じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

リゾートしてます か❓

2019-03-14 16:38:06 | 日記的雑談
いや、当年とって64歳のジジイが一人でリゾートホテルって異様ですよね、絶対に。

それだったら恥ずかしげも無くバカ丸出しで若いフィリピーナでも連れていた方がまだノーマルでありましょう。

おっと、若いヒィリピーナで思い出した。

その昔、実しやかに噂されていたリゾートの怪談話なんですが、一人でチェックインしたジジイがバーで見初めた若い娘とねんごろになりまして、いつの間にやら二人連れになっていたと言う。

そして、若い娘に入れ込んじまったジジイは手持ちの資金を使い果した、と。
しかし、今と違ってATMは無いし、日本からの送金たって容易じゃ無い時代であります。

ジジイは帰国のチケットも金に換金しちまって帰るに帰れないし、金の切れ目は縁の切れ目と、娘にも逃げられちまった訳です。

そこで落胆したジジイは、当時まだ綺麗で澄んでいたビサヤの海に身を投げて死んだという話では無く、もっと凄惨な話なんであります。

ジジイはまさかの手段に出た訳です。
いや、帰国を考えるんでは無く、金を持ってあの娘ともっとムフフな事やウフフな事をしていたいと考えての狂気の策であった訳です。

その手段は金歯でありました。
フィリピンの街には自称歯医者という、歯を抜くだけの歯医者がいるんであります。
まっ、それを歯医者とは言わないと思いますが、そういう仕事があって、お祭りの市場の片隅に静かに椅子を構えていたりする訳です。

さて、ジジイは口の中に4本の金歯があるんでそれを全部抜いて、次に街角の金買取やに行った訳です。

いや、それらの入れ知恵と段取りは娘がしたんでありましょう。
でなければ歯抜きやや金の買取やなんて旅のジジイが知る由もありませんもん。

で、金を売って幾許の銭を手にして娘と束の間の寄りを戻したジジイでしたが、そんな銭が長く持つはずも無く、また金が無くなった訳であります。

そして、次に娘が囁いたのが臓器を売る話でありました。
ジジイなので値を叩かれたとか、そんな話なら良かったんですが、早い話が売れる臓器は全部取られてサンタマリア、という結末だそうであります。

そして、ジジイが滞在していたホテルには、娘の姿を探しにそのジジイの足の無い姿が現れるという噂でありました。

で、この話の怖いところは、ホテルに幽霊が出る事では無く、そこまでの話がほとんど実話だという事でありました・・・なんちゃって。

いや、家族連れよりも若いカップルが多いビーチリゾートであります。
下手したら男同士の二人連れで、そっち系かという感じでも、まだ二人なら救われる雰囲気なんですが、どーにも一人は異様であります・・・ましてジジイですから。

まっ、自分が意識しているほどに周りはどーも見ていないと言えばそーかも知れませんが、しかし、ホテルの従業員の見る目が痛い訳であります。
場合によってはあからさまに一人なの❓なんで❓と言う奴がいる始末でして、ビールを飲んで酔っ払っていないとプールサイドにもいられない自分でありました。


夕方暇なので近くのスーパーに行ってみました


相変わらずの缶詰大国 値段は倍になってました


屋上のバーは雰囲気たっぷり でも独り


セブ市内へ出てみました サントニーニョ寺院


仏教徒ですが 敬意を表して合掌

いや、屋上のバーは良かったですよ。
雰囲気最高なんですが値段も最高なんで客がいないんであります。
なので隅っこの椅子で蚊に食われながらもセブシティーの灯など眺めて飲みました。

で、お写真のトゲトゲフルーツはあの匂いがたまらないドリアンであります。
ホテルに持って帰ったら怒られるので買ったのはランソニスとサギンでありました。

で、昔の思い出を辿ってセブ市内に行ってみた訳です。
マゼランクロスとサントニーニョ寺院とカルボーンマーケット。


赤いロウソクを捧げて祈った事がありましたっけ

サントニーニョ寺院は自分と仲良しだったクリスティーンと良く来た教会でありました。
日曜なので礼拝の人がごった返し、ロウソクを売る人と、買って供える人で溢れかえっていました。


