気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

11月の木の実や花

2022年11月30日 | 花や昆虫 2022~

11月末とは思えないようなもわっと生ぬるい雨が降りましたね。
枝に残っていたイチョウの葉も、雨で散ってしまったでしょうか

明日からは12月ですが、一転して暦通りに寒くなる予報です。


  




マユミ(真弓)


ピンク色の紙風船のような果実が割れると赤い種子があらわになります。
鳥が好んで食べに来るので、何度か様子見に行っているのですが、
「例年よりあたたかい」と言われるのに 不思議と今年はなかなか熟してくれません。





公園の片隅で立ち枯れたアジサイの花

天然のドライフラワーですね。


ビワ(枇杷)の花が咲き始めました。


茶色い毛に覆われた小さな白い花は目立たず
撮りたいと思いつつ毎年機会を逃していました。
実がなるのは初夏の頃 5~6月ですが既に開花しているのは意外でした。





水鳥観察で訪れた池の堤の下に木が生えていて、目線の高さで見ることができました、。
鳥だけでなく周りを見回せば、まだまだ見落としているものがたくさんありますね。





ユリオプスデージー






馬酔木(あせび)のつぼみも気がつけばこんなに膨らんでいました。


寒い時期に咲くので冬の花と思い込んでいましたが、
開花気は2~4月、早春なので春の花に数えられるそうです。






今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ヘラサギ 食べた!飛んだ!

2022年11月29日 | トキの仲間

「しゃもじのようなクチバシ」のヘラサギ(箆鷺)

この日は朝から気持ちよく晴れて 青い水面に白い姿が輝いて見えました。
ヘラサギも快調にクチバシを左右に振って水の中を探っていきます。























小さなエビのようなものを繰り返し捕食。
平たいクチバシの先で挟むと、投げ入れるように口の奥に運んでいました。





ヘラサギ(箆鷺)Eurasian Spoonbill
ペリカン目トキ科ヘラサギ属


◆ヘラサギ  むなはく 宗像市電子博物館
https://munahaku.jp/2018/06/05/%e3%83%98%e3%83%a9%e3%82%b5%e3%82%ae/


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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秋のメジロ 何を食べるかな?

2022年11月28日 | メジロ

ヌルデ(漆の仲間)の実を食べに来たメジロ
枝をしっかりとつかんで クルリと一回転
まるで鉄棒をする体操選手のような動きです。




ぼやけていますが、手前の右にヌルデの実が写っています。



メジロは全長12㎝スズメより小さく体もほっそりしています。
カメラや双眼鏡を通してみると、時にその小ささを忘れそうになります。
野鳥の大きさ・小ささを実感するためにも 時々は肉眼で観るのも大切だと思います。



今回のメジロは三枚だけだったので、在庫写真からお気に入りの秋のメジロを数枚


呉茱萸(ゴシュユ)の実をついばむメジロ



ヤツデ(八手)の花蜜をなめに来たメジロ


ヤツデの花期は11月~12月 
「天狗の団扇」と言われる葉に比べて目立たない花です。





メジロ(目白・繍眼児)Japanese White-eye 全長約12cm
スズメ目メジロ科メジロ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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紅葉とエナガ

2022年11月27日 | エナガ

気がつけば 11月も下旬となりました。
森や山の木々も色づき 紅葉も見ごろを迎えています。

なんとか紅葉がらみで野鳥を撮りたいものですが、
理想通りの枝にはなかなか止まってくれません。

なんとももどかしいですが、思い通りにならないのも、野鳥撮影の面白い所です。




この日はエナガたちお相手をしてくれました。













エナガ(柄長)Long-tailed Tit 全長約14cm
スズメ目エナガ科エナガ属


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ヘラサギがやってきた!

2022年11月26日 | トキの仲間

稀な冬鳥のヘラサギが近郊のため池に飛来しました。
ヘラサギという名前ですが、サギの仲間ではなくトキの仲間です。

しゃもじのような形をした大きなクチバシを水中で左右に動かして
クチバシに触れた魚介類やカエルなどを捕らえて丸飲みにします。




















ヘラサギ(箆鷺)Eurasian Spoonbill
ペリカン目トキ科ヘラサギ属


◆ヘラサギの採食 One Minute Super-Slow 【Eurasian spoonbill】
https://www.youtube.com/watch?v=fMawVtA2ar0


◆e-bird ヘラサギ
https://ebird.org/species/eurspo1?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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黄色い花は何の花?

