じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

森林浴

2019-10-02 17:38:30 | 日記的雑談
いや、どーにも気持ちが煮詰まっちまったと言いますか、近頃とても冴えない私なのであります。

で、本日は午後2時半までの勤務でして終業後速攻で帰れば3時過ぎには家を出られると読んで、とっとと帰宅したわけであります。

で、家に着いたらさっさと着替え、ディパックに湯沸し道具とカップとコーヒーパックと水ボトルをぶち込んでジェベルで山に向かったわけであります。

いや、風の音を聞きながらコーヒーなど飲めば自分の気持ちがナンボかでも良い方向に向かうんじゃ無いかと思ったわけであります。

と、いうことで目指したのは、我が家からバイクを飛ばして概ね40分、泉が岳の懐の桑沼でありました。

桑沼はバイクの入れる林道から遊歩道を歩いて10分程度で行ける手軽な山の湖なんですが平日の夕暮れ時などに訪れる人は皆無でして、出会うとすればクマだろうか、なんて辺鄙なところなわけであります。


桑沼林道わきから遊歩道に入ります


森の小径的遊歩道を10分ほど


3時45分 お日様は稜線にかかり始める


桑沼は異常に水が少なかった

いや、日没との追いかけっこであります。
何と言っても谷間になる桑沼でありますから平地に比べたら1時間ほども日没が早いのであります。
しかも秋の真っ只中・・・つるべ落としと言われる秋の夕は午後4時には真西の壁になって伸びる稜線に落ちる直前でありました。

まっ、少しくらい薄暗くなっても大した距離でも無いので無問題でありますが、低いとはいえ山ですから、日没後は冷えるのであります。


西の空に日が落ちました


コーヒーセット


自然が並べた石組みの妙に感動


紅葉が湖面に映っているはずだったけど

コーヒーが飲みたかったわけでは無いのです。
2年前で途絶えた、山に登っていた頃の感覚を取り戻したかったのであります。
そのための儀式として、ガスバーナーに火を着け、ゴーゴーとお湯を沸かす音を聞かなければならないと思ったのでありました。

言ってみればコーヒーはその手順のための小道具でして、もしも時間があれば鍋焼きうどんと缶ビールなどが最適なんであります。
ですから、コーヒー通を気取ってパーコレーターで入れるなんて事はしないのであります。

それにしても何時に無く水位の下がった桑沼の岸辺には常には見られない大きな石がゴロゴロしていまして、その並びと言いますか、自然が組んだ石組みの造形はどんな名庭園よりも感動するものでありました。

もう少し標高の高いところは既に紅葉しているんですが桑沼は精々標高800メートル程度でしてまだ紅葉には早かったわけです。

もしかしたら湖面に映る紅葉の鏡絵が撮れると目論んでいたのですが残念ながら少し早過ぎました。

で、桑沼湖畔での滞在時間はわずかに15分程度でありました。

いや、4時過ぎたら一気に薄暗くなってくる次第でして熊などの活動時刻にもなるのでさっさと引き上げた次第であります。



コメント (2)
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