気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ヒシクイ2+マガン1

2023年11月16日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域の溜池にヒシクイ(菱喰)2羽とマガン(真雁) 一羽が飛来しました

渡りの途中で群れからはぐれた三羽なのでしょうか?
寄り添うようにして仲良さそうに過ごしていました
時々、池の周りの農地へ採食に行く以外は、
思い思いに池の浅瀬や中の島で過ごしていました。


左から ヒシクイ ヒシクイ幼鳥 マガン

このマガンにはアイリングがはっきりと確認できます。
【決定版 日本の野鳥650】(平凡社)に「亜種マガン~アイリングの明瞭な個体」と特徴の似た写真が掲載されています。



このヒシクイは、クチバシの先が黄色ですが「成鳥」と断定するには、境目が不明瞭で二年目の個体の可能性もあるのでは?と
 秋田県在住で探鳥ガイドなどもされている知人にアドバイスを頂きました。
 ただ、この部分の色にも個体差があるので、断定はできないとのこと。
 経験と知識豊か、それでいて謙虚な信頼できる方です。
 マガンもヒシクイも群の全体を見渡すと、大きさや羽クチバシなどの個体差は様々と教えて下さいました。

右のヒシクイは、クチバシの黄色が淡く角度によって黒にも見えるので幼鳥です





翼を広げたヒシクイ幼鳥 眠り続けるマガン



ダイサギが近づいてもびくともしないマガン








セイタカシギとヒシクイ

セイタカシギの全長37㎝


ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長78~100㎝
カモ目カモ科マガン属 

◆ヒシクイ 森と水の郷あきた
http://www.forest-akita.jp/data/bird/32-hishi/hishi.html


マガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約65~86㎝
カモ目カモ科マガン属

◆野鳥図鑑〜日本古来から愛されてきた鳥「マガン」 ネイチャーランド能勢
https://natureland-nose.com/bird/news_bird/5792/


ヒシクイ2羽とマガン1羽の三羽連れ。
数日の滞在後、越冬地に向けて旅立ったようです。
無事に仲間たちと合流できるよう願っています。

今日も最後まで見て下さってありがとうございました。


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ヒシクイ 黒いクチバシで

2022年12月11日 | ガン・ハクチョウの仲間

前回登場のマガンの相棒は、ヒシクイです。
マガンより一回り体が大きく、兄貴分と言った風体です
頑強そうな黒いクチバシの先端近くは鮮やかなオレンジ色です。










マガンと同じく、群で越冬することの多いヒシクイですが、このヒシクイもなぜかお一人様
右目を痛めているように見えるのが気になるところです。



ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 


◆ヒシクイの特徴は?
https://er-animal.jp/pepy/24871



オオヒシクイ(大菱喰) 

2022年2月撮影

ヒシクイの亜種・オオヒシクイが昨年、地域の別のため池で越冬。
その間に撮影した写真を三枚






◆オオヒシクイってどんな鳥? 茨城県稲敷市
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html




今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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マガン 白い額の雁

2022年12月10日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域のため池に滞在しているマガンとヒシクイ
今回は、マガンにスポットを当ててみました。

群から離れてヒシクイと行動をともにしていますが、
この朝のは、池の水鳥たちの間に埋もれるように過ごしていました。














相棒のヒシクイ 


マガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約72cm
カモ目カモ科マガン属



2019年撮影

↑ マガンの一番の特徴は「白いおでこ」 英名のwhite-fronted goose、中国名は白額雁、いずれも白い額のガンという意味です。
↓ もう一つ、お腹の黒い縞模様もマガンの特徴です。


2019年撮影

◆マガンってどんな鳥? 美唄市
https://www.city.bibai.hokkaido.jp/site/miyajimanuma/35.html



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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マガンとヒシクイ

2022年12月09日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域のため池にマガンヒシクイが滞在しています。
種の異なるお一人様が2羽寄り添うように行動を共にしています。

通常は、群で行動することの多い マガンやヒシクイ
この二羽がコンビを組むに至るまで どんないきさつがあったのでしょう。









クチバシの黒いのがヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
クチバシがピンク色の方がマガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約72cm


 


撮影時は曇天で色が出ませんでした。
日を改めて晴天時に写真も撮ったので、後日掲載したいと思っています。

アオサギさんと



カルガモと


ヒドリガモ♂と



セグロカモメ?でしょうか?


