今日も国際関係アナリスト・北野幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
先日、私が非常に尊敬する高橋洋一先生の新刊をご紹介させていただきました。
●愛国のリアリズムが日本を救う (詳細は→ https://amzn.to/2CeRvxj )
すると、私にもいいことがありました。
というのも「日刊SPA!PLUS」で、RPEの記事ばかりか、私の経歴、本までも紹介されたのです。
大々的に紹介していただき、卒倒しました。
(日刊SPA!PLUSの記事はこちら。↓https://nikkan-spa.jp/plus/1509501
この記事、もちろん、私の話がメインではありません。
「中国の脅威」に関する話です。
読みながら、非常に面白い部分があったので、ご紹介させていただきます。
中国といえば、「一帯一路」ですね。
一帯は、陸路。中国から、中央アジアを通り、欧州にいたる。
一路は、海路。中国から、北アフリカまでを結ぶ。
これ、間に位置する国々は、「中国が莫大な投資をして、インフラ整備してくれるから、儲かりますよ!」という話だった。
ところが、どうも中国の手法は、「マフィア的」みたいなのです。
日刊SPA!PLUSに、高橋洋一先生の新刊からの引用があります。
<実際、2018年1月、スリランカ政府は中国の援助で建設した南部ハンバントタ港の管理会社の株式の70%を中国側に99年間譲渡することで合意した。
この港は建設費の13億ドルの大半を中国からの融資でまかなっており、最高6.3%にも上る高金利にスリランカの財政は耐えられなかった。
また、中国が香港からポートスーダンまで延びる、中国の海上交通路戦略「真珠の首飾り戦略」の一部で重要拠点となっているモルディブでは、少なくとも16の島を中国の関係者が賃借し、港湾開発やインフラ整備を進めており、モルディブの対外債務の約8割は中国が占め、返済に行き詰まった場合、島やインフラ設備をさらに中国に引き渡さざるを得なくなる可能性があるとナシード元大統領が指摘している。>
金利6.3%!!!!!!!
金を返せなかったら、島を中国に引き渡さざるを得なくなる!!!
なんか、「幕末」のことを思いだしました。
幕末、イギリスは、薩長を支援していた。
フランスは、幕府を支援していた。
フランスは、「金はどんどん支援します。返せなくても大丈夫。その場合は、北海道をください!」と言っていたと。
なんというか、中国の手法は、160年前の欧米列強とかわらない。
ところで日本が、この手のプロジェクトに融資する場合の金利は、どうなのでしょうか?
0.1~0.5%!
日本人として、実に誇らしいです。
「日刊SPA!PLUS」の記事は、中国の戦略、手法が非常によくわかる内容になっています。
是非ともご一読ください。
↓(日刊SPA!PLUSの記事 「愛国のリアリズム」という思考法1
──客観的な事実も無視する左派系リベラルの人々
はこちら。↓
https://nikkan-spa.jp/plus/1509501
そして、高橋先生の新刊、
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長年、予測をあてつづけてきた、適切な提言をつづけてきた高橋先生のすごさがわかる内容になっています。
迷うことなくご一読ください。
---owari---
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