千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

萩・津和野の旅 「津和野編」

2015-06-06 | 萩 津和野
旅の続きを書こうと思っているうちにあっという間に日が経ってしまいました。
さて「萩・津和野の旅」の津和野編です。

東萩駅からバスで津和野に向かいました。

車窓から里山の集落を見たり、新緑がまぶしい小高い峠を楽しみながら、
バスに揺られて、1時間45分ほどで津和野駅に到着!

ここが津和野ね!・・・とりあえず、夕暮れの津和野を散策です。



お店や見学出来る処は、5 時で閉店、何処へも入れません。

津和野と云えば、なまこ壁と掘割に泳ぐ鯉でしょ!
花菖蒲にはまだ早いし、しかも掘割の水が濁っている!!!




鯉は太り過ぎ!! 栄養過多?  飛び跳ねた時は、オオ~怖!

鷺舞のモニュメント・・・京都から持ち込まれた芸能「鷺舞」が7月の祇園祭に奉納されるとか・・・

殿町通りにある癒しのお宿、「よしのや」にお泊りしました。
廊下もすべて畳敷きで、ホッとします。

翌朝、一番に津和野城址へ
観光リフトに乗って、急こう配を上がります



本丸跡へは、まだ 15 分くらい歩いて登るとか・・・
上から歩いてきた男性が、私たちの姿を見て、本丸跡まで25分はかかるよ~と忠告してくれました。
やーめた!

本丸跡は断念して、津和野の街を見下ろすだけにしました。




次に、楽しみにしていた安野光雅美術館へ



安野光雅さんは、絵だけではなく、科学・数学・文学にも造詣が深かったそうで、
この美術館では、プラネタリウムがあったり、昔の教室や、図書室も作られていて、
安野光雅さんのこだわりが感じられました。

まずは、プラネタリウムね! と、気持ちの良い椅子に座り、夜空を眺めているうちに
気持よくなり、スヤスヤ~~・・・
明るくなって、目覚めて、友人たちと
“ 爆睡しちゃったよーーー 疲れが取れたねーー ” って顔見合わせてしまいました!



「ヨーロッパの街から村へ」 と云うテーマの展示を見ながら、
柔らかい色調のヨーロッパの風景に、気持ちがほっこりしました。




「旅の絵本」などは知っていたのですが、司馬遼太郎の「街道をゆく」や、
井上ひさし・沢地久枝・などたくさんの作家さんの本の装丁を手掛けているんですね。
絵本「平家物語」も、しっかり見てみたいし、「ふしぎなえ」も愉しそうです。

ゆっくりしてると、時間がありません。

あとは、米屋の鯉を見に行きました
“ 米屋の鯉 ”津和野では有名だそうです。

お米屋さんのお庭の池にたくさんの鯉が泳いでいるとか・・・
見学自由です




時間が少なくっても、しっかりお茶もしました。






このお店に入りたかったのですが、クローズしていました。


そろそろ、津和野とお別れ~

最後のイベント!?
いよいよ SL 乗車です。
津和野と新山口間を走る SL(土日だけ運行されています。)



私たちの席は一番前なので、ホームを急ぎます。

荷物を置いて、先頭の機関車を撮ろうと走ったのですが、みんな記念写真を撮っているので、
なかなか順番が回ってきません。
発車間際にやっと1枚!




列車の中は、客車ごとに展望車風・欧風・昭和風・明治風・大正風と、デザインされています。



私たちの席は、展望車風
揺れながら、焦って撮ったので、ボケボケ写真ばかりですが!

窓からは前の機関車が全く見えない・・・煙を吐く機関車を撮りたいのに~~

線路がカーブするところはないのかしらって・・

毎週どこかのSLに乗っていると云う SL マニア“ てっちゃん ”
(奇しくも気賀出身とか・・・私たちの遠州弁に声をかけてきました!) に 聞いたら、
大きなカーブは、ほとんど無いとのこと・・・

残念!

そうだ! 駅で停車した時、ホームへ下りればいいんだって・・

停車時間が 短いので、ドキドキしながら、1回だけホームに降りて前まで走って撮りました。



後で写真を見たら、駅名が「篠目」しのめ
ここは昔、蒸気機関車の給水場だったとかで、煙の向こうに給水塔が写っていました。

トンネルが結構あるので、窓を開けてれば、もちろん煙が入る!
トンネルよ~って、大急ぎで昔の窓のようにつまみを押さえて上からバタ~ンって下します。

出発する時の汽笛がいいんですねえ!!
煙を吐く音・・・横から排出する蒸気の音・・・シュッ シュッ シュッ シュッ ~ ~ ~

1 時間 45 分の SL 乗車・・・そんなに乗っていたようには思えないほど、
客車を探検したり、後ろまで行ったり、前まで行ったり、景色を見たりと、
とっても楽しい体験でした。

