気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ハクセキレイも水辺に

2024年02月17日 | セキレイの仲間

春になって水中から羽虫が羽化する時季になるとハクセキレイ(白鶺鴒)たちも水辺にやってきます
コンビニやスーパーの駐車場をテケテケと走り回るより ここの方が食べものがたくさん得られそう









耕した畑にもハクセキレイたちが集まります









ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


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セグロセキレイ 顔も黒いぞ

2024年02月16日 | セキレイの仲間

セグロセキレイ(背黒鶺鴒) 名前の通り背中が黒々 
おまけに顔も黒々 まるで黒頭巾を被っているかのよう

街中でも見られるハクセキレイほど人慣れしておらず警戒心が強いです




溜池の護岸壁で羽化した羽虫を狙っていました。





春の作付けに向けて耕した畑にもセグロセキレイ


ここでは土中から這い出てくる虫を狙っていたようです。






セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


◆セグロセキレイ e--bird
https://ebird.org/species/japwag1?siteLanguage=ja



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

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ハクセキレイ キセキレイ

2023年12月24日 | セキレイの仲間

夜間には集団で塒(ねぐら)入りするハクセキレイ(白鶺鴒)
日中は思い思いの場所で採食活動に精を出す個体が多いです

脅威を減らすため夜には寄り添いあいますが 
食べ物を巡ってはライバル関係 早いもの勝ち 強いもの勝ち?





山間部の渓流などで子育てするキセキレイも秋冬には町の近くに移動してきます。
ハクセキレイよりずっと警戒心が強く 人のちょっとした動きのも敏感です。


ハクセキレイほどの数はおらずポツポツ単独行動するキセキレイ
夜間にはどこで眠っているのでしょう・・・?
いまだ解けない謎のひとつです。







冒頭の二枚とは別個体のハクセキレイ





ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


キセキレイ(黄鶺鴒)Grey Wagtail 全長約20㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


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セグロセキレイも越冬中

2023年12月18日 | セキレイの仲間

ハクセキレイを撮影した池ではセグロセキレイ(背黒鶺鴒)も越冬しています
今季はまだ一羽だけですが、昨年の冬は三羽のセグロセキレイを確認しました

カモ類の他 ハイタカなどの猛禽類、セキレイの観察や撮影もできる豊かな環境の溜池です















セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


◆セグロセキレイ e--bird
https://ebird.org/species/japwag1?siteLanguage=ja



この溜池では、冬でも暖かい日には羽虫が飛び交っているのかもしれません
同じ日に越冬ツバメを三羽見かけました。

電線に止まった2羽のツバメ




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北風なんかに負けないぞ

2023年12月17日 | セキレイの仲間

昨夜から強い風がびゅうびゅうと吹きすさんでいます
こんな日は溜池も風で波立って海の如くなり

ハクセキレイ(白鶺鴒)たちは風にも負けず食べ物を探していることでしょう
写真は、強風ながらも暖かな師走の日に撮りました
















ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
師走とは思えない温かな日々が続いていましたが
本日は打って変わって真冬の冷え込みとなりました。

みなさまもどうぞ体調にお気をつけてお越しくださいませ。

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ハクセキレイで大混雑の畑!

2023年10月21日 | セキレイの仲間

近くの農耕地をのぞいて見ると・・・種蒔きを終えたばかりの畑にハクセキレイ(白鶺鴒)がいっぱい!!
ちょこちょこ動き回ったりひらひら飛び回ったり まともに数えられない混乱ぶりですが、
ざっと数えただけで30羽以上 柔らかな土の上で虫を見つけ出し捕食しているようでした。




望遠レンズしかないので、ほんの一部しか写せず残念
  
このような密度でハクセキレイが畑一面に広がっていました。

同じくらいの数のハクセキレイの集団が、三カ所ほどの畑に分かれて採食していました。
単純計算しても100羽は軽く超えていそうな数の多さでした。








農道からカメラを構えている私の近くへ もの言いたげな顔つきで近寄ってきました。




「ほらほら ぼ~っと突っ立ってないで。さっさと農作業をはじめて、おいしい虫を出してよ」





「な~んだ・・・ぼーっと生きてんじゃねーよ!」


ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


ハクセキレイもムクドリなどと同じように、秋冬になると集団で塒(ねぐら)を構えることが知られています。
この畑に集うハクセキレイ軍団も、どこかにそのような塒を共有しているのでしょうか?

