気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

コゲラ セレクション

2021年06月30日 | キツツキの仲間

コゲラの撮影は木をつついている姿が多くなりがちですが
今回はちょっと雰囲気が違う写真を集めてみました。



側頭部の両側に赤い羽根 オスの徴です。
コゲラは時折 木に顔を寄せて目を閉じて中の音を聴くようなしぐさを見せます。
内部に潜むの虫の音を聴いているようにも見えるのですが、実際にはどうなのでしょう?


じっと空を見上げていました。天敵を警戒?


幹に空いた丸い小さな穴もコゲラが開けたものでしょうか。
ヒナ換羽中の幼鳥かとも思うのですが、確信が持てません。


背中の羽にうっすらとレースのような白い羽を被って見えます。


羽繕いを始めました。

コゲラの幼鳥は成鳥より色がぼんやりして見えるそうですが、私はいまひとつ自信が持てません。
クチバシの根元に黄色い部分が残っているので見分けています。


コゲラ(小啄木鳥) Japanese Pygmy Woodpecker  全長約15cm
キツツキ目キツツキ科アカゲラ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
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6月の木の花

2021年06月29日 | 花や昆虫 2020~

タイサンボク(泰山木)
ひときわ大きな白い花から 甘く優しい香りが漂ってきます。

タイサンボクの花の中にメジロがとまっている写真が 数年前に買ったバードウォッチング雑誌に載っていました。
「親指姫」と題された読者の方からのその投稿写真は、絵本の挿絵のようにメルヘンチックでした。
私もいつかそんな場面を観られたら・・・と期待しつつ 芳香に誘われ大輪の花を見上げています。



●ヤマボウシ(山法師)
白い花のように見える部分は総苞 (そうほう) と呼ばれ、葉が変化したものだそうです。


●スモークツリー 別名・煙の木
雌雄異株(しゆういしゅ)の樹
花後にスモーク状になるのは雌株の方だけで、雄株ではだ花柄は伸びず、煙状にはならないそうです。


●ハゼノキの花でしょうか?
冬にこの辺りでジョウビタキが実を食べている所を撮った覚えがあります。
この写真ですが、どうでしょう?ハゼノキの実でしょうか。


●クロガネモチ

?何の木の花でしょう? ほんの数mmの小さな花でした。
ご存知の方はぜひ教えてください。

神社の境内に植えられていました。 
葉っぱに見覚えがあるような気もしますが名前がわかりません。

※ふくろうさん、いけりんさんよりクロガネモチの花と教えいていただきました。
お二人ともご親切にありがとうございます。おかげさまでスッキリできました。


クロガネモチと言えば、冬にレンジャクが赤い実を食べていたあの木です。
どうりで葉っぱに見覚えがあるはずですね!




数年前に淡路島で撮った花の名前をイケリンさんのブログで知ることができました。
イケリンさん、いつもありがとうございます。
↓一枚だけ撮った画像も 整理していてやっと見つけ出せました。

●フェイジョア
花弁は内側が淡い紅色、外側が白色の4cmほどの花。長く赤い雄蕊が目立ちます。

この花は糖分を含んでいて食べると甘いとか。ヒヨドリが大喜びで食べそうですね。

果実にはパイナップルとバナナ、イチゴをあわせたような芳香があるとのこと!
生でも食べられますが、ジャムやゼリーなどの加工食品、果実酒などにも利用されるそうです。

◆フェイジョアの育て方・増やし方・食べ方徹底解説! 自分で育ててみよう!Garden story
https://gardenstory.jp/plants/44022

◆人気の果樹 フェイジョア
https://lovegreen.net/gardentree/p98311/


6月の散策で見つけた木の花を並べてみました。
いつも見ていただきありがとうございます。
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思い出のタマシギ