タゲリ


ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 

マガン(真雁)Greater white-fronted goose 全長約72cm
カモ目カモ科マガン属



◆ヒシクイってどんな鳥? 茨城県稲敷市
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html


◆マガンってどんな鳥? 北海道美唄市
https://www.city.bibai.hokkaido.jp/site/miyajimanuma/35.html



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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米大リーグ 球場に迷い込んだ「アヒル」?

2022年10月14日 | ガン・ハクチョウの仲間

10月8日から12日は 七十二候の『鴻雁来こうがんきたる』

「鴻雁来」は越冬のため日本にガンの仲間が渡ってくる時季を表現しています。
これは、日本に限った話ではなく、太平洋を隔てたアメリカでも同様のようです。

ワールドシリーズ制覇を目指すポストシーズン中のMLBで珍事が起きました。

ドジャース対パドレスの試合の8回裏 一、二塁間後方に突然「アヒル」が飛来。
予想外の場所に迷い込んだ「アヒル」は、その場に座り込んで周囲をキョロキョロ 
しばらくそのままプレーが続けられ、観客席からは笑い声も上がったそうです。


https://twitter.com/Cut4/status/1580405284211929088

リンク先の動画では「duck =アヒル」と紹介されていますが、この鳥はマガン(真雁)です。



「雁行」の言葉通り ガンの仲間は群で隊列を成して上空を飛びますが、
まるで迷子のように1羽だけで飛来するマガンも時々、確認されることがあります。
今回の写真は、2019年の冬 地域の池に飛来した お一人様のマガンです。








他にも過去に地域に単独で滞在していたガンの仲間たち


サカツラガン(酒面雁)


カリガネ(雁金)


オオヒシクイ(大菱喰)


ハイイロガン(灰色雁)


七十二候/鴻雁来こうがんきたる
◆こよみる
https://koyomil.com/kougankitaru/

◆暦生活  
https://www.543life.com/seasons24/post20221009.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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オオヒシクイ 羽ばたき

2022年03月29日 | ガン・ハクチョウの仲間

越冬中のオオヒシクイ 大きな翼をひろげて羽ばたく姿を見せてくれました。

お一人様のオオヒシクイ オオバンの群とマイペースに過ごしています。

多くの仲間たちが北帰行をはじめていますが
この日も旅立ちの気配は感じられませんでした。














「ああ、今日もまだいた」 心配と安堵が入り混じった気持ちで見守っています。




ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 


◆ヒシクイってどんな鳥?
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html



昨日、公園の散策を終えて歩数計を確認すると5555! 5のゾロ目でした。
単なる偶然なのですが、なんとなく縁起が良いような気がするから不思議です。

ソメイヨシノも開花して一分咲き。五分咲きの樹にはスマホをかざした人が集まっていました。
桜の花を見上げる人々の表情は 柔らかく明るく見えました。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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オオヒシクイとオオバン 珍騒動

2022年03月10日 | ガン・ハクチョウの仲間

お一人様のオオヒシクイ この日はオオバンの群の中

大きな体を気にもせず 真っ黒なオオバンの仲間入り
オオバンたちも自然に受け入れているように見えました。






のんびり池を漂っている時 その事件は起きました。
葦原の中からヌートリアの子どもが出てきて スイーっと池を泳ぎはじめました。
赤ちゃんと言ってもいいくらい幼い子供のヌートリアです。



オオバンとオオヒシクイはびっくり仰天! なんだあ!この獣は!!
うわーーーっとばかりに羽ばたいて逃げ出しました。





恐る恐る離れた所からヌートリアの様子をうかがっています。



南米が原産地のヌートリア 北方からやってきたオオバンやヒシクイには未知の生き物だったのでしょう。
イタチなど肉食の天敵と同種の危険生物とみなして避難したのかもしれません。