◆平塚博物館 野鳥の観察(休息と睡眠)
https://hirahaku.jp/hakubutsukan_archive/seibutsu/00000059/104.html



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幼いハクセキレイ

2023年07月05日 | セキレイの仲間

シロツメクサの間をハクセキレイ(白鶺鴒)幼鳥が歩いていました。
まだ巣立ちして間もないのでしょうか
羽がポヤポヤしていて「ヒヨコ」の雰囲気を残していました。

おぼつかない足取りでキョロキョロ周囲を見回していました。
親鳥が虫を捕まえて戻るのを待っているのかもしれません。











ゴマ粒ほどの小さく黒い何かをつまんで食べました。

拡大してみると、アリか羽虫のように見えました。
幼く見えても、ひとりで食べ物を捕食することもできるのですね。


※過去の撮影画像より、子育てに参加するハクセキレイ♂の写真を追加します。
ハクセキレイはお父さんも積極的に子育てに参加する事例です


ハクセキレイ♂成鳥
巣雛のために虫をたくさん取って持ち帰ります。



巣立ち雛を連れたハクセキレイ♂成鳥



前回も登場したハクセキレイ♂成鳥
この幼鳥を見たのと同じエリアを鳴きながら歩き回っていました。
ひょっとしたらお父さんなのかもしれませんね?



ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属



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ハクセキレイ 雄♂成鳥夏羽

2023年07月04日 | セキレイの仲間

喉元が黒々としたハクセキレイ(白鶺鴒) 雄♂ 成鳥夏羽

ハクセキレイの繁殖期は5~7月頃と言われています。
この時季、メスのハクセキレイを見る機会が少ないのは
メスの方が中心になって子育てしているから?でしょうか?










「ハクセキレイはメスだけが子育てする」というネット情報もありますが、同意できません。
毎年のように巣立った雛を連れて、給餌している雄の親鳥を見かけます。
クチバシいっぱいに多数の虫をくわえて、巣に持ち帰ろうとしている雄を見たこともあります。

※過去の撮影画像より、子育てに参加するハクセキレイ♂の写真を追加します。
ハクセキレイはお父さんも積極的に子育てに参加する事例です


ハクセキレイ♂成鳥
巣雛のために虫をたくさん取って持ち帰ります。



巣立ち雛を連れたハクセキレイ♂成鳥




別個体のハクセキレイ♂


喉元の黒い色が斑になっています。
子育てを終えて、冬羽に変わり始めているのでしょうか?

身近なところでいつでも観られるハクセキレイですが、
わからないことや不思議なことがまだまだたくさんあります。




ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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喉もと黒々!ハクセキレイ・キセキレイ

2023年05月19日 | セキレイの仲間

雨上がりの朝 アスファルトの上でハクセキレイ♂
岩盤浴でお腹を温めているように見えました。
一晩中降り続いた雨から雛たちを守っていたのかもしれません。




繁殖期のオスたちは喉から胸元にかけて黒々しています。
雛たちに運ぶ虫を捕まえるため草地でてんてこ舞い。









ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属




お山ではキセキレイも子育ての真っ最中

キセキレイのオスも繁殖期は喉元が黒々としています。
クチバシに虫をたくさんくわえて雛たちの待つ巣に運ぶのでしょう。






キセキレイの様子からすると、どうやら私の立つ橋の近くに巣があるように思えました。
早々にその場を立ち去りました。


キセキレイ(黄鶺鴒)Grey Wagtail 全長約20㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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鶺鴒石 どのセキレイが主役?

2023年04月16日 | セキレイの仲間

まずは近所の水路に水浴びにきたキセキレイ(黄鶺鴒) 
撮影したのはまだ桜が咲き出す前の三月でした。
今ごろは山間部に移動して繁殖活動を始めていることでしょう。

男女二柱の神イザナギとイザナミが天から降臨 
日本の国を産みだそうにもやり方がわかりませんでした。
二神は石の上で契りをかわすセキレイのつがいの行動から
夫婦和合の方法を知り次々と子(=日本列島や神)を産んだと『日本書紀』には記されています。

日本列島の中で最初に生まれたとされる淡路島、現南あわじ市にある「おのころ島神社」には
イザナギ・イザナミの二神を導いたセキレイが乗った「鶺鴒石」が祀られています。




