(独DAX30指数チャート)
5分足 19/02/14 17:45 CET
11,089.79 、▼77.43
① ""あさイチ情報、<相場の読み筋>""
<相場の読み筋>
2月15日更新 : (更新予定時間:8:30頃)
14日の米国株式は、NYダウが前日比103.88ドル安の2万5439.39ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同6.577ポイント高の7426.955ポイントと5日続伸して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が9億4937万株、ナスダック市場が21億2249万株。
米12月の小売売上高が前月比1.2%減で、市場予想平均は同0.1%増だった。小売売上高が減少となったことで、個人消費への影響が警戒され、NYダウは一時230ドルを超える下げ幅をみせる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、コカ・コーラや3M(スリーエム)、ゴールドマン・サックスなどが値下がり率の上位に入っている。
🌹 15日の東京株式は続落後、もみ合いとなりそう。
現地14日のNYダウの下落を受け、売りが先行するとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(14日終値は111円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同125円34-38銭)と、両通貨に対し円高方向で推移している。円高の動きを警戒し、輸出関連銘柄は、手じまい売りに押される場面もありそう。
また、サンダース米大統領報道官が14日、トランプ大統領はメキシコ国境の壁建設に関し、予算確保のため「非常事態宣言を含む大統領権限を行使する」と発表。15日の米国市場の動きを確認したいとして、見送りムードが強まることも想定される。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、クボタ<6326.T>、シャープ<6753.T>などを中心に、14日の東京終値に比べ全面安。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比200円安の2万990円だった。
🌸<きょうの個別材料>
○プラス材料
イード<6038.T>―主力のCMP事業で売上高が拡大、19年6月期第2四半期(18年7-12月)の連結決算は大幅な増益に
要興業<6566.T>―19年3月期の連結業績予想を上方修正、期末一括配当予想を従来の11円から12円(前期実績は上場記念配当1円を含む14円)に増額
●マイナス材料
リミックス<3825.T>―19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結決算は、損益が赤字に転落
RVH<6786.T>―19年3月期の連結損益予想を下方修正、損益が赤字転落見込みに
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
🌸<きょうの狙い>更新 : (更新予定時間:8:30頃)
エクストリーム<6033.T>が14日大引け後、19年3月期の連結業績を増額した。
営業利益は前期比3.2倍の9億4200万円と大幅増益に転じる。期初予想は同44.7%減の1億6300万円だった。
18年8月から中国、同年10月から台湾・香港・マカオで配信が始まったスマートフォン版ゲームアプリがヒットし、ライセンス許諾先である中国企業(北京市)を通じて、ゲーム販売額に応じたロイヤルティー収益が発生することが増額の要因。
14日の終値は前日比55円高の3480円。
🌸<ダイジェスト>
ナック、継続買い期待、増益予想で利回り妙味更新 : 19/2/15 7:30
ナック<9788.T>は継続した買いが期待できそうだ。増益予想で利回り妙味が大きいためだ。注文住宅の企画・販売を柱に、宅配水事業を展開している。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常損益は3億9600万円の赤字だった。前年の第3四半期の8億5800万円の赤字に対して赤字幅は縮小となった。
一方、通期予想は前期比30.2%増の20億5000万円。前年の第3四半期時点での通期予想も同額だったが、前期本決算時点では減額着地となった。「子会社で展開している住宅事業で、不採算店の統合・集約を行った結果、売り上げが減り、利益も落ちた」(IR広報室)という。
今期は、統合・集約に伴うプラス効果が発現し、「前期のような落ち込みはない」(同)という。宅配水事業が底堅く、ダスキンとの業務提携で介護・福祉用品のレンタル事業も堅調に推移していることも利益を支える。
株価は、年3.2%台の予想配当利回りをテコに一段高が期待できそうだ。
14日終値は、前日比13円高の1043円。
森尾電機、もちあい上放れる、通期業績上積み期待更新 : 19/2/15 7:31
森尾電機<6647.T>がもちあいを上放れてきた。
車両用電機部品が主力で、JR向けの売上比率が高い。東京と千葉県で不動産賃貸も手掛けている。19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の2億9800万円だった。通期予想(前期比4.1%減の2億7000万円)を超過している。前年も通期予想を超過し、本決算時には増額していることから、今期も上積みが期待される。