ヌートリアの親が子供たちを迎えにやってきました。
どうやら巣穴から勝手に抜け出して池を冒険していたようです。
 ↑ 大きなヌートリアの背に二匹の子どもが乗っているのがわかるでしょうか。




ヌートリアが姿を消したのを確認して ようやくオオバンとオオヒシクイに平穏が戻りました。



大きな体で小さなヌートリアの赤ちゃんを怖がる様子は滑稽にも見えましたが
自然界の野鳥たちにはこれくらいの警戒心がないと生き抜いて行けませんね。


ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 

オオバン(大鷭)  Black coot   全長約39㎝
ツル目クイナ科オオバン属


久しぶりにケーニヒスクローネのイチゴパフェを食べました。
神戸の有名なスイーツのお店ですが、コロナ禍で足が遠のいています。
ちなみに店内飲食でも持ち帰りのこの容器で運ばれてきます。



なめらかプリンと生クリームもたっぷり。
ボリュームがあってお腹いっぱいになりました。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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オオヒシクイ お一人様

2022年02月12日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域の池でオオヒシクイが一羽だけ越冬しています。

ガンやハクチョウの仲間は群で行動することが多いそうですが
仲間はおらず、オオバンやカモ、カワウといっしょに過ごしています。

当地では珍しい存在なのでヒシクイかオオヒシクイか 識別できずにいましたが
前回の記事の4羽のヒシクイと見比べて亜種オオヒシクイと判断しました。


初めて見たのは昨年、秋の終わりごろだったと記憶しています。
すぐに抜けてしまうかと思いましたが、予想外の長逗留で愛着が湧いています。



環境になじんできたのか? 顔を覚えられたのか?
行くたびごとに距離が縮まっていくように感じます。

 
鮮やかなだいだい色の足と水掻き 爪は黒いです。



池の周りは田畑が広がっていて落穂ひろいだけでなく「ひこばえ」から育った二番穂などを食べているようです。
上陸する際にはオオバンやカモたちに交じって採食しています。








ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 


冬に日本に渡来するヒシクイ(種)は、亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイに分けられるそうです。
      ↓ 前回の記事からヒシクイを再掲載
      


☟ クチバシが太く短い 亜種ヒシクイ


☟ 亜種オオヒシクイ 上の個体と比べてクチバシが細く長いです。



ヒシクイとオオヒシクイの見分け方など詳しい解説が載っています。

◆ヒシクイってどんな鳥?
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html



先日、家でたこ焼きを作って食べたのですが
タネを多く作りすぎてタコが足りなくなってしまいました。
代わりに魚肉ソーセージをちぎって入れてみたのですが、
これが予想外に美味しくて! タコ焼きとはひと味違った旨味がありました。
次回からは、タコだけでなく魚肉ソーセージ入りも作ることにします。
タコよりずっとお値段も安く家計にやさしいのもうれしいところです。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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ヒシクイ・カルテット 

2022年02月11日 | ガン・ハクチョウの仲間

この冬はヒシクイが4羽 広大な溜池に滞在していました。

池の真ん中あたりにいると遠く小さくしか観られませんが
幸いこの日は岸からそれほど遠くない水面に浮いていました。


人間がやって来たので警戒モード ヒシクイたちから品定めされています。







危険人物ではない、と判断してくれたのはうれしいですが、
安心したヒシクイは寝姿ばかりで動きがありません。



小春日和であたたかく もうどうにも眠くって眠くって・・・



なんとか4羽そろって写せました。
このヒシクイたちも二月に入ると池から姿を消しました。
繁殖地に向けて旅立っていったと思われます。



ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 

越冬するため日本に渡来するヒシクイ(種)は、亜種ヒシクイと亜種オオヒシクイに分けられるそうです。

☟ 今回の4羽はクチバシが太く短いので亜種ヒシクイではないかと思っています。


↓ 亜種オオヒシクイ 上の個体と比べてクチバシが細く長いです。


次回は、このオオヒシクイのお話になります。


ヒシクイとオオヒシクイの見分け方など詳しい解説が載っています。

◆ヒシクイってどんな鳥?
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html


いつも閲覧して下さってありがとうございます。
オミクロン株の感染者が当地でも日増しに増えていきます。
いつどこでかかってもおかしくないような状況ですが、幸いにも今のところ家族全員 感染を免れています。
みなさまもどうぞお体大切にお過ごしくださいませ。