野菜とフルーツしか出ていなかった日曜日

そしてカルボーンマーケット・・・失敗したぁ~日曜だから大半の店は閉まってるんであります。
いや、これも昔話なんですが、ここのマーケットで南国風味のアクセサリーを仕入れて日本で売っていたんであります。
まっ、10円とか20円で仕入れて300円とか500円で売っていたんでそこそこ儲かりましたけど飽きたのでやめました。


リゾートらしい雰囲気の海


南国の夕暮れとクレーンの彩りが切なくて


まさかの独りで飲んでる女性がバーに

いや、バーで飲んでいたら一人きりのフィリピン娘がいたんであります。
まっ、いるんですよ、こういう女性が、フィリピンには。
で、男だけで来ているのやら、ましてや一人きりのジジイなんてのは的とて最適でありましょう。
少し高いバーでしたけど独りで飲むのに比べたら話し相手になってもらえたらなんぼ良いかという事で、一杯奢った訳です。

で、一杯が二杯で三杯となった頃、いよいよお誘いがきた訳であります。
まっ、そこまで予期した事なのですが、丁重にお断りした次第であります。

しかし、私とてもこの界隈ではシロートでは無い訳でして、本日、話し相手をしてもらったお手当てとして幾許かは握らせつつ、明日の夕方ここに来ないか、もしなんだったら昼間来て一緒にプールサイドで飲んでも良いし、なんて誘った訳であります。

と、いう事でしたがMaybe、but can not promise・・・と、宣って結局現れませんでした。


私のビーサン

帰り道も台湾で乗り換えでありました。
で、台湾までならビーサンで良いかと、もう10年も履き続けている汚いビーサンを履いて行った訳です。

その昔は衣服もビーサンに劣らない崩れようと汚れようだんだですが今はそれなりにちゃんとしている訳で、自分の足元なのに浮いてんな、と思った次第であります。

たった4泊5日の旅行ではアジアの辺鄙な国の路地裏で犬の糞を踏みながら歩いた記憶を取り戻せたかと言うと、そうはならなかった訳であります。

まっ、しかし、これで良いのでありましょう。
過去へ戻る道は無い・・・ジジイはジジイらしく、ビーサンの花をが千切れるまでは愚図愚図とアジアのどこかを歩くんであります。

まっ、フィリピンなんでしょうけどね、これからも。





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マクタン空港到着

2019-03-14 15:38:48 | 日記的雑談
セブに来たのは何度目か・・・そういう観光レベルでは無く、お仕事として通っていた街な訳であります。

セブ島ってみなさん言いますけど、到着する空港はマクタン島ですし、橋を渡って街に行かずにリゾートに泊まっているだけならセブ島に足を入れてはいないのであります。

まっ、そんな細かいことはどーでも良いんですけどね、少し知ったふりをしてみたい訳です。
いや、今は当たり前になっているニューマクタンブリッジが無くて大渋滞していた頃から通っている街なもんでついつい吹かしてしまうんですね。

さて、台湾からマクタン国際空港までは僅かに2時間半・・・んっ、3時間でしたかね?
まっ、そんなもんでありまして、近いんです。

いや、マクタン空港も昨年新ターミナルが完成して国際線専用のターミナル2が供用開始したと噂に聞いていた訳です。

なんと申しましょうか、古くて汚くて国際空港とは名ばかりのマクタン空港がとうとう世界のビーチリゾートCEBUの玄関口として立派になった訳でして、喜ばしい限りであります。

余談ですが、その昔のフィリピンの空港には「便所虫」と揶揄される人が居たんであります。
それは、トイレ掃除係の人でして、旅の人が空港でトレイを利用しようとすると、大の個室に向かへばトイレットペーパーを手渡し「チップ チップ 千円」と言い、小用を終え手を洗おうとすると蛇口をひねって水を出し、手を拭くためのトイレットペーパーを手渡しては「チップなチップ しぇんぇん」と言う輩がいたんであります。

便所虫はフィリピン名物でして、マニラの空港のはどぎつくて旅行者からは忌み嫌われ、そして恐れられていたのであります。

いや、便所虫は序の口でしてイミグレーションも大変でした。
さっさと通り抜けたければパスポートに1000円札を挟め、なんて事が実しやかに言われていた時代がありまして、その後だって下手に顔なじみになるとイミグレの係官に「お土産持ってこい、でないと通さねぇぞ」と脅されたりしたものであります。