窓から、写真を撮るために、顔を飛び出させるわけにもいかないので、
腕だけをいっぱい伸ばして、動画モードで撮ったのを切り取って・・・



三日間の「萩・津和野の旅」
萩が興味深い!
長州藩・・・なぜ、山陰にあったの? 
なぜ長州から、幕末から維新にかけて傑出した人物が多く出たの?
このころの歴史に興味が尽きない

帰ってから、いろいろ読んだりするのが楽しみです。

今回も 4人揃って出かけられたことに感謝しつつ、9 時 5分浜松駅に到着
楽しい旅を終えたのでした。

今、萩で買ってきた「夏みかん丸漬け」を食べながら、旅を思い出しています。



この丸漬け、とっても美味しいんです。
夏みかんの中身をくりぬいて、はちみつ漬けにして、その中に羊羹が詰めてあります

お土産にいくつも欲しかったんですが、この日は一人1個づつしか買えなくって、残念でした。
光國本店、お店の奥が、ケンミンショーの撮影とかで、あわただしかったようです。

記録と思って長々と書いてしまいましたが、お付き合いくださり有難うございました。




萩・津和野の旅 「 萩編 」

2015-06-01 | 萩 津和野

今までに何度も、行ってみたい~と云っていたけれど、遠いしねえ・・・と、
計画は立ち消えていましたが、今回は、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」も見てるし、
と、萩・津和野の旅を計画、行ってきました。

萩編

浜松を6:32のこだまに乗り、名古屋でのぞみに乗り換え、
新山口駅から、バスに乗れば、12:00には、萩に着くんですねえ!

今年は、「花燃ゆ」効果で、
新山口から萩まで1時間で行けるノンストップの直行便バスが運行されていました。
スーパー萩号です・・・(運行は来年の1月10日まで)




行ってみて、そうなんだ~っ! 
萩市中心部は、日本海と川に囲まれた三角州なんですね!
城下町は、海と川に守られています。

宿に荷物を預けにいき、先ずは、萩城址へ・・



こんもりしたお山・・・指月山

昔はこの指月山にお城があったのが、明治6年に解体とか・・・


天守閣跡





こんな旗が、あちらこちらに・・・


萩八景遊覧船に乗りました。

橋本川・・・川幅が広く、水量がおおくて、とうとうと日本海に注いでいます。

橋げたが低いと船の屋根が下がります・・・身をかがめて~

川の両岸を楽しんだ後は、日本海へ出ます。
日本海に浮かぶ有人無人の島々が見えます・・・





指月山のふもとには、銃を撃つための穴の開いた土塀が続いています。
この辺りも、ドラマのロケに使われたようです


海から見た菊ヶ浜と、海岸から見た日本海
今、「花燃ゆ」ドラマではこの海岸に女性たちが台場を作っていますねえ

日本海と云うと、荒々しい海と思いますが、
この辺りは、おだやかで海の色も美しかったです。

色が変化しているのは、暖流が流れ込んでいるのだと、
船頭さんが教えてくれました。



船を降りて、城下町エリアを歩く・・・

武士が家計の足しにと屋敷内に植えた夏ミカン、お屋敷の前でも売っています

歩き疲れて、あまりの喉の渇きに萩焼のお店に飛び込み、どこかお茶する処はないか尋ねたところ、
なんと、冷たいミカンジュースと、夏ミカンピールを出してくれました。
サービスは商売でしょうが、うれしくって思わず、みんなで少しお土産を買いました。



浜松から来ましたって云ったら、なんとそのご主人、
少し前、遠鉄デパートの招きで、浜松へ行ってきましたよっていうので、びっくり・・・
お話が弾んで、今度はコーヒーを淹れてくれました。

あ~楽しかったって、お店を出たけれど、早や4時・・急がなければいろいろ見れないよーーー

白壁に西日が当たって・・・




そしてこの日の宿・・・常茂恵(ともえ)でお泊り



素晴らしい宿でした!
気持のよい宿の方の応対!
お食事も!



どれを食べても、濃い味はなく、ていねいに作られていて美味しくって、大満足の私たちでした。


翌日は、前の日に回れなかった「花燃ゆ大河ドラマ館」・菊屋家住宅・鍵曲り・・・

松家村塾 松陰神社・伊藤博文別邸等を見て回りました。




ツアーではないので、なかなか効率的な回り方は出来なかったのですが、出会いがあったり、
タクシーの運転手さんに教えられたり、思わぬところで、ランチが出来たりと、萩の街を愉しめました。

まだまだ見たいところはありましたが、2泊3日の旅なので、
3時40分 東萩駅からバスに乗り、次の目的地、津和野へ向かいました。

津和野編は、また書きます。