おのころ島神社のHPの記載によると~
「伊弉諾命・伊弉册命の二神様は、正殿前にあるこの石の上につがいの鶺鴒が止まり夫婦の契りを交わしている姿を見て、
 夫婦の道を開かれ御子様をお生みになられました」とのことです。
その伝承から鶺鴒石は、縁結びや絆を深めるご利益があるとされています。

◆おのころ島神社 鶺鴒石
https://www.freedom.ne.jp/onokoro/onokoro/sekireiisi.htm





鶺鴒石の脇に掲示された案内状にはキセキレイが描かれていました。
現代のおのころ島神社のある場所は南あわじ市の市内で、キセキレイの繁殖に適しているとは言いかねますが、
神代の昔には、そのような自然豊かな土地であったのかもしれませんね?






日本列島創成の際、イザナギ、イザナミの二神に夫婦の交合を教えたと伝えられるセキレイは
  日本固有種のセグロセキレイ(背黒鶺鴒)ではないか?との説もあります。

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)






現在、ほぼ日本全国で観られるハクセキレイ(白鶺鴒)
かつては北の地域で繁殖し本州では冬鳥だったそうです。
九州まで分布が広がったのは1970年代以降の事なので、鶺鴒石の主役候補からは外して良さそうです。









キセキレイ(黄鶺鴒)Grey Wagtail 全長約20㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属

ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


身近なセキレイにも思いがけず壮大な伝説が秘められているというお話でした。

いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
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顔グロセキレイ?

2023年02月17日 | セキレイの仲間

セグロセキレイ(背黒鶺鴒) 名前の通り 確かに背中は黒いのです
背黒というより顔黒では?と たびたび思います。
もしくはクロズキン(黒頭巾) クロズキンセキレイ?













セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


まあ、ハクセキレイ(白鶺鴒)だって 名前ほど白くもないわけで。
なぜ?どうして?この名前になったのか?不思議に感じる野鳥は少なくないですよね。




「ん?俺なんて、かなり黒っぽいぜよ」


ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属




◆ハクセキレイとセグロセキレイの違いと見分け方 野鳥情報.com
https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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入魂!セキレイの羽繕い 

2023年02月01日 | セキレイの仲間

一羽のハクセキレイ♂が熱心に羽繕い=羽の手入れをしていました。
野鳥の羽繕い(はづくろい)は、単に清潔を保つばかりではありません。
危険が迫った時、いつでも即、飛び立てるようにメンテナンス。
次の換羽まで羽毛を長持ちさせるためにも羽の手入れは欠かせません。





雨や汚れがしみ込むのを防ぐため、体から分泌される自前の脂を羽に塗り込みます。
上の写真のような動きで、尾羽のつけ根あたりにある「尾脂腺」からクチバシで脂をとります。



それにしても、このハクセキレイの表情は真剣そのもの。
ちょっと怖いくらいの熱の入れようです。
羽の手入れには、心身をリラックスさせる役割もあるそうです。
ひょっとして、何か危険な状況を回避してきたばかりだったのでしょうか?










ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属



☟ フクロウを例に鳥の羽繕いの仕組みや大切さなどを詳しく解説されています。
  ~~「アフリカオオコノハズク くるるの野望」
◆【鳥の羽繕いの役割】羽根を整える以外の意味も!粉と脂で身体を守る健康行動
https://kururu-owl.com/hadukuroi/


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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いつだって セキレイ三昧!

2022年12月30日 | セキレイの仲間

今回のお気に入り特集は、おなじみのセキレイ三種盛りです。

特にハクセキレイは、庭先やスーパーの駐車場でもあえる身近な野鳥です。
あまりにも見慣れ過ぎていて、シャッターを押さずに済ませてしまうことも多いですが、
そんな時に限って、面白い動きや愛くるしい表情を見せられて
「しまった!チャンスを逃した!」という気にさせられることもしばしば。

『たかがセキレイ、されどセキレイ』 
来年も初心にかえるつもりで身近な野鳥たちを撮り続けていきたいです。


































ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属

キセキレイ(黄鶺鴒)Grey Wagtail 全長約20㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属



令和4年も残すところ二日となりました。
今年も一年間ブログを続けることができました。
これもひとえにコメントや閲覧して下さる皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
みなさまもどうぞ良いお年をお迎えください。