まっ、しかし、自分が21日の滞在を少し過ぎて空港に来た時にその係官を尋ねるとなんて事無くハンコを押して出国させてくれたりもしたので持ちつ持たれつの面が無くもないんですが、それがまかり通っていたのが昔のフィリピンでありました・・・と、また知ったかぶりをしてしまいました。

さて、ターミナル2の立派さに驚きつつも次に思ったのは今はドメスティック専用になっているT1の様子でありました。

キョロキョロしてみたら、国際線から国内線に乗り継ぐ人のために連絡バスがあるのを発見したので乗り込みました。

いや、歩いたって5分とかからない距離なんですが炎天下なので無料バスに乗せていただいた次第であります。

で、ターミナル1についてビックリであります。
只今鋭意改装中と言えばそーとも見えるんですが、かつて国際線側だったスペースはコンパネで仕切られて閉鎖。
なんとも切ない風情に成り下がっていたのであります。

自分が何度と無くお客を出迎えていた客待ちスペースには面影も無く、早く着いた空港でコンビーフと目玉焼きの朝飯を食べたレストランも無くなっていました。
まっ、その代わりにジョリビーが入ってましたけど。

これは、多分こっちの整備が完成する事はなさそうな気がする、なんて適当な事を思いつつタクシー乗り場へ。

いや、タクシーに乗って魂消ました。
セブはタクシーが安いという昔のイメージが抜けなくて、一段と高くなっていたのにビックリであります。

それ、いつの話だと言われると困りますが、マクタンのマリバゴあたりなら200ペソなんて絶対にかからなかったのに、渋滞がひどかった事も手伝ってもはや400ペソと、倍近くになっていたのであります。
まぁでも、距離にしたら10キロじゃきかない距離を日本円で800円程度ですから今でも安いんですけどね。

で、そーだよねぇ~と思う節がある訳です。
たぶん、ガソリンの高騰がタクシー代を上げているんでありましょう。
一昨日のガソリンの価格は53p前後ですから仕方がないんでしょうきっと。

そんな訳で懐かしさいっぱいで昔の面影を探そうと車窓から外を眺めてましたが、基本的にあまり変わらない気もする反面、なんだか気忙しく、そして乾季のせいか埃っぽい街になったな、なんて印象がありました。


今回は少し気張って普通のリゾートホテルを予約していたので快適を期待してチェックイン。

しかし、到着したのが2時少し過ぎでもチェックインは頑として3時まで罷りならんと、なんともフィリピンらしくないお言葉。

仕方がないのでプールサイドの椅子で遅い昼飯をとりながらビールなど飲んで待った次第であります。

さて、3時になったので部屋に入ると予約した部屋と絶対に違うと自分の勘が騒いだ訳です。
いや、のんびりしたかったのでバルコニーが海とプールに面して少し広い部屋を予約した訳であります。

そしたら、チェックインしたら一人だったもんで急遽一つ狭い部屋に振り替えたんだと思うんであります・・・当然文句を言いましたが、部屋で待っていてもフロントからの電話は無し。

面倒臭いのとシャワーを浴びたかったのが手伝って飲み込んでしまった次第であります。

自分の都合は通すが隙を見せると痛い目を見せられるという、フィリピンの風土は健在なりでありました。


長くなったので 続く






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台湾から セブへ

2019-03-14 14:25:08 | 日記的雑談
台湾の朝は雨でありました。
深夜の2時半過ぎに倒れ込むように布団に潜った私は3時間ほどの睡眠で起きちまいましてWake up callを受けた時にはシャワーを浴び終えておりました。


雨に煙る台湾の朝


ATM機は無い模様


ホテルのすぐそばに地下街の通路が


進行方向と主要駅が表示される MRT


車両は2011年 川崎重工業製

ホテルで寝られたのは3時間ほどなのだから空港で野宿でも良かった気もする。
しかし、もう若くは無い自分の歳を考えれば、短時間でも布団に横になりシャワーを浴びられる方が身体は格段に楽なはず・・・と、一泊6000円の出費に言い訳をする貧乏人の我でありました。