2022年11月25日 | 花や昆虫 2022~

農道沿いに咲く黄色い花が目に止まりました。
他の草に埋もれるようにひっそりと咲く数ミリの小さな花です。

名前を調べてみたのですが、該当する花が見当たらず。
ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えて下さい。


※ ran1005さんからイヌガラシとコメントを頂きました。
ran1005さん、ご親切に教えて下さってありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。



◆イヌガラシ(犬芥子) 三河の植物観察 
https://mikawanoyasou.org/data/inugarasi.htm


ヤマトシジミ
青く輝く♂


ユキヤナギの葉に何頭も止まって朝日を浴びていました。





灰色の♀



朝露が葉先に





ノイバラの実


赤黒く熟してきました。
冬には野鳥たちの食料に。ジョウビタキ、ツグミが食べるのを見たことがあります。




ススキの穂








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オカヨシガモ 仲良し鴨

2022年11月24日 | カモ 2022年秋~

前回と同じ池にはオカヨシガモの群も観られました。
すでに何組ものカップルが成立していて、仲良さそうに寄り添っています。
水中の水草を食べるのに、そろって逆立ちポーズする場面も見られました。

華美なヨシガモに比べ、一見、地味なオカヨシガモですが、
よく見ると小紋柄やベージュ色の羽が小粋な洒落ものです。




  












オカヨシガモ(丘葦鴨)Gadwall 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆ e-Bird オカヨシガモ
https://ebird.org/species/gadwal?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ヨシガモ メタリックグリーンのきらめき

2022年11月23日 | カモ 2022年秋~

近郊の池をのぞいてみると、ヨシガモのオスが二羽

オスの頭部はナポレオンの帽子をかぶったように見えます。
このナポレオンハットは光の加減によって美しい輝きを放ちます。
メタリックグリーンから赤紫色 時に漆黒に見えることもあります。













たまたま一羽が藻をまとったおかげで個体識別ができました。
風切り羽が鎌のような形で穂状に伸び切った頃、再訪してみたいと思います。




ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属



◆e-Bird ヨシガモ
https://ebird.org/species/falduc?siteLanguage=ja



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ヤマガラとユリノキ

2022年11月22日 | ヤマガラ

ヤマガラがユリノキの種子を取りに飛来しました。

ユリノキの果実は松かさのような実を上向きにつけます。
果実は繊細な木工細工のような作りで、熟すと花のように開いていきます。
ヤマガラは中から花びらのような翼果をじょうずに引き抜きます。












参考:初夏に撮影したユリノキの花です。







ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14㎝
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属



◆ユリノキ(百合の木)
https://matsue-hana.com/hana/yurinoki.html


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カクレミノ 隠れ蓑

2022年11月21日 | 花や昆虫 2022~

公園を散策中 馴染みのない木の実が目につきました。
同じ枝から鈴なりの実は、緑、赤紫、紫などそれぞれ色が異なっています。
熟し始めて間もないのでしょう。全部の実が黒く完熟している枝もありました。

帰宅してこの木について調べてみると、カクレミノ(隠蓑)という名のようです。








カクレミノの葉は同じ一本の木でも さまざまな形をしているそうです。
例えば3~5裂している葉、まったく切れ込みの無い葉など、同じ木の葉とは思えないほど形が異なるそうです。
若い木には裂けた形の葉が多く、老木になるほど形の整った「葉っぱ型」になるのとのこと。
今回、私が出会ったカクレミノは見上げるほどの高さで、葉の形は整っていました。
「年を重ねるごとに角がとれて丸くなっていく」
そんなカクレミノの葉のようには、まだまだなれそうもない私です。


◆カクレミノ
http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/Kakuremino/Kakuremino.htm


◆カクレミノ(隠蓑) 松江の花図鑑
https://matsue-hana.com/hana/kakuremino.html


ナンテン(南天)でしょうか?

ふくよかな赤い実がたわわについていました。



イチョウ(銀杏)の葉も黄金色に色づいていました。







今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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エナガ 百日紅の樹の上で

2022年11月20日 | エナガ

百日紅(サルスベリ)は名前のとおり夏から秋まで約3ヶ月の間 花を咲かせます。
花の後にできる真ん丸の実は直径7mmほど。11月頃に熟して茶色くなります。

実が鈴なりになったサルスベリの樹にエナガの群が飛来しました。
ジュリジュリージュリジュリーとにぎやかに鳴き交わしながら
枝から枝へまるで軽業師のように素早く移動していきます。