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小春日和のハクセキレイ

2022年11月13日 | セキレイの仲間

昨日は小春日和のあたたかな一日となりました。
陽当りの良い護岸壁のあちこちにくつろぐハクセキレイ
やわかな陽ざしを浴びて気持ちよさそうに見えました。

そんなハクセキレイの様子を草の葉越しに観察して
写真を撮った中から、特に気に入った数枚を載せました。





オス成鳥の冬羽でしょうか。




こちらの一羽は、顔に黄色味が残っているので第一回冬羽?
オスだと思われますが、シロウトの識別なので、あまり参考にしないでね(笑)


ハクセキレイ(白鶺鴒)White Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属

「春」という言葉が使われているので、子供の頃は春の初めの頃を表現するのだと思っていました。
山口百恵さんの歌う「秋桜 コスモス」の大ヒットで、
「小春日和」が晩秋から初冬の穏やかに晴れた日と知りました。
あの曲を初めて聞いたのは、何歳の日だったのか? 懐かしく思い返しています。

小春日和
https://www.bunka.go.jp/prmagazine/rensai/kotoba/kotoba_013.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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セグロセキレイ 4兄弟

2022年06月09日 | セキレイの仲間

親離れして間もないセグロセキレイが4羽
地域の二級河川に造られた小さな堰の浅瀬です。
この川沿いで巣立った兄弟のように思われました。
しばらく観察しましたが親鳥の姿はありません。


近年、セグロセキレイの個体数が急速に減っているそうです。
一方でハクセキレイは分布域を広げ街中でも見られる野鳥となりました。
両種の数の増減にはなんらかの因果関係があるのでしょうか?
写真のあとにまとめてみたので、一読いただければ幸いです。


この子は大胆不敵 カメラを構えてじっとしていると近くに寄ってきます。

春に生まれたばかりの幼いセグロセキレイたち
早くもそれぞれ個性があり性格の違いが行動から見てとれます。




遠くからこちらの様子をうかがっている子
他の兄弟に比べ灰色が薄いように見えました。



食べ物を探しているのでしょう。さかんに歩き回っています。


護岸壁の上で丸くなって座り込んでしまった子
狭い巣の中にいたのでまだ歩くのは疲れるのかもしれませんね?



仲良く二羽そろった姿を撮ろうと思っていたのですが・・・
ケンカをはじめました。遊びの一環なのかもしれませんが
「兄弟は他人の始まり」という言葉が思わず浮かぶ光景でした。






あちこち歩き回って探しても 食べ物は簡単には見つからないようでした。




「容赦なく吹き付ける世間の風が身に染みるぜ・・・」?

セグロセキレイ(背黒鶺鴒)Japanese Wagtail 全長約21㎝
スズメ目セキレイ科セキレイ属


セグロセキレイを見られる場所が全国各地で減っているそうです。
一方でハクセキレイの分布は拡大していることから
「セグロセキレイの減少はハクセキレイとの軋轢(あつれき)が原因ではないか?」
との説がありますが、なんだか私の実感にはそぐわない考えです。

私の地域は水田や溜池が多くセグロセキレイも一年中見られる身近な鳥です。
地域全体で見ればハクセキレイの方が圧倒的に数は多いものの、
セグロセキレイの方が多く見られる池や川が何か所もあります。
ハクセキレイとセグロセキレイがともに子育てをしている場所も複数存在します。
ハクセキレイの増加が、セグロセキレイの減少に直結するとは考えにくいのです。


ナショナルジオグラフィック日本版『減少している? 水辺の優雅な固有種』という記事で
日本野鳥の会自然保護室の葉山政治室長のお言葉を「我が意を得たり!」と拝読しました。
『両種が同じ場所で繁殖していることを考えると、種間の競合がセグロ減少の原因とは考えにくい…
 水辺環境の劣化や餌となる水生昆虫の減少などが、
 水辺への依存度がより高いセグロセキレイに影響を与えているのかもしれない』


農薬の使用などによる水生昆虫の激減、近年のゲリラ豪雨や超大型台風による河川の氾濫など
水辺の環境が急速に悪化していることは、周知の事実です。
セグロセキレイ減少の責任は私たち人間にあるのは間違いないでしょう。
ハクセキレイは環境の激変に適応してたくましく生き抜いているだけです。

◆減少している? 水辺の優雅な固有種~ナショナルジオグラフィック日本版
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/17/112900016/032700006/


◆サントリー愛鳥活動 セグロセキレイ
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1525.html


最後まで見ていただきありがとうございました。
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