関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

多重債務は大変です。

2008年10月10日 | 活動報告

 国保大会から戻って来た翌日、知人から、「ご夫婦で大変困っている人がいるので、相談に乗って欲しい」とご連絡をいただき、お会いしてお話を聞いてみると多重債務のことでした。
 2千万円近い住宅ローンの残債の他に、800万円ほどの借金があるということで、年金といくばくかのパート収入で払える額ではありません。


 しかし、5社のサラ金からの債務は、10年以上前から続いているものもあり、「過払い」になっている可能性があります。
 サラ金の「取引履歴」の確認で残債(又は債務の有無)を明らかにすれば、自己破産以外の選択肢が出てくるかも知れません。
 借金の整理には、費用をかけずに自分で取り組める、「特定調停」という方法があります。まずこの方法を念頭に、裁判所に話しを聞きに行ってもらうことにしました(毎日午後からおこなっています)。

 それをススメながらも、弁護士など法律の専門家にに依頼するのが一番いいので、知人である良心的な弁護士の事務所に連絡してみましたが、「1ヶ月半ほど後になる」とのこと。
  こういう相談が殺到している訳なので仕方ありません。

 同時に、事務所では、「明日、定例の無料法律相談の日になっている」と教えてくれましたので、早速主催者である共立社鶴岡生協に問い合わせてみました。
 しかし「既に予約で一杯」とのこと。残念。

 そこでもう一度腕組みをして考えてみると、「そう言えば、司法書士会による無料相談があったハズ」と思い出して、資料をめくってみると、なんとそれが明日ではありませんか。
 
 相談者の方にそのことをお知らせし、翌日無料相談に行ってもらったところ、「丁度若手の先生が『勉強も兼ねて取り組みたい』と親切にアドバイスしてくれて、費用の支払い方法も相談に応じてくれるということなので、お願いすることにした」ということでした。

 法律的な整理が進んでも、借金に慣れた生活が改められなければ解決はできませんので(これが結構大変です)、この相談の解決もまだまだ緒に着いたばかりですが、とりあえずうまく事が運んだことにホッとしました。

 多重債務問題の議会質問
 http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=editentry&eid=c99b26c24f157c1c76835d1433aea002  


国保大会で青森へ

2008年10月08日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 8日(水)9日(木)第55回国民健康保険東北大会参加のため青森市に行きました。
 国保東北大会に参加するのはこれで3回目ですが、前回、前々回と同様の感想を持ちました。(07年10月25日ブログ)


 大会には、来賓として津島雄次衆議院議員も参加していて、「国会議員を代表して」挨拶を述べていました。
 その中で氏は、「長寿医療制度は、確かに国民に理解されていると言うにはほど遠い」と言いながら、「制度を元に戻したりしたら大変なことになる。7割の人が保険料が元に戻ってしまう。皆さんは理解されていると思うが」などと言っていました。
 
この方が津島氏。困った人だ。

 後期高齢者医療制度に移行したことによって、一定の人が(「7割」だという根拠は厚労省も示していない)保険料が軽減されましたが、それは国民の怒りに押されて「経過措置としての保険料軽減」をとっているからです。
 経過措置期間中にことであり、その後は年々上がっていくことは厚労省も認めています。
 制度を元に戻したとしても、軽減分をそのまま支出すればいいだけのことです。
 来賓には高橋ちづ子衆議院議員(の代理)も出席しているのに、こんな勝手な見解を「国会議員代表」が述べるとはおかしな話しです。
 そもそも、このような国会議員一人だけを「代表」として扱う、主催者の発想が問題です。

 国保大会は今日一日で終わりましたが、日帰りする距離ではないので今日は青森市内に宿泊します。



日曜日は、地域活動

2008年10月05日 | 活動報告

 5日(日)は、地域での活動にいろいろ参加しました。

1)朝7時から 小学校「早朝清掃」。子どもたちの清掃では手が届かないところを保護者の力で掃除します。
 私は、教室と廊下の高いところの窓拭きを担当しました。
 外側の窓となると、窓から身体を乗り出しての作業となります。私は「絶対落ちないぞ!」と念じながら慎重に取り組みましたが、皆さんくれぐれも気をつけてもらいたいものです。
 しかし、本当に危ないところは行政でやる必要があるし、校舎設計時に、清掃も考えた造りにならないものかなあと思いました。
 何しろ保護者はプロではありませんし、かなりの二日酔いを押して参加して下さる「真面目な」友人も見受けましたから。

