン」の声と共に手が出て振り払う。陽射しの降り注ぐ出窓で寝ている時、僕が「クー、気持ちが良いですか」と声を掛けながら撫ぜると、喉を鳴らしながら大きく伸び、両手で僕の腕を挟み、じゃれ始めるのである。
クーは一般的なネコよりも、その神経は繊細な気がする。ネコはイヌに比べて、何倍も細やかな神経を持っているが、クーはもう一段上の繊細さを持っている。そのクーがココを家族として受け容れる迄の時間は、普通のネコよりも多く掛かった。今日の写真のように上下であるが、ココが直近に居られても平気になったのは、この1年位である。もっとも、ココ自体無鉄砲でやんちゃさが抜けきらない事もあるが。
クーの繊細な心も、クーの魅力の1つなのである。

今日は震災記念日

2010-01-17 05:45:41 | Weblog
6千4百余名の方々が尊い命を落とされ、多くの方々が被災した阪神・淡路大震災から、15年目の朝を向かえ、先程淡路島からのテレビ中継では、式典が行われ鎮魂歌、アメージンググレースが歌われていた。「神よ、この震災で命を落とされた方々の魂の平安を願います。また、愛犬・愛猫を失われた方々の上にも慰めをお与え下さい。この祈りを御許にお捧げ致します。アーメン」
この大震災を体験された、ココの保護主のビートさんは、07年1月16日付けの当ブログのコメント欄に、その生の様子を語っておられる。京阪神地区以外にお住まいの方に是非お読み下さるように願うものである。
震災から15年、各自治体でも人だけでなく、大地震の際のワン・ニャン保護へも目が向くようになって来た。その歩みは遅いが喜ばしい事である。僕の住む町でも、市と獣医師会で災害援助協定が締結され、避難所にワン・ニャンを連れて行けるようになった。そしてワン・ニャンの食料も備蓄されると言う。
しかし、地震に驚き家族と逸れたワン・ニャンを如何するかである。確かに世界標準のICタグはある。しかしこれは、動物病院で専用の機械でしか読み取れぬ。例えば、QRコードタグの付いた首輪を作ってはどうか。QRコードは携帯電話で誰でもが簡単に読み取れ、保護主の氏名、連絡先、ワン・ニャンの名前・性別、生年月等を書き込んでおけば、迷子になった時でも、獣医師以外の方でも家族と連絡が取れる。QRコードは多くの情報が入れられ、小さくも出来、首輪に簡単に取り付けられそうだが。専門家の方に良い物を考えて戴きたいと願う。

寒中の朝

2010-01-16 06:11:21 | ネコ
寒中の今朝も、我家の外の気温は、4~5日続けて氷点下になっているようだ。この寒さの中、発情した野良さんが独特の太い声で鳴きながら、我家の周りを歩き回っているようだ。その声でクーもココも目覚めご飯よりも先に、耳を立てて台所の窓を見詰めていた。
昨朝ココは、クーがパソコンテーブルに上がると、何時ものように後追いし、何を思ったのか、プリンターの上で寝そべってしまった。多分、温風器の他に、エァコンの暖房が点いていたので、その風が流れるのを瞬時にキャッチしたのだろう。ネコのこの感覚に敬服である。エァコンを止めると、ココは何時ものようにソファーの僕の奥で座り、僕が着ている部屋着の袖を咥えて引っ張る。「これ、ぼくのだよ。お父さん返してよ」と言う仕草。しつこくやられ、脱いでソファーの上に置くと、早速その中に潜って寝てしまった。出窓から戻ったクーが、定位置の本箱に上がる前に触っても顔を出さず、寝ていたのである。ココがこの場所で寝ていたので、クーは本箱から下り、空いていたパソコンの椅子でお昼寝となった。兎に角この部屋着、ココは「僕の物」と思っている。

ココの日課

2010-01-15 06:07:50 | ネコ
今日の写真とこれから書く話しは無関係である。
ネコはイヌと違って、人が感じられない程度の体臭しか持っていない。ところが、3年前引取った後で毎日一緒に寝てみると、体臭が強くて気になった。匂いの元をたどると、口臭である事が分かった。口を大きく開けさせてみると、奥歯の歯茎が熟した林檎のように、真っ赤であった。ほっておいたら歯が抜けてしまう。そこで歯磨きをするように決めた。ただ、この真っ赤な状態では、ブラシで磨くとココは痛がり、長続き出来ないと思われた。近くのドラッグストアーに行くと、数滴口の中にたらすだけで、歯磨きと同じ効果がある薬品を家内は見付けて購入した。夕食が終わり、寝室に連れて行く前にたらす。これだとココも嫌がらない。はっきりと憶えていないが、1ヶ月もしない内に、歯茎の赤みは消え、口臭も臭わなくなった。この口臭の原因は、拾われる前に引いた猫風邪だろう。人間でも発熱すると、口が臭くなるがネコも同じだろう。ましてや生後2週間のオチビの事、風邪は身体中に影響する。生後間もない仔猫や仔犬ならば、命さえ危うくなる。捨てた人間はそんな様子を見ていないし、知らないだろうが、惨いの一言である。
ココはこれ以来、毎日の日課として、夜寝る前には家内に抱かれて、この水歯磨きで口の中を綺麗にしているのである。これはココだけの特別な日課である。遊びたくて逃げ出しても、家内に御用にされてしまう。

