千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

歌舞伎鑑賞の翌日

2013-05-29 | 春の旅行
あでやかな歌舞伎の余韻を愉しみながら、
八重洲口近くのホテルに泊まりました。
翌朝、まだあまりお店も開いていないうちに日本橋まで歩いてみました。

・・ビジネスマンが行きかう日本橋を眺めながら・・・三越前の「スターバックス」で朝食です







ここが五街道(東海道 中山道 甲州街道 奥州街道 日光街道 )の起点となった所ですね


お江戸日本橋♪~~七つ立ち~~♪


地下鉄の壁に貼ってあった絵

昔の絵の中での日本橋は太鼓橋のように描かれています。

今は、橋の上を首都高速道路が天井のように覆っていて、あまりいい景観とは言えませんでした。




この首都高速道路、ずっと先まで川の上を覆っているようです。



東京オリンピック開催の時、首都高速道路の建設が急務で、
用地の取得が楽な川の上に高速道路を作ったと云うことです。



橋のたもとに、「魚市場発祥の地」の碑が立っていました。


ここが魚河岸だったのが、震災後、築地に移転したそうです。

この「日本橋川」の水路を使ってたくさんの品物が流通し、おおいに賑わったことでしょうね!
江戸時代の三井越後屋呉服店が、日本で一番古い百貨店「三越」となったそうです。



ちょっとパリの街角みたいです!
「三越」は入りましたが、今回は買い物はタブーです。
1階だけを、キョロキョロ見ながら通り抜けました。(がまん!がまん!)

橋の「日本橋」の文字は最後の将軍「徳川慶喜」が揮毫した文字だそうです。





そして、そして「麒麟の翼」なんですが、ちっとも知らなかった。



近くのおばさんが、あっち側の「麒麟の翼」が小説に出てくる麒麟の翼だよと教えてくれる
えっ何? 東野圭吾の推理小説? あ~読んでないけど、知ってる!
あのタイトルは、ここの「麒麟の翼」のことなのね~?
橋の中央にあって、変な動物像だなぁって見て通り過ぎたけど・・・

麒麟に翼があるのは、この日本の中心から、日本中に飛び立っていけるという意味があるとか・・・
この小説、読んでみようっと・・・

そのおばさん、夏目漱石の碑の場所も教えてくれる。
そこは教わらなくても見に行く予定だったよ…・・・とも言えず、お礼を言って別れる。



夏目漱石の小説「こころ」「三四郎」に日本橋の料理屋さんがたくさん出てくるとか
漱石もかなり通ったことでしょう

さてゆっくりはしてられない・・・

三越前から東京メトロ銀座線に乗って浅草まで



浅草吾妻橋から水上バスで隅田川を下って浜離宮へ行ってきました。


両岸の景色を見ながら、歴史ある説明が興味深くって、楽しい船旅となりました。




しかし、ここでカメラのバッテリーが無くなってしまった!!!
オーマイゴッド! 東京サ行くのだからと、油断しましたね。
そんなに撮らないさ・・・充電器なんていらないわって思ったような~~忘れたような~

ここから、携帯電話のカメラ機能のお世話になることに~
でも液晶画面が光ってしまって真っ暗・・
何にも見えないけど、あっち方面に向けて、ガシャ!
大体で、こっちに向けてガシャ!  歪んでま~す!

浜離宮は素晴らしかったです。

「将軍お上がり場」 
大河ドラマで次回、徳川慶喜は大阪から逃げ帰って? ここに着くのですねえ!




のんびり将軍のお庭を歩きながら・・・・高いビルと古風なお庭が映えるねえって・・・









レストランでもあるのかと思ったら、小さな売店があるだけ・・・
アンパンとアイスクリームで昼食の代わりです
でも、景色と心地よい風がご馳走…・・・やせ我慢

大手門を出て、電通本社の立派な地下道?を通り抜けて、
新橋駅まで歩いて山手線で有楽町までーーー

次の目的は「三菱1号館」で開催されている「クラークコレクション」です。

ちょうど三時!
「三菱1号館」手前の角にパパスのお店を発見、ショップの奥にカフェがあったので、
重厚な雰囲気に惹かれ Papas CAFÉ でケーキセットをいただく



マンゴウケーキのマンゴウが素晴らしく美味しかった
もちろんお紅茶も美味しく、たっぷりあって、ゆっくりできました。


そして「三菱1号館」へ・・・・ どこが入口?




