千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

お寺 de こんさあと♪

2011-10-21 | Weblog
先日、お寺さんでのコンサートに行く機会がありました。
時々見かける「お寺でコンサート」って、どんなふうかしらって思っていました。

西ヶの蔵泉院というお寺さん、夜道で迷いながらも辿りつきました。

それほど大きくない本堂にピアノが置いてあって、座布団が並べられ、
小さな椅子が少し用意されていて、ご近所から “ちょっと来たよ” って雰囲気~
かすかにお線香の匂いがする中で聴く、♪フルートとピアノの夕べ♪
とっても素敵でした!

ピアノの 植村美有さん、フルートの yumi さん、
チャーミングなお二人の演奏にすっかり魅了されて、いい夕べを過ごしてきました。

日本の歌を演奏される時は素敵なお着物で・・・





「この道」
「春の海」  聞きなれたお琴とは違うフルートの音色がソフトで素敵でした
「ちいさい秋」
「朧月夜」
「まちぼうけ」
「初恋」


「月の沙漠」  美しいフルートの音色に誘われて、砂漠の中で月の光を浴びているよう~
美有さんが、「月の砂漠」が好きだったという亡くなられたおじい様の
思い出など語ってくれました・・・
このおじい様は、私も存じ上げている方なので、少ししんみりしました。



第二部ではドレスで登場、
“タイスの瞑想曲” や “カルメンファンタジー” など他にも素敵な曲を聞かせてくれました。





フルートの演奏をこんなに近くで、聞いたのは初めてだったのですが、
柔らかで、包み込んでくれるような音色に感動しました。

司会をされた玉川昌幸先生が最後に素晴らしいテノールで1曲歌って下さいました。
温かく楽しい演奏会でした。




コンサート会場でクラシック音楽を聴く時はちょっと緊張しますが、
こんなやさしい雰囲気で聴くとリラックスできて、心に沁みとおります。

蔵泉院さんでは、こういうイベントをたくさんおやりになり、今回が第44回だそうです。
近かったら、いつも行きたいなと思いました。




北海道旅行そのⅡ

2011-10-09 | 北海道
三日目、さわやかに晴れ渡って、まずは小樽運河へ




小樽運河は、もっと情緒があったように思いましたが・・・
前に来たのは20年も前だから変わっていて当然でしょうけど・・

小樽の街ではお菓子屋さんめぐり~ 北一ガラスは見るだけでも楽しい~
北菓楼の「夢不思議」と云うシュークリームを食べる
美味しい!  もう一度食べたい!  もう一度行きたい!  





積丹半島も楽しみにしていたところです

駐車場から神威岬まで風に吹かれながら歩きます




今年の9月の台風で、神威岬の先端までの遊歩道が崩れたそうで、先まではいけませんでした。











シャコタンブルーと云われる海の色が素晴らしく綺麗!
先端まで行って、丸みを帯びた水平線を見たかったなあ~
でもお天気も良く、シャコタンブルーの海が見られただけでもラッキーでした。



恐怖の「ニセコ神仙沼」への道

3日は日本列島が強い寒気の南下で冬型の気圧配置となり、
あちらこちらで平年より1~3週間ほど早い初雪を観測したそうです。
4日に行ったニセコ神仙沼も3日が雪だったようです。

“ 前の日に降った雪で木道は滑りやすくなっています。皆さん気を付けて~ ”
と、この説明がガイドさんの唯一の注意事項でした。




入り口で、若い方が、すってん!と転んだので、あ~気を付けなくってはと思いながら歩き始めました。

木道にかなり雪が残っています。



シャーベット状・・・アイスバーン・・こんな言葉が浮かぶ

滑る!滑る! 前で滑る、後ろでも滑ったり、転んだりしている様子
でも振り返ったら、自分も転ぶから振り返れない



私も慎重に慎重に・・・と歩いていたのに、滑りました! 尻もちをついて・・・このくらい大丈夫!

ゆるい登りをしばらく行った時、あっと言う間にスッテンコロリ!!!
これはすごい転び方でした・・・上半身がクマザサの上に~そっくり返って!
起き上がれるかな?  ウ~ン 怪我はなさそう~ 友達に助けられて、起き上がり又進む

景色を見ている余裕など全くありませんでした。

恐怖の30分でした!
やっと、明るい雪のない木道に出て、ホッとして見渡すと、
景色は、尾瀬のような~ 栂池のような~













池で写真を撮っただけで、時間もないので引き返す






帰りたくな~い!と、友人とつぶやく
あの道を帰るのは、恐ろしすぎる・・・しかも帰り道は少しずつ下りです~
でも空を飛べないし、歩くっきゃない!

帰りは小刻みに歩いて、大きな転倒はなかったが、何度かツルリーっと滑った。
後ろにいた友人が滑って、それを受け止めたガイドさんと共に滑ってきて
私のすぐ後ろで止まった。
3人共倒れになったらと思うと・・怖かった~ 

駐車場に着いて、よく無事に戻ってこれたねえ~と、やっと笑顔になれたのでした。
ほとんどの方が転んだ!と言ってました。

ところが、ツアー客5人の方が、手首を痛めて腫れていると云う情報に、
ガイドさんも添乗員さんも青くなりました。
転んだ時に、手をついたのでしょう

あまりのひどい腫れに4人の方が病院へ行くことになりました。
と云っても、まだ山の中です。
バスで1時間半ほど下ったところで、怪我をした方はタクシーで病院へ向かい、
バスは、それから2時間後、予定通り宿泊地の登別温泉に着きました。

車窓から、羊蹄山 洞爺湖 海に沈む夕日など見ながらも、気が滅入りました。




病院へ行かれた方達は、治療を終えて、タクシーで2時間以上かかって、宿に帰ってきました。

大変でした!!!