エナガたちのお目当ては、実の間や木の又に潜む小さな虫たちです。






サルスベリの実と比べてもエナガの小ささがわかります。



サルスベリは木によってはすっかり葉を落としてしまいますが、
下の写真のように鮮やかに紅葉する木もあります。












エナガ(柄長)Long-tailed Tit 全長約14cm
スズメ目エナガ科エナガ属


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コウノトリとヘラサギ ☆鳥インフルエンザ

2022年11月19日 | コウノトリ

水を抜いて干上がりつつあるため池で コウノトリとヘラサギが出会いました。
ヘラサギという名前ですが、サギの仲間ではなく大型のトキ科の鳥です。
しゃもじのような形をしたクチバシが特徴です。
日本へは主に冬鳥として少数が渡来するそうです。




















コウノトリ(鸛、鵠の鳥)Japanese white stork 全長約112cm 
コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属

ヘラサギ(箆鷺)Eurasian Spoonbill
ペリカン目トキ科ヘラサギ属



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月15日 香川県のため池でコウノトリが一羽、死んでいるのが見つかりました。
足環を調べたところ、 昨年4月に鳴門市で生まれたメスの「にじ」と判明。
鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が出たそうです。


https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20221116/8020016158.html


◆正しく理解しよう 鳥インフルエンザ 日本野鳥の会
https://www.wbsj.org/activity/conservation/infection/influenza/infl20051109/


下のリンク先で鳥インフルエンザの症状に苦しむ水鳥の動画を観られます。
https://twitter.com/macstronach/status/1592511313649205248

野鳥の死体やこの動画のように異常な動きをする野鳥をみつけたら、
即、自治体~市役所や町役場等へ連絡すべきと思います。
「まん延防止には早期発見と早期通報が極めて重要」です。

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ダリアにオオスカシバ

2022年11月18日 | その他

6年ほど前に淡路島で撮影したダリア。
思いがけず花の見頃でどの花も開いて間もないように見えました。
ダリアの美しさに誘われるように吸密するオオスカシバです。







急激に気温が下がったためか昨夜から体調を崩し寝込んでいました。
昼過ぎから ようやく活動できる元気が戻ってきました。

みなさまもどうぞ体調にお気をつけてお過ごしください。

いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。


※ 今回はコメント欄を閉じています。
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ビンズイ・アトリ・ジョウビタキ

2022年11月17日 | ビンズイ・タヒバリ

遊歩道をぶらぶら歩いていると 前方の草地から小鳥が飛び立ちました。
鳥影が消えた先を目で追うと、公園の柵の向こうにビンズイの姿が

じっと立ち尽くして動きを観察していると、何かをついばみました。
顔をあげたビンズイのクチバシから白い蜘蛛の糸が伸びていました。






ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

◆ビンズイ - eBird
https://ebird.org/species/olbpip?siteLanguage=ja




耳を澄ますとアキニレの葉の中からチピチピと鳥の声が聞えます。


木のあるほうへそっと近づいて目を凝らすと 
繁った葉の間に何羽ものアトリの姿が見えてきました。
むしゃむしゃと美味しそうにアキニレの実を食べています。



アトリ(花鶏)Brambling 全長約16㎝
スズメ目アトリ科アトリ属




ヒッヒッヒッ ヒッヒッヒッ 澄んだ鳴き声のする方を見上げると
電線にオスのジョウビタキが止まっていました。


オレンジ色の憎いヤツ♡


ジョウビタキ(尉鶲、常鶲) Daurian redstart 全長15cm
スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属


ある秋の日に 公園のはずれの遊歩道を歩いていて見つけた鳥たちです。
わずか50メートルほどの距離で三種もの冬鳥と出会えました。


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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カンムリカイツブリ 幼鳥の目の色は?

2022年11月16日 | カイツブリの仲間

冬羽姿のカンムリカイツブリ 日に日に数を増やしています。
おすまし顔も良いですが、一枚目のように一見ブサイクな表情も進んで撮りたいです。

ところで、この写真のカンムリカイツブリ、光彩の色が淡いピンク色です。
ルビーのような赤い眼だと思い込んでいたのですが、改めて調べてみました。
どうやら今年生まれの若鳥のようです。
日本で繁殖するおなじみのカイツブリでも成鳥と幼鳥では光彩の色が違いますよね。
実際に見たことはないのですがカンムリカイツブリも光彩の色に同じような変化があるようです。







こちらはカンムリカイツブリの成鳥
真っ赤な目が妖しく美しく光ります。




スラリと長い首が輝くように白いカンムリカイツブリ
岸から遠い池の中央を泳いでいても目に付きます。






カンムリカイツブリ(冠鳰)Great Crested Grebe 全長約56㎝
カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属


◆カンムリカイツブリ eBird
https://ebird.org/species/grcgre1?siteLanguage=ja


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