案内に沿ってビルの間を抜けると、あら~ いいお庭が!



バラが咲き乱れていて、いい香りがします・・・・すてきな雰囲気です!
まあ、ここでお茶してもよかったわねと云いながら、中へ

奇跡のクラークコレクション
ルノワール・モネ・ピサロ・シスレー・ドガ・セザンヌなどの印象派の作品が、
アメリカのクラーク美術館から日本に初上陸と謳われていたので、ぜひ見たいと思ったのでした。

これまで日本では目にしたことのない作品が並んでいて、
4時から6時までゆっくり見て回って、堪能しました。

さすが東京ですね! 夕方でも美術館は人がいっぱいでした!


素晴らしい「三菱1号館」の建物です。



おのぼりさんの二日間を、長々と書いてしまいましたが、
お読みくださって有難うございました。


お江戸の面白さに目覚めて、
江戸と現代が混じり合った東京見物に、また出かけたく思ったのでした。

でも二日間の遊びのつけは重く、先週はずっと頭がぼ~!っとしていて、
なかなか疲れが取れませんでした。



新緑の軽井沢

2012-06-05 | 春の旅行



東京から軽井沢まで長野新幹線で出発です

おしゃべりしていれば、もう軽井沢?と云うくらい早い・・・1時間10分です。
駅に降り立つと清々しい山並みと、若葉の緑が目に飛び込んできました。



ヤッホー! 軽井沢ね!
荷物を預けるため宿へ・・・歩いて7分と書いてあったし
近い~歩きましょう~とゴロゴロ荷物を引っ張って広い通りを歩いて行きます・・
インターネットで見つけた「ペンション」がこの日の宿です。
ワ~かわいい! すてきな外観を見て、みんな歓声です



素晴らしく美しくって、気品のある女性がやさしく応対してくれました(オーナーの奥さまでした)
まだ荷物を預けただけなのに、あまりの可愛いリビング?のしつらえに早くも写真を撮らせてもらいました






荷物を預けて、「ハルニレテラス」というところへ行ってみました。
ハルニレ(春楡)の大きな木が群生していた処を開発したようです。





軽井沢の日常を表す小さな街と云うことだそうで、カフェや雑貨店などが並び
ウッドデッキでつながっているので、歩きやすく、のんびり楽しんできました。


お昼にクルミだれのおそばをいただきましたが、とっても美味しかった~


午後は少し南へ・・塩沢湖タリアセンへ
「タリアセン」とは、パンフレットによると、
ウェールズ語で「輝ける額」という意味だそうです。







まあ~まぁ~まぁ~!と云いながら、
私たちはあふれる緑と木々の影に見惚れ、しばらく佇んでしまいました。








若葉に囲まれた静かな湖、木漏れ日を落とす小道、遠くに瀟洒な建物
この瀟洒な建物は、「睡鳩荘」すいきゅうそう・・・
旧軽井沢にあった朝吹登水子さんの別荘を移築したものだそうです。



朝吹登水子さんは、映画にもなったフランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」や、
ボーヴォワールの翻訳家としても知られています。
「悲しみよこんにちは」と云えば、思い出すのはセシールカットですよね(古い!)

写真を撮っていたら案内の方が、暖炉の火の勢いを大きくしてくれるなど、親切な応対でした。
素晴らしい居間だと思いましたら、軽井沢別荘建築の中でも最上質なものとのことです。


小さな花を見つけながら、坂道を上がるとペパーミント色の「野の花美術館」です。



深沢紅子(こうこ と読むそうです)さんの優しい花の絵を見てから、若草色の道を抜けて、
ペイネ美術館に出ます。




レイモン・ペイネ・・・本当に懐かしい!
10代の頃かしら このイラストをいろいろな本や雑誌などで目にしていました。

“ ペイネの恋人達 ” 山高帽の男の子に、こんなところで再会?するなんて!
こんな可愛いイラストを描いた「レイモン・ペイネ」は、パリ生まれ、
ご夫妻の写真を見ると、素敵な美男美女でした。