通勤電車や近郊電車、新幹線に使用される電気機器でリニューアル需要を取り込むうえ、高速道路に使う事故標識など自動車用も底堅く推移。製造コストの抑制も効いてくる。
株価は、割安な指標(予想PER13倍台、PBR0.6倍台)がサポート。予想配当利回りが年1.7%台と比較的高く、3月期末に向けて配当狙いの買いも期待で、ジリ高展開が続きそうだ。
14日終値は、前日比14円高の1741円。
ダブルスタンがストップ高、第3四半期は営業利益73.3%増更新 : 19/2/15 7:32
ダブルスタンダード<3925.T>がストップ高。13日引け後に19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結決算を発表、大幅増益を達成し、好感された。
第3四半期決算は、売上高が21億9500万円(前年同期比45.8%増)、営業利益が7億8400万円(同73.3%増)となった。通期業績予想は据え置かれたが、進ちょく率はそれぞれ82.8%、92.2%だった。同四半期は、複数の非ストック型案件が売上高に大きく寄与し、ストック型案件も順調に推移した。業務効率向上に伴う原価・販管費の抑制効果により高い利益率を維持した。
14日終値は、前日比700円高の4495円。
コンドーテック、下値切り上げ継続買い期待、増額に進む公算大更新 : 19/2/15 7:33
コンドーテック<7438.T>は順調に下値を切り上げており、継続した買いが期待できそうだ。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常利益は前年同期比20.3%増の32億3500万円だった。通期予想(前期比4.9%増の38億3300円)に対する業績進ちょく率は84.4%と高い。
前年同期は電設資材で大口案件が剥落し、仕入れ高も痛手となり、前期本決算では増益を確保したとはいえ、予想には届かなかった。今期は、東京五輪関連や災害復旧需要を取り込み、産業資材、鉄構資材、電設資材がともに伸び、値上げ効果も効いてくる。
増額に進む可能性が高く、昨年来高値(1166円、18年9月27日)を目指す動き。予想配当利回りが年2.5%台と高く、期末配当取りの動きも期待される。
14日終値は、前日比6円安の1003円。
高速、配当取りの動きにボックス離脱期待、食品トレーの販売が伸びる更新 : 19/2/15 7:34
高速<7504.T>が5日続伸。予想配当利回りが年2.6%台と高く、3月期末に向け配当取りの動きが本格化しつつあり、ボックス離脱期待の動き。
19年3月期第3四半期(18年4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.8%増の27億5700万円だった。通期予想は前期比0.6%増の31億円。中食市場で、総菜需要が伸び、食品トレーの販売が好調に推移している。人件費も増えるが、新規取引先の拡大に伴う増収効果で吸収する。製造工程での効率化も寄与する。
株価は、昨年来高値(1400円、18年4月10日)を奪回しても、予想PERは12倍台。業態類似のエフピコ<7947.T>の予想PER26倍台に対しても割安で、評価不足との見方ができる。一段高が期待できそうだ。
14日終値は、前日比14円高の1104円。
荏原が3日続伸、7%の自社株買いを材料視更新 : 19/2/15 7:35
荏原製作所<6361.T>が3日続伸。13日引け後の決算発表で、上限150億円、700万株(自己株式を除く発行済株式数の7.00%)の自社株買いを実施すると発表したことが材料視されている様子。
取得期間は19年2月14日-19年9月20日。資本効率の向上を図ることが目的。
18年12月期は連結売上高5091億7500万円(17年12月期に決算期を変更したため増減比較はない)、営業利益324億8200万円。前年の同一期間(17年1-12月)との比較では、営業利益は11.4%の減益となるが、7%の自社株買いのインパクトの方が勝った様子。続く19年12月期は、売上高5250億円(前期比3.1%増)、営業利益340億円を計画している。
14日終値は、前日比25円高の3130円。
コクヨ、業績面に不安なし、需給改善を経て出直りへ更新 : 19/2/15 7:36
コクヨ<7984.T>が続落。12日に発表した本決算で、19年12月期は連続して増益を見込む。
増益見通しを打ち出したが、信用需給面での重さが上値を抑えている。また、「決算発表前に好業績を見込んで買いを入れていた投資家が、発表をきっかけに利益確定売りを出した」(ネット証券)との見方もある。
19年12月期予想の連結経常利益は前期比2.7%増の197億円。18年12月期は、期初予想が前期比5.4%減の181億円だったのが、本決算では同0.3%増の191億7800万円と増益に転じた。今期も首都圏ビルの新規稼働に伴うオフィス需要、さらにリニューアル需要も取り込めそうなことから、会社予想は控えめといえそうだ。
こうしたなか、2月8日時点の信用倍率は1.93倍台と、2月1日時点の1.31倍台に対して取組がやや悪化となった。今後、取組面に改善があれば、株価は出直りの動きが期待される。
14日の終値は前日比16円安の1653円。