ホテルの人にMRTの乗り場を聞くとすぐそこの地下ドア入り口から入って行くと看板が有るからと教えられ地下道へ。

土曜日の朝7時の地下道は閑散としていまして、所々に日本風に言うとホームレスの姿も見られ、ここでも日本とそっくりだな、なんて思った次第であります。

いや、歩くね・・・台湾は良く歩くところであります。
昨夜と言い今朝と言い、容赦無く歩かせられます。

まっ、自分が入ったのが地下道の一番あっち側の外れだありまして、MRT乗り場はこっち側の外れなので仕方ないんでありますが。

と、言うことで幾つかの地下鉄の乗り場に少し惑わされながらもMRTの乗り場を発見。
ここで難問発生であります。

空港からのバスがカードで乗れたのにもっと近代的と思えるMRTは現金のみの扱いなんであります。
しかも、嫌らしいことに、傍にはこれ見よがしなATMマーシンがどーんと鎮座ましましているではありませんか。

やるなぁ台湾当局も・・・ここで無駄な現金を入手させ空港で土産など買わせる算段だな、と勝手に勘ぐり少し憤った次第であります。
いや、140円の切符を買うのにATMで1000台湾円を引き出さねばならない訳で、自分の読みはあながち間違っているとも言えないんですよね。

さて、電車はホームで待ってましてさっさと乗り込みました。


仙台空港アクセス線より都会的でした


ラウンジでの朝飯


漢字の看板は全部読めた

いや、電車に乗って行先案内板を見て困りました。
自分が降りるのはターミナル1か2か、分からないのであります。

昨夜到着したのがターミナル1であったような気もしますが定かでは無いのであります。

さて、電車は走るよどこまでも、と呑気に構えていられる気分では無いのであります。
なんとなれば、フィリピンのニノイ・アキノ国際空港でT1とT2を間違えば連絡バスに乗ってとんでもない移動を要求されるわけであります。
成田だって第1と第2の移動って面倒ですから、勢い慎重にならざるをえないわけです。

いやぁ~勘に頼るとT2だと響いているんだけれども、どーなんだろうかと迷っていると電車が途中駅で停車し、乳母車を押した若夫婦が乗り込んできたわけです。

いや、私はなんと知っているのに知らぬふりをして優先席に座っていたのであります。
そして、その脇には車椅子や乳母車を固定するスペースが。
最初は知らずに座って座席脇の看板で優先席を知ったんですが・・・ちなみに台湾では「博愛座」と書いてあるので雰囲気でそれとわかるのであります。

しかし乗ってきた二人のうち若奥さんが自分の隣に座り、睨まれる事も無く若旦那は向かいの空いている席に座ったのでありました。

これは気まずいと思うのが普通ではありますが、自分の目下の懸案はT1かT2なのがであります。
私は博愛座のことは知らぬふりをして若奥さんに英語で尋ねました。
Do you know Air Asia departure terminal? I do not know if the terminal is 1 or 2.・・・私の英語は滅茶苦茶なんですが、気後れしないので意外と通じるんであります。

すると若奥さん答えて曰く・・・Please show me the e-ticketと来たもんであります。
私はガサゴソと鞄を探って紙っぺらを差し出しましたがそれは自分も読んだんで、ターミナルの別は書いてないのであります。
そこで若奥さん、スマホを取り出し Air Asiaの出発ゲートを調べてくれ、T1であることが判明した次第であります。

良かったぁ~自分の勘だとT2に行ってましたから。

さて、エアーアジアのカウンターはすぐに見つかりチェックインもスムーズでありました。
そして、結構手間取る出国カウンターを通過した時には搭乗案内時刻の15分前でありました。

これは厳しいか、と思いつつもLCCでは朝飯は出ない訳でなんか食べておかないと死ぬ目に合うと思い、それなら店に入るよりもラウンジの方が空いていて早いだろうと読んだわけであります。

で、搭乗口に向かっていたら通りがかりに偶然ラウンジを発見するという幸運に恵まれ、さっさと席につけたわけであります。

いやぁ~久しぶりの空港ラウンジは良いもんでありました。
まぁ、ビジネスやましてやその上のクラスのラウンジと比べれば少し落ちはしますが、それでも正規で銭を出せば30ドルの席であります。