誰かが促さないと、いつまでもゆっくりしてしまう私たち、
“ お茶 ”に急がなくっては~ と急に急ぎ足になるのでした。

「タリアセン」を出た処に、有島武郎の別荘を移築して今はカフェになっているお店があります
ここ「浄月庵」で午後のお茶をしました。




外のテラスで、マフィンとコーヒー
カフェの名前にちなむのか、お砂糖入れがぶどうの模様の軽井沢彫りがステキ~

帰宅してから読んだ有島武郎の生涯によると、
この別荘で婦人公論の編集者波多野秋子と情死したとあった

何故か、赤いテーブルが思い出されて、少々気味悪い

知らなかったんですが、俳優の森雅之は有島武郎の長男ですってね

帰りはバスに乗ったので、少し遠周りしたけれど軽井沢の街の様子が見れて面白かった!
バスは中軽井沢を通って、旧軽井沢へ出たのでペンションの近くの停留所で下りて、
6時の夕食に間に合うように宿へ急ぐ



夕食はフルコースのお食事です




新玉ねぎのスープ
お魚のポワレは、エスカルゴのソースでした・・・これは美味!
子羊のロースト、野菜もロースト
手作りパンはお代わり自由・・美味しくてつい食べ過ぎました
食後にオーナーのチェロの演奏があります。近くで聴くチェロは胸に響きます。
記念日の方にケーキが配られ、お誕生日の方に、
みんなでハッピーバースデイソングを歌ってお祝いしました。

アットホームな感じで気持ちがなごみます。

廊下に、お若い皇太子さま美智子さまがこのペンションでお茶をされている写真が飾ってありました。
オーナーご夫妻もすごく若い!




夜は、赤毛のアンの部屋みたいな可愛いベッドルームで気持ちよくぐっすりでした。


さて翌日は、三笠ホテルを見学して、お待ちかねの旧軽井沢銀座を歩きました。
お店を覗きながら歩くのは楽しい~

万平ホテルまで木立の中を歩いていくと、途中、あの有名なテニスコートがあったのでパチリ・・・




室生犀星旧宅を過ぎてしばらく行くと万平ホテルです
ここは数々の著名人が泊まられたホテル

私たちはここのカフェテラスでお茶をいただくことにしました。
友達のきれいな色のジュース(何のジュースだっけ?ハイビスカス?)
私は「ジョン・レノン」のお気に入りだったと云う「ロイヤルミルクティ」
これはミルクティの上に生クリームが・・・・香りも豊かで美味しかったですよ

二日目はこんなふうに、軽井沢の風を感じながらブラブラ歩いていました。
ペンションのオーナーが、“ 今がいい季節ですよ ”と云われた通り、
緑あふれる軽井沢は、本当に素晴らしかったです。
夏は車の渋滞で動けませんよとタクシーの運転手さんが云ってました。




ステキなペンションにもめぐり会えて、
いい休暇を過ごしたような思い出深い旅行が出来、幸せなことでした。

又、長く書いてしまいました
お読みくださり有り難うございました。




東京ソラマチ・・・行ってきました!

2012-06-01 | 春の旅行
‟東京と新緑の軽井沢“二泊三日の旅行を計画しました。
5月25日から27日の旅行です。
一日目は東京銀座で「フェルメール」を見よう~ あとは銀ブラね・・・渋谷へでも出ましょうか~と、
あまり細かいことを決めずにいつものように4人でウキウキと出かけました。

まずは、何故か柴又帝釈天へ行くことになり、おなじみ寅さん・・帝釈天・・お団子・・と、
意外と短い参道を歩いて、見て、食べて・・・



寅さんの映画だけでこんなに賑わうのねえ・・と早々に引き揚げ、
銀座へ行くためタクシーで浅草へ向かっていると、運転手さんがホ~ラ!スカイツリーがよく見えるよ~と・・・
ワ~ッ 近くに見えるわねぇ!
話題は一気にスカイツリーのことになり、そうだ!スカイツリーの下にある「ソラマチ」へは行けるんだよね!
行ってみようか~とみんなの気持ちが一致!




「ソラマチひろば」前で降ろしてもらう
テレビで見ていた「スカイツリー」が目の前です!

見上げる~  ワ~~ 高い! 大きい!