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ハイイロガン 近く遠く

2022年01月17日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域のため池に滞在していた一羽のハイイロガン
一時期は岸から近い小島のある池に居を移していましたが、
またまた元いた大きな池に戻って 遠くから眺めることになってしまいました。

他のガンの仲間に比べて灰色っぽいことから灰色雁の名がついたそうですが、
グレージュと呼べそうな羽の色でした。













翼をひろげた姿は広大な池で遠くからの撮影となりました。





ハイイロガン(灰色雁) Graylag goose全長約84㎝
カモ目カモ科マガン属


中央ヨーロッパから南シベリアの東部に分布する代表的な大形ガンの一種。
日本への渡来は稀で「迷鳥」とされています。
体色が他のガン類に比べて灰色っぽいことから灰色雁の名が。
ハイイロガンのクチバシと足は、ヨーロッパの亜種は橙(だいだい)色、
               南シベリアの亜種はピンク色を帯びているそうです。
 参考:日本大百科全書(ニッポニカ)


※下記にリンクしたロサンゼルスの動画に登場するハイイロガンはヨーロッパの亜種。
投稿写真のハイイロガンのクチバシはピンク色で、シベリアの亜種ではないか、と推測されます。

◆ハイイロガンのマリアは人気者 | ナショナルジオグラフィック
https://www.youtube.com/watch?v=jtSnaiAFOf4

ハイイロガンのマリアは、ドミニクさんの運転するバイクの後を飛びながらついてくるまでに!





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天然記念物 ヒシクイ

2022年01月03日 | ガン・ハクチョウの仲間

地域の池に 大型のガンの一種・ヒシクイが滞在しています

夏にシベリアで繁殖し 日本や中国に渡って越冬するヒシクイたち
日本でもかつては狩猟対象でしたが 乱獲などにより生息数は減少
 1971年(昭和46年)国の天然記念物に指定され保護されることになりました。


水生植物・ヒシの実を好んで食べることが和名の由来です。
英名 Bean goose は豆も食べることに由来しているのでしょう。
硬い殻でも頑丈なクチバシで割って食べることができるのですね。








岸に上がって日光浴をしていたカワウの群といっしょに飛び立ちました。
上空でカワウたちとわかれ 三度ほど頭上を旋回して200mほど離れた別の池に降りました。






ヒシクイ(菱喰)  Bean goose 全長80~100㎝
カモ目カモ科マガン属 

オオバン(大鷭)  Black coot   全長約39㎝
ツル目クイナ科オオバン属


ヒシクイとオオヒシクイの見分け方など詳しい解説が載っています。

◆ヒシクイってどんな鳥?
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/menu/donna.html


オオヒシクイの越冬地として知られる 茨城県稲敷市(いなしきし)では
霞ヶ浦に飛来するオオヒシクイの保護活動を続けているそうです。
2021年末で200羽を越すオオヒシクイが越冬しているとのことです。

◆稲美干潟のオオヒシクイ
http://relaxbach.sakura.ne.jp/hisikui/index.html



最後まで見ていただきありがとうございました。

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ハイイロガン いつも遠くに

2021年11月21日 | ガン・ハクチョウの仲間

10月初旬、地域の広大なため池に一羽のハイイロガンがいると大きな話題になりました。

伝え聞くところによると、どうやら7月中旬頃からこの池に滞在していたらしいのですが、
日本での観察例が少ない珍しい渡り鳥で、当初はマガンの幼鳥と誤認されていたようです。
一時期は東海地方や首都圏ナンバーの車も来るほど 多くのバーダーさんで賑わいましたが
岸から遠い中の島にいることが多く、最近ではブームも沈静化して訪れる人もまばらです。




運良く飛翔姿を見事に撮影した方もいらっしゃるそうですが、私は機会に恵まれません。
たびたび用事のついでにハイイロガンの様子を見に立ち寄るのですが、いつも遠くから眺めるばかりです。