寝不足なのでビールは一本だけにして台湾牛饂飩とパンとオニオンリングを食しまして、搭乗時刻の10分過ぎにゲートにたどり着いたわけであります。

すると、殆ど最後尾の人が乗り込むところでありましたが、迷惑かける事も無く間に合いまして、所定の通路側の席に座ったのであります。

して、自分は Air Asiaとは相性が良いのか、横3席に座るのは自分一人。
飛び立ってベルト着用サインが消えてすぐ、横になってフィリピンはマクタン国際空港まで爆睡して行ったのでありました。





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仙台発 台湾行き

2019-03-14 12:27:38 | 日記的雑談
3月8日・・・午後7時過ぎの仙台発タイガーエアーで台湾に向かった。

金曜日だからなのか、飛行機は混んでいた。
乗客は日本人と台湾人が半々かと思ったが、定かでは無い。

タイガーエアーはLCCで航空券を買って乗っただけでは何のサービスも無い。
要するに飲み食いは別料金で、しかも機内食的なものは事前予約が必要になる。
荷物も、持ち込みで7キロまでは無料だが預けなければならいなスーツケースやトランクは別料金になる。

そんなこんなで裸の運賃は格安なのだが一般的な航空会社並みの扱いを求めると別料金がかさむのだ。

LCCの運賃の安さの元は座席の間隔だ。
普通の航空会社の座席の間隔80~85センチ程度あるのだが、タイガーエアーのそれは71センチしか無い。
身長175センチの自分が座ると前の座席に軽く膝が触ってしまい、足を組むなどは不可能だった。

71センチの狭い座席で3時間半はきついのだが、飛行機では通路側しか座らない自分は足元に逃げ場があるので幾分か楽ではあった。

満席の飛行機で通路側を取れた理由は1000円だか1500円だかを支払った事前の座席予約をしたからなのだが、もう少し料金を出せば10センチ広い座席も取れるのだ。

このように狭い座席間なので背もたれをリクライニングさせる事は不可能だ。
いや、機能的にはできるのだが少し倒しただけでも後ろに迷惑がかかるのは道理。
依って普通の神経の人にそれは出来ない。

弁当は予約しないと食べられないのを知っていた自分は仙台空港でヒレカツサンドイッチを買いカバンに仕込んでいた。
しかし、飛行機が離陸して弁当が配られる前に機内アナウンスがあり「持ち込んだ飲食物を飲み食いする事は断る」と言うのだ。

自分はAir Asiaを何度か利用した事があって、その時は空港のパックランチやハンバーガーを買って乗っていた。
だから今回もそれで通せると思ったのだがLCCと言えども一緒くたでは無いのに驚き、そしてがっかりした。

しかし、7時過ぎのフライトなので晩飯は空港で済ませており、現金でビールとポップコーンが買えたので問題はなかった。
ビールとポッポコーンの代金は日本円で1000円札を出して台湾円でお釣りをもらった。

吉幾三は歌った・・・テレビも無ぇ ラジオも無ぇ、おらの村には電気が無ぇと。
しかし、LCCには映画も無いどころか、モニターそのものが無いのだ。

自分は映画や音楽は欲しく無いのだがフライトシュミレーターとか言う、今何処を飛んでいて後どれくらいで到着するなどの画面を見るのが好きで、飛行機が飛んだら飽きずにずっと眺めているのだ。

LCCには乗る楽しみが何も無く、苦痛というのは大げさだが、居心地は決してよく無い空の旅だと思った。

飛行機は台湾からやって来て折り返すのだが、この日は到着が遅れていた。
なので出発も40分ほど遅れた。
しかし到着時刻が定刻なのが不思議だった。
おそらく予定の飛行時間は出発の遅れを織り込んだものだろうと思う。

11時、台湾桃園国際空港着。

台湾は何度か来ていたが桃園空港は初めてだった。
空港の規模は大きく、夜遅くでも到着便は多く、着陸から入国審査終了までに1時間も掛かっていた。

時刻はすでに12時半になっていた。

空港の案内で台北までの電車は有るかと尋ねると電車は終わったのでバスで行けと言われたのでバスターミナルへ向かった。
案内板に従って歩くと幾つかの窓口があってその中に台北行きの看板が見えた。