さっそく「新・下町流」という「ソラマチ商店街」を歩いてきました。
5月25日ですからオープン4日目です



1階は大変な混雑でした・・お店に寄り道すると友人を見失いそう~
4階までファッション・雑貨・スウィート・カフェ・レストランなどが並び、目を愉しませてくれます。
2F~3Fとお店を愉しんで、テラスに出ると、
1Fのひろばで見た以上に大きい「スカイツリー」が迫っています。








8階でプラネタリウムのドームの上に「スカイツリー」がそびえ、
イーストタワーの窓ガラスにその姿が映っていて感動でした。






自分達のカメラでは収まりきらないので、ここで観光用の写真屋さんに4人並んで記念撮影してもらう
でも、せっかくの美女?4人も両端が歪んでいて、ヘンな写真!! まっ!記念だからね。

来た時は、レストラン街30・31Fへのエレベーターは長蛇の列でしたが、
4時過ぎには空いていたので、イーストタワーの30階まで行ってみました。









ここからも素晴らしい眺めで、
土台の三角形から上へ行くと円形になっていくという形が少しだけ見えるほどでした。





行く予定ではなかった「スカイツリー・ソラマチタウン」ですっかり遊んでしまって遅くなり
あわてて銀座へ向かい、「フェルメール光の王国展」を見てきました。



分子生物学者の福岡伸一先生の監修のもと、350年前の色彩を最新技術でよみがえらせて、
描かれた作品の展示です。
フェルメールの作品全37点がありました。



額縁も全て本物そっくりに作ってあるそうです。

フェルメールの作品は暗い作品が多いけれど、当時はこんなに明るくきれいな色だったのかしら~
元の作品は小さいはずだけれど、大きく描かれて展示されていたものもあって、本物ではないけれど、
想像の世界を見て愉しみました。


夕食後、「和光」の交差点から銀座を散歩・・・
ディスプレイがステキ!




珈琲を飲みたくてカフェを探す

美味しそうな看板に釣られて、4Fへ・・・いい雰囲気です
飾ってある絵もオモシロいね! 
看板通り、マイセンの器で美味しい珈琲をいただいて写真の撮りっこです。



店内を見回してると、ビートたけしサインの色紙・・あら!新聞の切り抜きも~
エッ、この絵、ビートたけしの作品!!? 

そう~びっくりしました・・・絵も描くんですね・・多才ですねえ
チラシによると、ビートたけし初個展が東京オペラシティアートギャラリーで開かれているようです。
以前パリでも展示されたそうです。
お店の方に聞くと、たけし軍団がこのお店によくみえるとのことでした。

さすが~銀座! お高い珈琲でしたが、コーヒーのお味も雰囲気も満点!
話題性も思い出になりオモシロい銀座の夜でした。



この日のお泊りは八重洲口から徒歩1分というビジネスホテル  
ぐっすり眠って、朝早く軽井沢へ出発です。

次の軽井沢は、また書きます。

久しぶりに鎌倉へ

2011-06-14 | 春の旅行

鎌倉は10年ぶりぐらいかしら~
北鎌倉から鎌倉へ歩くコースは何回か経験があるので、
今回は長谷寺近辺を先に歩こうと、友人たちとの意見も一致して、
日帰り旅行が決まりました。




私は初めて江ノ電に乗るのでワクワクです。
藤沢で江ノ電乗り場に急ぐと、ナント人の多いこと!!!
しかも遠足に行く小学生が団体で乗り込んだので、車内はぎゅうぎゅう詰めの通勤列車並みでした。

それでも景色は変化に富み、路面電車のように道路を走ったと思えば、
民家の軒すれすれに通ったりするので
面白くて座席から首をひねって振りむきながら、見ていました。(お見合列車のような座席なので)
長谷駅でドッと降りて、歩く方向は皆同じ・・目的は長谷寺でした。




お庭はお花がきれいで、珍しい「イワタバコ」がたくさん咲いていました

あじさい散策路の山の斜面を歩きながら、いろいろな種類の紫陽花を愉しめました。
















時期としては少し早くて満開とは云えませんでしたが、咲き始めの色がきれいでした。
満開の時期はこの散策路を歩くのに1時間待ちになるそうです!

たくさんの種類のアジサイ
名前は覚えきれないけど、
左上のアジサイは「宵の星」・・・何故かこれだけは忘れなかった!