蓑虫ココ

2010-01-14 05:54:27 | ネコ
昨年の誕生日に息子夫婦からお祝いに貰った部屋着、ココは大好きで、ソファーの上に置いてあれば、潜って寝てしまう。昨日の朝も僕が着る前にココに取られ、顔だけチョコンと出していた。色合いと良い真に、蓑虫ココとなった。夜も掛け布団の上に置くと、ココはその上で眠る。生地の感触が気に入ったようである。
ココは大人のネコになったはずだが、日々の行動は“お子ちゃま”で、クーと比べると、幼児性が抜けていない。それがココの可愛らしさの1つとも言えるが。昨夜も書棚に上がり歩きながら、そこに置いてある煙草の箱全てを、チョチョイと手で落とした。反対側の本箱の上から見ていたクーは「全くしょうがない子」と呆れ顔であったし、今もプリンターのスイッチを手で押し、プリンターの紙供給装置に手を差し込んで悪戯をしては、僕に鼻ピンで怒られても平気な顔である。
しかし、悪戯っ子のココはやっぱり可愛い。

みぞれ

2010-01-13 05:33:12 | ネコ
昨日は1日中寒く、正午頃には大粒のみぞれも降り、温風器は終日止める事はなかった。そんな中、本箱の上で寝ていたクーが起き上がって正座し、何気なく目を台所に向け、その視界に写ったものは、塀の上をゆっくりと大股で歩く野良さん。クーは「これは見過ごせないわよ」とばかりに、本箱の上から飛び降り、調理台へ一目散。クーの飛び降りる音で、隣の椅子で寝ていたココも、後を追った。野良さんは、家の中に目もくれず歩き去って行った。
その後2ニャンは、クーは居間の小引き出しの上、ココはプリンターの上に登って、庭の様子を眺めていた。がしかし、暫らくすると、発情した野良さんの声が聞こえて来た。2ニャンは急いで飛び降り、僕に障子を開けさせると、廊下に出て左右に別れ、カーテンの中に潜って、野良さんを探すが姿は見えず。おそらく裏のお宅の庭からの声であろう。
我が家の住む1画は、全戸現在の住宅支援機構の融資を受けており、野良さんが縁の下に潜り込む事は出来ない構造。みぞれ交じりの氷雨の降る日、野良さんは何処で寒さをしのいだのであろうか。車庫に止めてある車の中か。
こんな日、クーやココのような家ネコは幸せである。暖房完備の家の中、柔らかな布団や椅子の上でお昼寝が出来、お腹が空けば「ゴァーン」の1声で、腹いっぱい食べられる。クーもココもそれが当たり前だと思っているに違いないのだ。

何処にでも

2010-01-12 06:03:35 | ネコ
我々夫婦はネコに対して大甘なのかも知れぬ。2ニャンは食卓だろうが、風呂場だろうが家中を遊び場としている。夫婦の食事の時も食卓に登り、食べ物を見ている。食卓に登るのはココが断然多いが、焼き魚の時はクーもココを押し退けて登る。「このお魚の臭い良いわね」と言う顔で。クーは焼き魚が大好きなネコで、我家に来て2日目の夕食で、家族が秋刀魚を食べていると、もう我慢出来ないと言う顔で欲しがった。最近は臭いを嗅ぐ程度になったが、大好きな事には変わりがない。
昨夜も夜食の後クーが流しの洗い桶から水を飲んでいると、調理台にココも上がり「ぼくもお水飲みたいよ」近付く。しかしクーの「シッァー」の一言で退散し、トースターの上に乗って順番を待つ事になった。このトースターの上も、熱くなっていない限りは、乗ってもOKとなってしまった。ココはクーが飲み終わるのを待って一杯水を飲み、後は1ニャンで遊び回っていた。
時々浴室の引き戸が少し開いている時があるが、クーかココが入って網戸から外を見ている。だめだと言っても「見たいんだよ」の一言で終わりである。何処にでも登る我家のニャンズである。