2021年06月27日 | シギの仲間 2018~

目のまわりの白い模様が勾玉(まがたま)のように見えるのが「タマシギ」の名の由来だそうです。

メスはオスより鮮やかで目立つ羽色をしています。
繁殖形態は一妻多夫 オスが抱卵から育雛まで一手に引き受けます。

昨年5月の緊急事態宣言時 近場の田んぼ巡りで運よく会えたタマシギのペア
代搔き直後の田んぼで見つけた時の驚きと喜び いまでも鮮明に覚えています。











タマシギは警戒心が強く臆病な鳥ですが
背後を巨大なトラクターが通っても気にならない様子でした。


タマシギ(珠鷸・玉鷸) greater painted snipe 全長:♂22cm ♀26cm
チドリ目タマシギ科タマシギ属

◆タマシギの繁殖生態「一妻多夫?」|山階鳥類研究所
http://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/tamashigi.html

最後まで見ていただきありがとうございました。
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風に乗ってセッカの声が

2021年06月26日 | セッカ
ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ・・・ジャッ ジャッ ジャッ・・・

田園地帯を車で走っていると 風に乗ってセッカの鳴き声が聞こえてきます。

セッカは、草原や農耕地に生息するスズメより小さな鳥です。
繁殖期のオスは せわしなくさえずりながら縄張り内を飛び回っています。
セッカは一夫多妻 オスはテリトリー内にいくつも巣を作ってメスを呼び寄せます。






セッカのクチバシの内側は真っ黒に見えます。

これは繁殖期の雄だけに見られる特徴とのこと。
婚姻色なのでしょうが、「お歯黒」とは変わっていますね。


セッカはススキやチガヤの穂を集めて 丈の高い草むらにひっそりと巣をつくります。
雪のように白いチガヤの穂を口にくわえて飛ぶ姿から「雪加」の名がつけられたという説もあります。

セッカ(雪加、雪下)Zitting Cisticola  全長約13cm 
スズメ目セッカ科セッカ属

▼バードリサーチ さえずりナビ セッカ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/96

車窓からセッカの鳴き声は聞けましたが、事情により撮影はできないので過去に撮った画像を再編集しました。

徒歩で散策中に川沿いで見つけたチガヤ




◆自然探訪 チガヤ 国立森林研究所
https://www.ffpri.affrc.go.jp/snap/2014/4-chigaya.html

最後まで見ていただきありがとうございました。
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6月の路傍の花 

2021年06月25日 | 花や昆虫 2020~

ツルニチニチソウ(蔓日々草)

町工場の敷地から道沿いの草むらへと伸びていました。
昨年も一昨年も同じところで花を見かけました。
繁殖力の強い植物のようです。

6月に道端で見かけた花々です。
短時間の散策を数日分なので すでに花期の終わっているものもあります。



ゼニアオイ(銭葵)
原産地はヨーロッパの地中海沿岸 江戸時代に中国を経由して日本に渡ってきたそうです。
花の大きさが一文銭くらいの大きさなのでこの名がついたとか。


カタバミ(片喰)


ムラサキカタバミ(紫片喰)


キクノハアオイ(菊葉葵)
直径1㎝ほどの小さな朱色の花です。


ムラサキツユクサ(紫露草)


コメツブツメクサ(米粒詰草)
「なんだか早口言葉みたいな名前だなぁ」と毎回感じます。


6月は旧暦の和風月名で「水無月(みなづき)」と呼ばれます。
梅雨時で雨量が多いはずなのに なぜ「水が無い月」と表すのか 学校で習った際、不思議に感じた記憶があります。
由来には諸説あるそうですが、水無月の「無」は「の」を意味する連体助詞「な」であり「水の月」であるとする説が有力だそうです。

◆暦の中のことば 和風月名 国立国会図書館
https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s8.html

最後まで見ていただきありがとうございました。
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蝶とペンタス・薔薇