次は高徳院の大仏を見に・・・と云うより会いに行きます。



ここの大仏さまは、美男です・・・と、与謝野晶子さんも云ってますし~~
ぐるりと回って見ると、横顔も凛々しくって素敵でした。



鎌倉文学館




木立の中を歩いていく門までのアプローチがいい感じでした。
建物は洋館・・・旧前田侯爵の別邸だったそうです。
今は鎌倉にゆかりの文士たちの作品や資料などが展示されています。

昔の本の装丁にも惹かれたけど、作家の自筆原稿が興味深かった
川端康成の字などとても個性的だった。
お庭の芝の向こうにバラ園があったので、5月の薔薇の頃は素晴らしいでしょうね


コーヒータイム



備屋珈琲店で一休み
美味しいコーヒーでした。
器がおしゃれ・・・ウェッジウッドで絵柄はビートルズ


明月院へ









この丸窓の向こうに菖蒲園が・・・
菖蒲園に行くには拝観料500円の他に、又500円が必要と云われ、しかも後15分で終わりとのこと・・
ウ~ン!ちょっとみんなで首を傾げたけど、
見てきた方が “最高にきれいだよ”と云われたので、
入ってみました。














ここから北鎌倉まで歩いて、駅前の円覚寺をちょっと見ると、もう旅の終わりです。
電車で鎌倉へ戻り、小町通りを少し歩いて・・・

そうそうコーヒーは途中で飲んだけど、甘味処へは寄ってないよ~
鎌倉へ来て甘いものを食べないで帰るなんて~~
みんなの意見は一致・・・閉店間際の甘味処へ飛び込むのでした。





その小町通りで「はんなりいなり」を見つけ、夕飯用にこれを買う
海苔を巻いて黒ミツを加えジューシーに仕上げたおいなりさんとのこと

新幹線に乗ってから食べたけど、少し甘くてさっぱりしていて食べやすいかな・・
山ゴボウを巻いたのが美味しかった。

北鎌倉まで行ったので忙しい行程になってしまったけど、
よく歩いて一日たっぷり楽しめたから
良かった!良かった!で終わるいつもの友人たちとの旅でした。






旅の三日目・足立美術館

2009-04-26 | 春の旅行
    
    

旅行三日目のアップが遅れてしまって・・・多忙を理由に!
・・・でも気が抜けますよね

最後の日は足立美術館へ行きました。
足立美術館・・・ツアーとかで行った方から、“もっとゆっくりしたかった”・・・
と、よく聞いていましたので、せっかくの自由な旅
ここはたっぷり時間を取るよう計画しました。

まずは有名な庭園を・・・「庭園もまた一幅の絵画」という創設者足立全康氏の言うとおり、
絵のような日本庭園を言葉もなく眺め続けました

よく手入れされていて、さすが庭園日本一に選ばれるだけの素晴らしいお庭です。
ちょっと取り澄ましたお庭で、緊張が漂うほどです
    
       

      
      
       

    
      
       

   
      
       

          ここからの眺めは、この喫茶室に入らないと見られません
          コーヒー1杯1000円、庭園観覧料?込みでしょう~


お庭も美術品ですが、横山大観の130点ものコレクションも有名で、
今回は20点の名品が展示されていました

ほかにも日本画がたくさん展示されていましたが、私が見たかった大観の「無我」と「紅葉」、
上村松園の「深雪」が秋の展示だったことがちょっと残念でした


うれしかったことは、童画展示室で見つけた武井武雄氏の作品「読書」・・・
6年前に亡くなった親友が、亡くなる2週間前に送ってくれた葉書がこの絵でした。

この原画に出会えて、本当にうれしかった
そして、武井武雄氏のユーモラスで温かみのある絵に、いっぺんにファンになってしまいました・・・
むかしキンダーブックの表紙絵を描いていたそうで、あの少年少女の顔が目に浮かびます。
いつか、長野県岡谷市にあるイルフ美術館へ行ってみよう

        

       
       
       

帰りの特急“やくも”の車窓から・・・大山(だいせん)です
大山!!!と、大騒ぎしながら撮りましたが、
電線だらけ・・・電線が入らず撮れたのは、この1枚だけ
伯耆(ほうき)富士と呼ばれるように富士山によく似て、伯備線から見える唯一高い山です

いろいろな出会いがあり、旅って本当にいいですね。
三日間よく歩いたので疲れましたが、愉しい思い出があれば、
また多忙な毎日をこなしていけます




石見銀山

2009-04-21 | 春の旅行
旅の二日目は松江を早めに出発、山陰本線で出雲を通過して大田市まで行きました。
大田市からはタクシーで銀山の中間地点まで行ってもらい
龍源寺間歩という通り抜け可能な坑道跡まで歩きました

