千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

青木ヶ原樹海ウォーキング

2006-09-25 | 旅行
富士山のふもと西湖の近く、青木ヶ原樹海を歩いてきました。
と云っても自殺志望ではありませんが・・・
自殺の名所として有名なので、かなり、うっそうとした樹海を想像していましたが、原生林なのに森の中は意外と明るくて、湿気ていなくて、木の幹もあまり太くはありませんでした。
溶岩の上に育っている木なので保水力も無く、あまり成長しないのかなと思いました。
9世紀頃の富士山の大噴火によって流れ出た溶岩の上に出来た原生林なので、樹海の歴史は約1200年とまだ浅く、若い森だそうです。
苔むした岩がむき出しになり、ゴツゴツしたところはありましたが、歩きやすい遊歩道になっていて、森林浴をしながら、気持ちのいいウォーキングが出来ました。

でも深い森なので、道を外れると、元の場所に戻るのは難しいそうです。

西湖野鳥の森公園で早めの昼食

                
                大きなダリアが咲く広場
                

いよいよ樹海に入っていきます




                

                

                

土も少い溶岩の上で成長するにはこの苔が重要で、木々や溶岩にびっしり張った苔が水分を提供しているのでした。


途中、竜宮洞穴に寄り、ロープを支えに下へ降ります。一段降りるごとにひんやりしていき、祠がある一番下まで行くとかなり涼しい(寒い?)


                


ウォーキングの最後は、コウモリ穴。この洞穴は冬でも温暖なのでコウモリが冬眠するそうです。
ヘルメットをかぶって、洞穴の中へ・・・・気味の悪い暗い洞穴を進みながら、何故ヘルメットをかぶらなくてはならないのかがわかりました。進むにしたがって天井がとっても低くなっていくんです。
ほとんど這うようにして頭をゴツゴツ岩に当てながら、「これは拷問ではないのォ~~」と苦しい姿勢で叫びながら、出口に近づいた時には、本当にホッとしました。
でも、拷問の後には温泉が待っていて、御殿場の「時乃栖」で温泉に入れるという
うれしいことがありました。「カラスの行水コース」でお願いしますとガイドさんが言いましたが、1時間ありましたので、充分な温泉タイムでした。
温泉のあとには、御殿場高原ビールで“地ビール!”と言いたいところでしたが、残念ながら飲めないので、コカコーラで最後を締めくくり、楽しかった景勝地ウォークを終りました。
           
         











箱根 彫刻の森美術館

2006-09-17 | 美術館
9月の社会保険センター野外講座の美術館めぐりで、12日箱根彫刻の森美術館に行って来ました。
箱根と聞いただけで期待でわくわくしましたが、またまた、あいにくの雨でした。

4月から今月まで6回の美術館めぐりのうち3回も雨に降られるということは、
「私は雨女?」という言葉が頭の中にチラチラ浮かぶ始末・・・
御殿場ICから仙石原~宮ノ下~強羅などを抜けて、霧の中、彫刻の森美術館に到着しました。

チケットが配られます

少しはお願いを聞き届けてくれたのか、雨も小止みになり、70,000平方メートルの広い庭園をブラブラ歩くことが出来ました。
この広い敷地の中に有名な作家の彫刻(ロダン・ブールデル・ミロ・ムーア・岡本太郎・ヴァンジなど)が点在しています。
歩きながら、次はどんな彫刻が現れるのだろうという期待に、足取りも軽やかになり、面白い彫刻に対面すると、しばし見とれて友達と“ああでもない、こうでもない”と
ひとしきり、おしゃべりです。

さあ、自由行動

                「偉大なる物語」  
                白い大理石に彫られた群像

                「ボクシングをする二匹のうさぎ」
                イギリスの作家バリー・フラナガン作

                「ミス・ブラック・パワー」
                フランスの作家 ニキ・ド・ファールの作品


                「人とペガサス」
                天馬ペガサスに乗る英雄ベレロフォン

桂由美デザインの高透過ガラスで出来た「妖精たちのチャペル」
ウェディングベールをモチーフにしてあり、ここでブライダルもできるとか。
晴れていたらこのガラスが、どんなに耀くことでしょう!
後ろ側から撮ったもの

ショップとカフェの前にあるヘラクレス

途中、カフェでお茶をしながら、「弓を引くヘラクレス」を窓越しに鑑賞です。

ひと休み コーヒータイム

 
「ファミリー・グループ」
ヘンリー・ムーアの作品

一番奥にあるピカソ館

室内展示場も5ヶ所ありましたが、滞在時間が3時間ほどなのでゆっくりは見られなかったのですが、その中でもピカソ館はじっくり鑑賞しました。
興味深かったのはピカソが晩年、陶芸を楽しみ、その作品が多く展示されていたことです。
彫刻と絵画の要素を持った陶芸にピカソの才能が発揮されていて、面白いコレクションでした。

最後はお決まりのショップめぐり(これがかなり楽しい!)
陶器の絵柄が珍しい丸い形の絵葉書を買いました。
ピカソの大円形皿の絵柄が印刷された絵葉書のうち、4枚です。




この美術館はお天気がよければ、作品を見ながら芝生でお弁当を広げたり、とてもゆっくり出来るところです。
温泉足湯もあり、子供のための造形広場・迷路など、楽しめそうです。
今回、時間が少なくて野外作品や屋内展示館などの全部を見ることが出来なかったので、また季節がいい時に訪れたいと思ったことでした。