ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

髭男爵の「ヒキコモリ漂流記」・人生無駄だらけ

2019-01-14 13:00:02 | きものの本&本

 

本日は成人式。

わが家はもう関係ないけど、

髭男爵こと山田瑠偉53世の書いた一冊は、

成人式が再起のきっかけ。

から

先に「不幸な家族、幸福な家族」なんて

ブログをアップ。

そんなこと考えたのも、

この一冊を読んでいたからかも。

お正月には家族のこと考えること多い~~。


  「ヒキコモリ漂流記」(角川書店)

 

私、お笑い系に詳しくないから、

この方のことまったく知らなかった。

書店では「ヒキコモリ」の言葉に引き寄せられて

手に取った。

「ひきこもり」に興味あって。

わが子にはそんな気配もなかったけど、か

私にはその気配あるんですね。

折しも

隠れ不登校の実態~~学校に行きたくない」

なんて記事がアップされている。


ホント、学校って苦痛なことあったよ。

ワタシらの時代「ひきこもり」なんて言葉自体

なかったから、考えの外、だったけどね。

 

で、この本だけど。

それまで神童、優秀で通っていた著者が

ある日の「事件」をきっかけに

6年間のヒキコモリ。

ある事件とは~^、


「ウンコ事件」

 

登校の途中で~。

でもその前に、

あまりな有名校に行ったもんだから、

「友達との経済格差」

「それを埋めるための猛勉強」

「長距離通学の負担」

ついに行きたくない~~。

 

「優秀な息子」の突然の変化に親は

「大人になって思うが、両親はそういう事態への

対応が下手だった。魚がじっと動かないと

水槽をバンバン叩くタイプだった」

しかし、

そういう事態に上手に対応できる親」が

いるんかい。

 

アドラーによると、

それは子供が親をコントロールしようと

している、だから「課題の分離」せよ。

なんて言っているけど、なかなか、ね。

 

でこの方、6年間というものひきこもり、

社会復帰しようとするたびに、

「自分は優等生だった」「優秀だった」という

過去の栄光、プライドが邪魔をして、

「(優秀な)俺がこんなことできる?」

ってなもんで。

そうなんですよね、

社会でサバイバルするのに、

この「プライド」ほど

邪魔になるものはない~~。

誰も気にしないのに、本人一人が気負って~。

はい、不肖紫苑にも覚えがあります。

そして友人知人にも、これ一つのため

道を誤った人いますよ。


優等生とか優秀って、結構

おとろしい~~。

「自信より自尊かな、で自尊感情を育てる気持ちよさ」


話を戻すと、この方の一念発起、

「そうだ、大検をうけて大学に入ろう」との

きっかけが成人式。


関係ないけど、いきなり娘の成人式。

私は式出ない、出たくなかった、ほう。

少しひねくれていた~、少し~~?


「~マズイ、成人はまずいぞ」

なんとか「自分はできる人間だ」

とごまかしていたけど。

もうごまかしきれないと、

大検を受けて大学に。

で、この家庭、

厳格だった父親は愛人を作り、

そのせいか左遷、

兄は万引きを繰り返し、家を出て行方不明。

母親は、

「私も浮気する」と叫び、息子には

「もう視界から消えてほしい」

そんなこんなで男爵さまは

いつしかお笑い芸人に。

そんな家庭でも

子供はどうにか育つのね、

そっちですか。


気になるのは、

ヒキコモリ時代に彼は何をしていたかということ。

本には書いていないけど、

きっと、

父親が拾ってきた文学全集

読んでいたね、この方。

赤い表紙の「赤と黒」「ファウスト」などなど。

図書館にあったなあ、こんな全集。

 

それゆえのこの文章力、お笑いのセンス~~。


「ひきこもりの時期が

あったから今があるんですよね」

「人生に無駄はないですよね」

こんなありがちな質問に著者はこう思う。

「こういう無駄を許さない空気感が人を

追いつめる」って。

 文化は無駄が作る、

 なんでも捨てるって、だからね、

 

ぼんやり、ゆるモードで

のんびりいきましょう。

たまには休んで引きこもる?

人生長い、無駄だらけ 。

生きているだけ儲けもの。

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