銀山と言うので、もっと険しい山の中か思っていましたが、
のどかな里山風景の中、鶯の声を聞きながら、ハイキングのようでした
坑道まで往復1時間半とのことでしたが、カメラ片手にのんびり歩くので、
片道だけで、1時間半かかったような気がします

  



龍源寺間歩の入口です
間歩(まぶ)とは銀を採掘した坑道のことだそうで、銀山には他にもいくつか残っているようですが公開されているのはこの龍源寺間歩だけとのことです。

中は暗く、人が立って歩けるほどの高さですが、横道は腹ばいになるほどの狭さで、ノミで掘った跡が、当時のまま残っていました。
縦長の坑道も有り、それは水抜き用で、当時水抜きは大変な作業だったことがうかがわれます
江戸時代には600mもの長さがあったそうで、その頃はたくさんの銀が掘り出されたことでしょう

  

坑道を抜け、銀山遊歩道を下れば、いろいろなお店が並ぶ愉しい大森の町並地区です

江戸時代の風情が残る古民家や屋敷など・・・銀製品のお店や、刃物のデザインの愉しい飾り物、
鉄で出来た置物と、目は楽しくて、大好きなお店めぐりでした。

  

鎌倉時代に発見され、江戸時代には幕府天領として栄えた銀山
「石見銀山遺跡とその文化的景観」が評価されて2007年7月に世界遺産に登録されています。
想像していたのは、暗い感じの石見銀山でしたが、坑道までの明るい里山や、
江戸時代の面影とは言え、建物も明るくて賑わいのある町並みなどで、好印象となりました。

この日は米子まで行き、温泉がうれしい皆生温泉に泊まりました。





松江へ旅行

2009-04-15 | 春の旅行
友人4人で毎年行く春の旅行・・・今年は山陰へ二泊三日の旅行をしました
松江・石見銀山・足立美術館と一日づつのゆっくりした旅です
今日は松江のアップです

新幹線で岡山まで行き、岡山からは伯備線「特急やくも」に乗って、お昼過ぎには松江に着きます
松江はさすが城下町、しっとり落ち着いた街の風情です
松江城は小さいお城かと思っていましたら、堂々とした風格のある立派なお城でした。
千鳥城とも呼ばれているようで、とても美しいお城で、ちょうど満開の桜がより華やかさを添えていました。

さっそく遊覧船に乗り、堀川めぐりです。
船は炬燵が入っていて、快い風を受けながら足はぬくぬくと暖かくて、
ゆらゆらと堀川からの景色を楽しむのは、爽快・・・いい気分の50分間でした。

お城の周りの武家屋敷や小泉八雲記念館などゆっくり見ているうちに、
日が傾いてきたので夕日を見るため、急いで宍道湖の夕日スポットへ移動

春は霞んでしまうので、本当にきれいな夕日が見られるのは秋だそうです。
宍道湖に浮かぶ「嫁が島」と太陽の位置がいいのも秋とか・・・
でも春霞であろうとお天気が良かったので、宍道湖の夕日が見られてラッキー
空が茜色に染まるまで、飽かず眺めて・・・と言うより、撮影会でしたが・・・
それにしてはうまく撮れなかったかなあ~

  


夕暮れ時・・・この日のホテルは夕食が付いていないので、食べる所を探しながら、
夕暮れの美しいひと時を大橋川湖畔を歩きます

チェックしておいた料理屋さんをいくつか見てから、道を教えていただいた方のお薦め「おもい川」へ・・・

大当たりのお食事でした。
白魚の汁物も素晴らしいお味で、のどぐろの煮魚は最高でした。
もちろん、シジミのお味噌汁もいいお味・・・
松江大橋を眺めながら、上品な味付けのお料理が本当に美味しくって、
お友達が熱燗一本 ・・・私はお猪口一杯・・・一日目の疲れも快いものでした。


    

次は石見銀山と足立美術館を の予定です





姫路城

2008-04-19 | 春の旅行
こんぴら歌舞伎を見た翌日(10日)、姫路城に寄りました。
雨模様だったのでタクシーに乗って行くことに・・アララ~・・駅からすぐでした。
JR姫路駅からまっすぐの広い道路がお城に続いています。
さすが、世界遺産!
一目見てその大きさに・・その堂々とした姿に・・その美しさに感動しました。

     

ゲートへ行くまでにあちこちカメラ散歩
散り桜(こんな言葉あります?)が本当に素敵
落ち椿とのコントラストが素敵で、急に撮影会となって~


広場に出る
  思わず歓声を上げて、白鷺城と言われる美しいお城にしばらく見とれて~
桜が残っていてよかった・・本当にきれいです。
お天気がいいと、お城がもっと白く輝いているようですが・・・
平成5年に世界文化遺産に登録されたという。
威風堂々としてとっても立派です。
ヨーロッパのお城に負けず劣らず素敵!
     
