関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

地元の財産ーペレット工場視察

2008年09月12日 | 活動報告

 11日(木)、櫛引地区にあるペレット製造会社、「グリーン渡会」を視察しました。
 同社には、今春始めて見学させて頂きましたが、今議会一般質問でペレット活用について取り上げたことの報告も兼ねて、改めて常務さんと担当者の方に会って頂きました。

 同社の、庄内砂丘の黒松を原料にしたペレットは、非常に火力が高く、恐らく全国トップレベルの性能と思われます。
 黒松は、出羽庄内森林組合が県から引き取ったものを買い取るものですが、残念ながら県が払い下げ(?)る量が決まっていますので、今後の生産拡大も限界があります。

 一方、鶴岡市は、林業振興施策の一環として、同社に「杉を原料にしたペレット」の製造試験を依頼しており、その事業での同社の取り組みの進展が期待されます。

 今のところペレット製造は、余り割の良い仕事では無いようですが、春に伺った時に社長さんは、「地域の資源を活かした社会貢献と思ってやっている」とおっしゃっていました。
 また同社は、地元の鉄工会社と共同で農業用ペレットボイラーを開発、今、地元はもちろん全国から注文が殺到しているといいます。
 
 全国に発送されるペレットボイラー

 これらの事業は、地域の資源を活かして、雇用も産みだし、100%地元の会社であることから事業の成果も地域経済に還元されます。
 一つの民間企業ではありますが、地域経済振興に役立つ事業は、市としても重視する必要があります。

 もちろん、私とも共産党とも縁もゆかりも無い会社ですが、「地域のためになるなら何でもご覧下さい」と何度も会って下さるという姿勢には感服しました。
 今後のご発展を期待しています。

新開発の農業用ペレットボイラー