事前に乗車券を買うらしいのだが台湾円の持ち合わせは切符代に足りなかった。
しかし窓口にはVisaのマークが。
台北一人と言ってカードを差し出すと係りの人が切符を渡しながらピン打ち込みの端末を指差した。

バスはドアを開けて停車していた。
台北行きを確認して乗り込むと人は少ないのだが一人一座席を占めているので空きは後方にしかなかった。


台湾は雨だった

バスは1時に出発した。
電車で40分~50分だからバスなら1時間と予想したが深夜だからか高速道をを飛ばしたバスは1時半過ぎには台北のバスターミナルに着いていた。

深夜だからバス停を外れると人通りも無く、居るのは同じバスから降りた旅行者で道を尋ねる相手もなかった。
東西南北を知る術も無く、勘を頼りになんとなく明るい方へ向かって雨の中を歩き出した。

5分ほども歩いて通りの看板に出会し台北駅の表側に出たことを知った。
よっしゃぁ・・・当たりだったなと安堵した。

しかし、そこからがわからない。
シムカードを買っていないのでGoogleは使えない。
家でプリントしてきた地図と勘をを頼りに歩いて目標としていたG7とやらの地下道を見つけたがここで行き詰まった。

深夜の2時も過ぎ人は誰もいない。
交差点に立っているとタクシーが時折通りかかり徐行して行くのに惹かれたが乗りたくてもお金を持っていなかった。

大きな通りの向こうに明るい一角があり、そこへ行けば人がいそうな気配がした。
車が来ないので信号を無視して渡ったら警告音と思しき音がなり、言葉は分からないが自分を咎めている音声が聞こえた。

そうか、台湾では深夜でも誰かが交差点を見張っているのかと驚いたが、雨の深夜に外国人が迷子なんだから許してくれと謝りつつ、渡りきった。

勘は今度も当たっていた。
大きなホテルの入り口にいた爺様に自分の行きたいホテルの住所を見せると怪しい英語で2ブロック目の角を左ですぐ左にある、と教えてくれた。

しかし、爺様の説明は大きなミスを含んでいて、2ブロック目を左の右側だったのだ。
自分は馬鹿正直にその通りを2往復して3度目に反対側に渡ってすぐに見つけた。

午前2時半予約してあったビジネスホテルにチェックイン。
翌朝6時のコールを予約し部屋に入りシャワーも浴びずにベットに潜り込んだ。




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たった5日 か?

2019-03-14 09:52:28 | 日記的雑談
たったの5日、されど5日・・・世間では、男子3日会わざれば刮目して見よ、ナンて事を申しますが、男子じゃなくても女子だって急に色気付いて化粧など始め、昨日まではドーでもよかったのに急に胸がときめいちまった、と・・・そんな経験はありませんか❓

いや、本日のネタは人じゃなくて庭の花たちなんですがね、5日前に出かける時に殆ど咲いてもいなかった花たちが一気に賑やかになっていた訳であります。

で、まず目に入ったのが梅でありました。
で、梅の奥に紫のクリスマスローズ、で、その脇に黄色のクロッカスと水仙と。

いやぁ~ 山奥団地の我が家も春ですなぁ・・・と、言いたいところですが、今朝は雪景色でありました。
写真を撮った時刻が9時頃と遅かったので大半が融けてしまっていたましたがパンジーに残った水雪が微かに見えておりました。

いや、チューリップなんかまだ葉っぱだけですし枝垂桜も芽さえ出していないんですが、雰囲気は春であります。


梅 1


梅 2


梅 3


クロッカス


チューリップの葉っぱ


越冬したパンジーとビオラ


紫のクリスマスローズ


水仙


山茶花

いや、春の日差しのもとで花たちが笑っているのを見るのは良いもんであります。
心がウキウキしてきます。
で、自分なんかは畑の野菜の事などに思いを巡らし、何から手をつけべか、と気持ちが動くんであります。

でも、今朝一番自分の気を引いたのは厳寒の最中から花開き最後の盛りかと頑張っている山茶花でありました。

無数かと思えるほどに抱いていた蕾も殆ど無くなり、今の花が終われば山茶花の季節は終わりであります。

・・・赤く咲いても冬の花 咲いて寂しい さざんかの宿・・・なんちやって。



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