2)8時から、第一学区町内対抗ソフトボール大会。
 これは趣味の活動ですが、大会自体は、地域の親睦のための大変重要な取り組みの一つと思います。

3)昼から、子どものスポ少のレクレーション、「芋煮会と磯釣り」。
 この時間におこなわれた「ダルク」の講演会に参加したかったのですが、いつもスポ少にお世話になっておきながらなかなか活動に参加できていないものですから、今回は「親の務め」を優先しました。
 型の良いキスが6匹釣れましたし、海を眺められてα波がたくさん出た感じでした。


4)19時から、町内会のソフトボール大会反省会。
 反省会に先立って18時から、県の担当者の方を呼んだ自然保護関係の学習会があったのですが、炊事に、翌日の準備などあって、これは参加できませんでした。
 反省会は、「おつきあい」で終わればいいところですが、皆さんとワイワイやっているのが楽しく、十分に堪能してしまいます。マズイなあ。

 今日もアッと言う間に終わりましたが、楽しい一日でした。


第二中学校竣工式・祝賀会

2008年10月04日 | 子育て・教育

 4日(土)、鶴岡第二中学校の新校舎竣工式と竣工祝賀会に市議会厚生文教常任委員として出席しました。

 同校校舎は、昭和33年から37年にかけて建築されたもので、何と50年も前の建物です。
 保護者や地域住民の方々が、平成7年に校舎改築期成同盟会を設立して運動した結果、平成16年に改築が決定して平成18年6月着工、今年8月のグランド完成で竣工となったものです。
 「何とかして!」と悲鳴が上がってから完成まで13年も要したということです。

 校舎は、沢山の木が使われていて暖かみがあり、窓が多くて明るく見通しが良い他、地熱回収方式による24時間換気、冬期間に教室で暖めた空気を屋内運動場に回す簡易床暖房、雨水利用など高い機能を備えているといいます。
 

 前にも書きましたが、合併前の旧町村では建設から30年ぐらいで大規模改修をおこなっており、50年間も校舎に手をかけずにきているのは旧鶴岡市だけです。
 富塚市長もそのことにはさすがに胸が痛むらしく、式辞の中で「申し訳なく思っておりました」というようなことをボソボソッと述べていました。

 ともあれ、待ちに待った校舎が立派なものとなって、関係者の方々の喜びは格別のようでした。
 乾杯の後、先生方に生徒の様子などいろいろ伺うことができて大変有意義でした。
 当然ながら校舎が新しくなっても、学校は苦労の毎日です。
 「新しい校舎をつくってあげる」というのではなく、「老朽校舎で苦労をかけることのないように」するのが政治の務めと改めて思いました。

 それから、竣工式に加藤紘一代議士本人が来て来賓祝辞を述べただけでなく、祝賀会にも出席して祝辞をおこない、暫く歓談していたのが目を引きました。
 さすがに政治的な内容ではありませんでしたが、いつもと同じような「上から目線」のお話で、子どもにも、大人にも、響くものは無かったのではと思って聞いていました。
 「総選挙が近いんです」ということは伝わったと思いますが。


市制施行記念式典

2008年10月01日 | 市政全般

10月1日(水)、「平成20年度鶴岡市市制施行記念式典」に出席しました。
 
 富塚市長は式辞の中で、やっぱり、先端生命科学研究とそれに基づく産業振興の意義を力説していました。「鶴岡の命運は先端研が握っている」と言わんばかりです。

 その後、市表彰条例に基づいて10人の方々が表彰されました。
 20年以上も民生児童委員を務めた方、社会福祉協議会や、町内会連合会の活動に尽力された方など、長年の功績は本当にご苦労さまと思いました。

 表彰の後、東北公益文科大学学長の「公益に資する人材育成を目指して」と題した記念講話もありました。
 「公益学とは何かということを経済学者の立場から説明する」と言うことで、「マルクス経済学」を囓った私としては意気込んで聞き入りましたが、何しろ30分のお話ということで、アダム・スミスの古典的な経済学を簡潔に教えて頂いたところまでで終わりました。
 これから庄内の思想界に影響を及ぼすであろう先生のお説は、改めて勉強させて頂こうと思いました。

 乾杯からお開きまでは1時間ほどしかありませんで(よくこれで3千円も取るもんだ)、私は例によって「最初の二皿」に箸をつけると、出席者の方々への「お酌」に向かいました。

 表彰を受けた方々の体験談など聞けて、大変有意義でした。