(生後3か月の男児 揺さぶられ大けが )
① ""生後3か月の男児 揺さぶられ大けが 父親を逮捕 横浜""
2019年2月15日 16時29分 、児童虐待
横浜市で、生後3か月の長男を揺さぶったり布団に投げたりして、脳を損傷するなどの大けがをさせたとして、32歳の父親が傷害の疑いで逮捕されました。父親は「雑に扱ってしまった」などと供述しているということで、警察は日常的に虐待していた疑いもあるとみて調べています。
逮捕されたのは横浜市西区老松町の会社員、服部慎容疑者(32)です。
警察によりますと服部容疑者は先月上旬から13日にかけて、自宅アパートで生後3か月の長男の両腕をつかんで上下に揺さぶったり布団に投げつけたりする暴行を加え、脳を損傷するなどの大けがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。
けがをした長男は、両親と姉との4人暮らしで、13日、けいれんを起こして病院に連れて行かれたことで事件が発覚したということです。
下腹部などに複数のあざがあったほか、急性硬膜下血腫などと診断され、今も入院しています。
調べに対し、服部容疑者は「2人目の子どもで雑に扱ってしまった」などと容疑を認める一方で「そんなに強くは揺さぶっていない」とも供述しているということです。
警察は日常的に虐待していた疑いもあるとみて詳しい状況を調べています。
★ 親族の女性「真面目で子どもかわいがっていた」
逮捕された服部容疑者について、近くに住む親族の女性は「真面目で、子どものことをとてもかわいがっていて、手を上げるような父親ではありませんでした。こんなことはありえないことだと受け止めています」と話していました。
★ これまで児相での対応なし
事件を受けて横浜市が記者会見を開き、これまでの対応について説明しました。
それによりますと、大けがをした長男については13日、病院からの通報で初めて把握し、これまで児童相談所が対応したことはなかったということです。
また、長男は去年12月に病院で受けた生後1か月の健診では異常がなく、担当者が家庭訪問して母親とともに面会した際にも変わった様子は見られなかったということです。
このほか、1歳になる姉については虐待の兆候はないものの、14日から一時保護の対応をとっているということです。