2021年06月24日 | 花や昆虫 2020~

モンキアゲハ(紋黄揚羽)
後翅に黄色の紋があるのでモンキアゲハの名前がついています。

でも、この写真のモンキアゲハの紋は黄色くありません。
成虫になって間もないころは白い色をしているそうです。

ペンタス 花びらが5枚で星のような形をした小さな花です。
他に赤と白も咲いていましたが、蝶が蜜を吸うのはなぜかピンクの花ばかり。


撮りためたバラの写真の中から

花びらの色と質感をそのまま写せたお気に入りの一枚
















最後まで見ていただきありがとうございました。

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メジロ 真っ赤な花の蜜を

2021年06月22日 | メジロ

ブラシの木の花が満開!! 深紅の花が咲き乱れていました。

奇抜な形の花の中には 甘い蜜がたっぷりあるのでしょう。
メジロたちが次々と飛来して満喫していました。




2019年6月撮影
ブラシの花木にやってくるメジロを見たのは初めてでした。
その愛らしさに心を奪われ 気がつけば 4時間近くこの場にとどまっていました。
写真は山のように撮ったので、来年は観察をメインに再訪したいです。











メジロ(目白・繍眼児)Japanese White-eye 全長約12cm
スズメ目メジロ科メジロ属



昆虫の卵のようにずらっと枝に並ぶブラシの木の実
年々咲く花が結実して、実は何年分も枝に残っていくそうです。
乾燥地帯の植物ならではの特性とのことです。


ブラシの木
オーストラリア原産。開花期は5~6月、
和名は、花槇(はなまき)金宝樹(きんぽうじゅ)
花の形がビンを洗うブラシにそっくりなので、英語ではボトルブラッシュと呼ばれるそうです


◆季節の花300 ブラシの木
http://www.hana300.com/burash.html

最後まで見ていただきありがとうございました。
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ツマグロヒョウモン♀♂ カラーの花

2021年06月20日 | 花や昆虫 2020~

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)のメス↑ とオス↓

幼虫はスミレ類の葉を食べて育つとのこと。
プランターにパンジーやビオラを植えていた年は 
我が家の狭い庭にもよく舞い込んできたおなじみの蝶です。



数年前にキャノンのX7iで撮った懐かしい写真です。
事情によりほとんど撮影に出られない日々なので、この機会に溜まった画像を整理しています。
お気に入りの写真を編集して 随時、載せて行こうと思います。


公園のカラーの花 水遣りの直後で水滴が輝いて見えました。







色鮮やかで花に見える部分は花ではなく、ガクだそうです。
水芭蕉と同じですね。いずれもサトイモの仲間とのこと。


ガクにくるまれた黄色いきりたんぽみたいなのが花でしょうか?

昆虫エクスプローラー ツマグロヒョウモン
https://www.insects.jp/kon-tyotumaguro.htm

最後まで見ていただきありがとうございました。
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キビタキ 高らかに歌う

2021年06月19日 | ヒタキの仲間 2021~

渾身の歌声を聴かせてくれたキビタキ 2019年初夏の撮影です。

喉や腹部をふくらませ背中の羽を逆立たせ あたかも一流のオペラ歌手のような風格です。

日本三鳴鳥~コマドリ、ウグイス、オオルリ~には名を連ねていませんが、いずれ劣らぬ美しい歌声です。




歌の合間には 周囲への警戒をおこたりません。


縄張り宣言やメスにアピールするためのさえずりは 天敵をもひきつけてしまうのでしょう。
文字通り 命がけの熱唱です。









キビタキ(黄鶲) Narcissus Flycatcher 全長約14cm
スズメ目ヒタキ科キビタキ属


◆バードリサーチさえずりナビ キビタキ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/104

◆キビタキ(1)さえずり - Narcissus Flycatcher - Wild Bird - 野鳥 動画図鑑
https://www.youtube.com/watch?v=oRiIBYWOlSo


最後まで見ていただきありがとうございます。
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子スズメとサクランボ

2021年06月17日 | スズメ

真っ赤に熟したサクランボ じょうずにくわえた子スズメ一羽
黄色いクチバシも愛らしい 春生まれのおさなごです。
美味しいものの在処を心得て たくましく生きています。

近くの枝には巣立ち後間もない子スズメたちも見られました。
葉陰に隠れるようにしてひっそりと親の帰りを待っています。







気丈な顔つきをしていましたが
親の帰りが遅いと だんだんと泣き出しそうな表情に



「我と来て 遊べや 親のない雀」
あまりにも有名な小林一茶の句は ちょうど今頃の時期に詠まれたものなのでしょう。


スズメ(雀)Tree Sparrow 全長約15㎝
スズメ目スズメ科スズメ属

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アジサイ日和

2021年06月16日 | 花や昆虫 2020~

5月16日に異例の早さで梅雨入りしてから一ヶ月経ちました。
大雨や長雨を心配していましたが 晴天の中に適度に雨の日が混じって今のところは過ごしやすいです。
今日は昨夜からの雨が降り続いていますが 明日はまた晴れの予報なので洗濯物もパリッと乾くでしょう。