曇り空の方が、大気の揺らぎが少なくいくぶん見やすい写真が撮れるように感じます。


名前の由来にもなった灰色の翼がわずかに見えました。
太陽の光を受けて銀色に輝くかのようです。








このまま越冬する可能性もありそうです。
また折をみてハイイロガンの様子を見に行ってみます。

ハイイロガン(灰色雁) Graylag goose全長約84㎝
カモ目カモ科マガン属


中央ヨーロッパから南シベリアの東部に分布する代表的な大形ガンの一種。
日本への渡来は稀で「迷鳥」とされています。
体色が他のガン類に比べて灰色っぽいことから灰色雁の名が。
ハイイロガンのクチバシと足は、ヨーロッパの亜種は橙(だいだい)色、
               南シベリアの亜種はピンク色を帯びているそうです。
 参考:日本大百科全書(ニッポニカ)

※下記にリンクしたロサンゼルスの動画に登場するハイイロガンはヨーロッパの亜種。
投稿写真のハイイロガンのクチバシはピンク色で、シベリアの亜種ではないか、と推測されます。

◆ナショナルジオグラフィック 散歩のお供をするハイイロガン
https://www.youtube.com/watch?v=rf78M71BtvE

アメリカの公園に暮らすハイイロガンのほほえましい行動が、世界各地で話題を呼んでいます。
ロサンゼルス在住のドミニクさん、毎週土曜日に公園のカフェで朝食を食べた後、湖の周りを1周散歩するのが楽しみです。
しかしある日、そんなドミニクさんの後をつけまわすものがあらわれます…。それはマリアという愛称のハイイロガンでした。


今日も見ていただきありがとうございました。
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コハクチョウ幼鳥

2020年12月21日 | ガン・ハクチョウの仲間

内陸の池で越冬するコハクチョウ

今年は例年より数が少なく 近くに泳いでいたのは5羽でした。

そのうちの一羽は まだ灰色の羽が残る幼鳥でした。





幼鳥は翼の羽軸も灰色なのですね。


クチバシの基部もまだ白色 成長になると鮮やかな黄色に変わります。



コハクチョウ(小白鳥)Tundra swan 全長約120cm
カモ目カモ科ハクチョウ属

用事のついでに短時間立ち寄っただけなので羽ばたきや飛翔は見られませんでしたが
のんびりと羽の手入れをしてくつろぐ表情が見られたので◎!



オナガガモ♂ 尾羽の先もすらっと伸びてきました。

オナガガモ(尾長鴨) Northern Pintail 全長♂約75cm ♀約53cm
カモ目カモ科マガモ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
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酒面雁(サカツラガン)

2019年12月30日 | ガン・ハクチョウの仲間

頬のあたりが淡褐色な「酒面雁」 

お酒に酔って ほんのり赤くなったように見えるのが名前の由来

大型でクチバシと首が長く ハクチョウのような体型のカモの仲間です

まれな旅鳥として少数が渡来 マガンやヒシクイの群れのなかに単独でいることが多いそうです

今日も未投稿の中から掲載です














頭頂から後頸にかけて黒褐色

※2019年1月撮影
2018年12月から数週間滞在 いろいろな姿を見せてくれました
電柱を超えるほどの高さを 低空飛行で一直線に飛ぶ姿は圧巻
一度だけ見た雄大な飛翔姿も忘れられません
シャッターを切るのも忘れて見惚れてしまいました


サカツラガン(酒面雁)Swan goose 全長約87㎝
カモ目カモ科マガン属



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コハクチョウ お口の中は?

2019年12月21日 | ガン・ハクチョウの仲間

繊細で優雅なイメージのハクチョウですが

観察しているとユニークな動きや表情も見せてくれます

やはりカモの仲間なのだと 実感できました

体が大きく首が長いだけに 動きも豪快!










「うがい」のような行動 口の奥まですすいでいる感じでした


長い首をしならせて恐竜を連想させました


最後はおすましポーズ


コハクチョウ(小白鳥)Tundra swan 全長約120cm
カモ目カモ科ハクチョウ属



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