     

     
外人さんが多い。
特に中国系の団体さんが多く、カメラを頼むと、とっても親切に撮ってくれた。

     
どこから見ても端正な姿です。





大天守から
     

     
     

     
     

以前、テレビ中継のお芝居で玉三郎があまりにきれいだったので、ついつい見ていましたら、
それが泉鏡花原作の「天守物語」でした。白鷺城天守に住む魔界のお姫様のお話でしたが・・
このお話、大天守に登って思い出しました。
この天守からお姫様がどこかへ飛んで行ったような~~忘れてしまいましたが・・・



     
高~い!
天守に居た警備員の方に聞いたら石垣の下から約46メートルあるそうです


西の丸
  
大天守のほうでゆっくりしてしまって、千姫が住んでいたという西の丸は見学できず、残念!

姫路城は大変魅力的なお城でした。
また、もう一度ゆっくり訪ねてみましょう



なばなの里イルミネーション

2008-02-22 | 春の旅行




  


「なばなの里」のイルミネーションがとても綺麗という評判を聞いて、
一度行きたいと思っていました。
友人が申し込んでくれてやっと実現して、Bツアーへ参加です。
このツアーは「ヒルトンでバイキング」「のりたけの森」「名古屋港イタリア村」、
そして長良川河口の「なばなの里」と盛りだくさんです。

    

今頃イルミネーション?と、ちょっと季節はずれのような気がしますが、それでも大勢の人で賑わっていました。
夕方、到着!
まずは正面の池の前へ・・・見渡しているとびっくり・・・UFOみたいなものが動いています。
まだ、イルミネーションは点灯していないので、先にあのUFOに乗ってみることに・・・
まるで、クレーンのように地上45メートルまで上がって、上まで行くと回転して360度の景色を楽しめます。

    

いい眺めでした!
    


少し暗くなり、イルミネーションが点灯すると、あとは幻想の世界・・・

   

  
     

光のトンネル・・・200メートルもあります。

     

トンネルを抜けると今度は青・青・青・・・光の銀河「天の川」です。
時々、流れ星が流れて、とっても素敵・・ずっとたたずんで居たいほど!
暗いので、友人を見失いそう~

     

  
      


最後はクリスタルホワイトのトンネルを抜けて、現実の世界へ~~

     

食べ物を買って、バスの中で夕飯です。
7時過ぎには出発・・・
暗くなってからの時間が少なかったのが少し残念でしたが、
いつまでも目に焼きついているほど、綺麗なイルミネーションでした









下関

2007-05-07 | 春の旅行
ゴールデンウィークも終わり、浜松祭りを充分楽しんだ子供達はそれぞれの家に帰り、我が家は又、二人だけの静かな生活に戻りました。
さて、先月の旅行の後半「下関編」をまとめてみました。

門司のめかりパーキングエリア付近のめかり公園展望台に大きな壁画があるというので見に行きました。



そして海底トンネルを歩いて下関へ



二泊目はゆっくり温泉につかりたい・・ということで、下関では長府の“関門海峡を一望できる天然温泉パーク”があるというマリンホテルを選びました。
期待に違わず、海を見ながらの温泉三昧でした。

ホテルからの朝日です。
   

翌日は新緑に染まる長府毛利藩の城下町をそぞろ歩き、歴史の跡をたどりました。







夕日を浴びた「のぞみ」に小倉駅から乗り込めば、4時間ちょっとで浜松駅に到着です。
地図上で見る本州と九州の接点をこの目で見て、意外な近さにびっくりした旅でした。
船で5分、トンネルを歩いて15分とは!!
一日4回も潮の流れが変わると言う流れの早い関門海峡を眺め、平家物語「壇ノ浦」を思い、歴史と景色を楽しんで、いい旅になりました