事情により昨年に続き今年もアジサイを見に行けないので 2019年撮影分から投稿です。
こうして数年前に撮った写真をじっくり見直すのもいいものですね。
次の機会にはこんなふうに撮りたい、という目標や意欲も湧いてきます。
















来年こそは笑顔で鳥見や花見を楽しめますように!
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モミジの種とメジロ

2021年06月15日 | メジロ

青紅葉の中 メジロが枝から枝へ飛び回っていました。
新緑の中でメジロは保護色になっています。

翼果と呼ばれるモミジの種も赤く色づき始めていました。




メジロ(目白・繍眼児)Japanese White-eye 全長約12cm
スズメ目メジロ科メジロ属


モミジやカエデの仲間の種は 「翼果」と呼ばれ竹とんぼのような形をしています。
クルクルと回転しながら地上に落ちていきます。
滞空時間を長くすることで風に乗って少しでも遠くに運ばれるための仕組みだそうです。


真っ赤に色づいた翼果


季節外れですが真っ赤なモミジも一枚

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昇り藤~ルピナス

2021年06月14日 | 花や昆虫 2020~
フジを逆さまにしたような花だな~と思っていたらノボリフジ(昇藤)の別名が。
枝豆に似た大きなさやがぷっくりと実っていました。
このルピナス豆は品種によっては食用にもなるそうです。
地中海地方では塩ゆではビールのおつまみの定番とか。おいしそうですね!
和名はハウチワマメ(葉団扇豆) 
天狗の葉団扇みたいな形の葉っぱに由来するそうです。
(参考:ウイキペディア)








同じ花壇に咲いていたポピー





私が子供の頃 ポピーと言えば黄色や橙色が定番でしたが
最近ではこのピンクや赤のポピーが主流のようです。

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思い出のアオバズク

2021年06月12日 | フクロウの仲間
夏鳥として日本に渡ってくるアオバズク

古木の樹洞に営巣するので 街中の社寺林や城址公園などで見られることも

一昨年に撮影。写真はオスで、メスが抱卵中と思われたので投稿を控えていました。
その後、再訪することもなく、記事も下書きのまま忘れかけていました。

原因はわかりませんが、残念ながらこの年は雛の巣立ちが見られなかったようです


◆キャノン 野鳥図鑑  アオバズク
https://global.canon/ja/environment/bird-branch/photo-gallery/aobazuku/












2019年 初夏撮影

◆バードリサーチ さえずりナビ アオバズク
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/47


アオバズク(青葉木菟)Brown hawk-owl 全長約30㎝
フクロウ目フクロウ科アオバズク属


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ギョギョシ ギョギョシ

2021年06月10日 | ヨシキリ

ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ ケケシケケシケケシケケシ・・・

オオヨシキリのにぎやかな鳴き声が風に乗って遠くから聞こえてきます。

ここ数日 真夏日が続いて 熱中症への警戒が呼びかけられています。
炎天下でも熱唱を続けるオオヨシキリ 暑さに倒れることはないのでしょうか?
ついついわが身に置きかえて要らぬ心配をしてしまいます。





頭上から聞こえるギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ 
高い枝に止まって青空に向かって鳴いていました。


遠くの葦の穂でもギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ 


▼バードリサーチ さえずりナビ オオヨシキリ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/99

オオヨシキリ(大葦切)Great reed warbler 全長約18cm
スズメ目ヨシキリ科ヨシキリ属


葦の茂みの奥を何かがゴソゴソ移動していきます。

目を凝らすとゴイサギが1羽。
昨年も一昨年もこの場所でゴイサギにあっています。同じ個体かもしれませんね。

最後まで見ていただきありがとうございました。
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