4人共骨折していたそうで、腕を吊っている姿が痛々しくてお気の毒でした。
保険証を持っていない方は、とりあえず治療費を自費で払うので相当かかったようです。
2・3時間のタクシー代もかなりの金額になります。

“ JTBさ~ん ”
もっと情報を把握してツアー客に注意を促してくださいよ~
ひどい道なら、やめるよう勧告するなど、してください~

後期高齢者の参加者も多かったこのツアー、
骨折された奥さまのご主人が怒っていたそうです。


私も転倒の時、尾てい骨を強打したらしく、階段の上り下りが痛いけれど、
歩くには何の支障もないのでやれやれです。
まあこのぐらいで済んで良かったのですが・・・今思い出してもゾーッとします。



翌日、登別温泉の地獄谷を見学して、往きと同じ新千歳空港からセントレアへ帰ってきました。





うに・いくら・かにのご馳走はなかったので、豪華弁当を新千歳空港で買って、セントレアで昼食としました。




思いがけない雪景色や、思いがけない事故やらを経験した秋の北海道旅行でした。




北海道旅行そのⅠ

2011-10-09 | 北海道
日本一早い紅葉が見られる大雪山系の山々
その黒岳5合目1300mまでロープウェイで行き、
秋彩の大雪山を見るというコースに魅かれて、秋の旅行はこのツアーに決定!

10月2日から5日まで、3泊4日の北海道旅行に行ってきました。




北広島のリゾート風ホテルに到着



お部屋の窓は一枚ガラス・・・夕暮れの山々に見惚れます!


ズームして・・・山は雪ね!




翌日「フラワーランドかみふらの」へ






この時期、お花は期待できませんが、フラワーランドへ寄って、
まずはジャガイモ・夕張メロンをいただいて北海道らしさを味わいます




ジャガイモはホクホク 種類は「北あかり」と云いましたが・・あまり黄色くないのね
メロンは甘くて美味しくって、まずは満足



層雲峡から黒岳ロープウェイに乗って、紅葉の樹海が見られるはずが・・・アレレ?



お山は雪化粧・・・思いがけない冬景色に、ウワァー! ウワァー! すご~い! 歓声ばかり・・





黒岳の頂上は雪が降っているかもとの情報はあったものの、こんなに下から雪とは思いませんでした!

ロープウェイの終着駅 黒岳5合目 

 


気温零下2度  ダウンを着込んで、寒さ対策は万全にして行ったので寒くはないけれど・・











小雪がちらつきながらも、青空が見え隠れしていたので、
展望台の高松台まで行ってみたけれど、視界0で何も見えず・・・



私たちの前を歩いていた方は、数十秒だけ姿を現した黒岳を見られたとか~
残念でした~もっと早く歩けばよかったわ。



登り降りのある雪道は滑りそうで、おっかなびっくり・・・実際滑りましたが~
すごい雪山体験でした。


層雲峡 銀河・流星の滝



今年は高い木の紅葉は良くないそうで、枯れたような葉が多かったですね。
低木の紅葉の方がきれいだそうです

この日のお泊りは札幌の奥座敷 定山渓温泉
まだここから4時間もかかるんですって・・・北海道は広いからねえ!

“ そのⅡ ”へ続きます


お菓子と娘

2011-10-01 | Weblog


少し前になるのだけど、映画「エクレール・お菓子放浪記」を観に行きました。

その中で、「お菓子と娘」と云う歌を主役の男の子が歌うのだけど、
その澄んだ歌声は本当に素晴らしくって、いつまでも耳に残っています。
この主役の男の子は「吉井一肇くん」と云って、新人で11才だそうです。

「お菓子と娘」という曲は西條八十 作詞 ・ 橋本国彦 作曲の昭和4年の作品だそうです。





原作は小説家西村滋さんの自伝的作品です。
戦時中に両親を亡くして孤児となった少年が孤児院でこの歌に出会い、
ずっとエクレール(上にチョコレートがのった細長いシュークリーム)にあこがれて、
「甘いお菓子が食べられる平和な社会に」と云う希望を胸に、
さまざまな人たちとの出会いを繰り返して、夢を実現する物語です。

完成までに3年かかったと云うこの映画の主なロケ地が震災前の石巻市とのこと
素晴らしいアングルで撮られた日本の原風景に心打たれました。

美しい景色を残す貴重な映像になったのではないでしょうか~
この映画に協力されたたくさんの方々も犠牲になられたようです。


お菓子の好きな 巴里(パリ)娘
二人そろえば いそいそと
角の菓子屋へ 「ボンジュール」

選(よ)る間(ま)も遅し エクレール
腰もかけずに むしゃむしゃと
食べて口拭く 巴里娘

残るなかばは 手に持って
行くは並木か 公園か
空は五月の みずあさぎ

人が見ようと 笑おうと
小唄まじりで かじり行く
ラマルチーヌの 銅像の
肩で燕(つばめ)の 宙がえり