おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

シアワセなごはんとトトチャブ

2021年02月27日 06時12分00秒 | おうちごはん
2月26日。
自宅にいられるのは嬉しいです。

庭のワビスケ、白い花が咲いていることを、夫が教えてくれました。

白い花は普通はなくて。
ピンクの花が多いのです。

白い花。


ピンクの花。


柊南天、花が咲き出しました。


晩ごはん。

フランスパンとトマトジュースのココット
ささみの青紫蘇巻き
菜花お浸し、ポテトサラダ
鰹の香味漬け
義姉に教わった大根とからすみのオードブル

「トトチャブ」のことを。
すごく昔の話になります。
子どもたちに古い話をあまりしていないのです。
でも、伝えておいてもいいかなと思うことがあります。

今は自分の家もあり、自分の部屋もあります。
こんな立派な家に住めるなんて、昔は思ってもいなかった。

今日思い出したのが「トトチャブ」です。
開高健の「青い月曜日」で知った言葉です。
この小説は戦中の貧しい時代から戦後、豊かさと貧しさの格差が出てくる世の中の様子を、じわっと感じさせる小説。
何度も読み返しまた。
トトチャブは、空腹を紛らわせるため、水を飲んでお腹をくちくすることです。
自分が20代の頃、夫(養父)との関係が悪くなって、離婚する母を引き取ったのでした。
人生の中でも、かなり過酷な時代でした。
自分も転職した時で、最初の給料までお金が
全くなくて、1ヶ月間、お昼ごはんが食べられれなかった。
毎日、昼休みに外に出て、職場に帰っては水飲んだな。

その後も母を養うのに、苦労しました。
大昔の話です。

コメント
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