おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

鮭の粕汁

2016年02月19日 14時02分59秒 | 汁ものレシピ
◆鮭の粕汁 レシピ

  

   薬膳講座で作りました。
   体を温め、消化を助けます。

[材 料]
だし       4カップ
酒粕       100g
生鮭       大2切れ
油        少々
大根       150g
にんじん     80g
油揚げ      1枚
ねぎ       1/2本
みそ、薄口しょうゆ 各大さじ2
万能ねぎ     2本 

[作り方]
①鮭は軽く塩をふり、食べやすく切って、フライパンで焼く。
 (ロースターでもよい)
②大根、にんじんは皮ごと厚めのいちょう切りにする。
 油揚げは湯通しして、短冊に、ねぎはぶつ切りにする。
③酒粕は分量外のだしでゆるく溶いておく。
④鍋にだしと①、②を入れてやわらかくなるまで煮る。
 酒粕を味噌こしを使って溶き入れ、みそとしょうゆで味を
 ととのえる。
⑤お椀に盛って、万能ねぎの小口切りをふる。

【効能】 鮭(甘温/脾胃/温裏)
      ねぎ(辛温/肺胃/辛温解表)
      大根(辛甘凉/肺胃/順気消食)
       にんじん(甘平/肺脾/補血)
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百合根となつめのお粥

2016年02月19日 13時53分06秒 | ご飯レシピ
◆百合根となつめのお粥 レシピ



  薬膳講座で作ったお粥です。
  気を補い、心を穏やかにします。
  もちろん、消化しやすく、疲れた時に。

[材 料]
米         3/4カップ
もちきび      1/4カップ
百合根       1個
なつめ 4個
塩         少々
三つ葉       適宜

[作り方]
①米ときびは洗って6~7カップの水につける。
 なつめを入れて、火にかけ30分弱火で炊く。
②百合根は1枚ずつはがし、汚れをとる。
 ①の鍋に加えて、15分ほど煮て、塩少々をふる。
 切った三つ葉をあしらう。

【効能】 うるち米(甘平/脾胃/補気)
     きび(平甘/脾肺/補益脾胃)
      百合根(甘微苦微寒/肺心/潤肺止咳・安神)
 なつめ(甘温/脾胃/補気)

普通の食材も、効能を知って、季節や体質・体調に合わせて調理すれば、
立派な薬膳料理になります。

お粥は、途中でかき混ぜないでくださいね。
とろみが強くなってしまいます。

水は、米の5倍が全がゆで、しっかりした味わいですが、私は、7倍ほどの
水加減が、あっさりしていて好きです。
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『薬膳を楽しむ会』 張仲景に学ぶ食養生法

2016年02月19日 13時24分58秒 | 薬膳講座
今年最初の『薬膳を楽しむ会』 は、漢の時代、医聖と呼ばれた
張仲景について、少しお話してから、実習に入りました。

漢の時代に食養・食療・薬膳の基礎理論ができました。
中医薬膳学の土台を作った一人が張仲景です。
著した医学理論書に『傷寒雑病論』があります。
この書は、数多くの治療家に編纂・校訂されて現在に至っています。

第一方剤の「桂枝湯」は、現在もよく服用されています。
他にも、「小青龍湯」、「五苓散」、「葛根湯」などがあります。
1800年も前のことです。

傷寒とは.風邪(ふうじゃ)などの外感熱病と解釈されています。
感染症への対策ですね。

張仲景は処方を書くだけでなく、飲み方も示しています。
「薬を飲んでからしばらくして温かい粥を飲ませれば、
薬効を高める」と。

そこで、本日はお粥を作りました。


・百合根となつめのお粥  潤肺健脾 補気安神
  もちきびも入れて。
  レシピはこちらです。  

・鮭の粕汁 補陽消食
  大根、にんじん、ねぎ、青ねぎなど。
  レシピはこちらです。

・白きくらげとすりみのテリーヌ  補腎陰
  これは、東京栄養士薬膳研究会で、和田暁先生に習ったレシピをもとに
  作りました。
  白身魚のすり身と長芋すりおろし、豆乳を入れて、ゼラチンでかためました。

・よもぎと栗のトロリ餅  補腎固渋
  これも和田暁先生に学んだレシピを参考に作りました。
  豆乳で煮溶かしたお餅が体を温めます。

お茶は、生姜黒豆はと麦茶です。

材料です。


会員の皆さん。明るい実習室は日差しがまぶしい。








だしは、師範台で、かつお節、昆布でとります。
昆布は生姜ときんぴらに。


かつお節はふりかけにしました。

さあ、いただきましょう。


4月からの来年度も、どうぞ、よろしくお願いいたします。

今日は、いいお天気で、春めいて気持ちがいいです。
帰りはのんびりぶらぶら歩いてきました。

梅の花

しで辛夷の花の芽がふくらんでいますよ。
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