千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

歌舞伎鑑賞の翌日

2013-05-29 | 春の旅行
あでやかな歌舞伎の余韻を愉しみながら、
八重洲口近くのホテルに泊まりました。
翌朝、まだあまりお店も開いていないうちに日本橋まで歩いてみました。

・・ビジネスマンが行きかう日本橋を眺めながら・・・三越前の「スターバックス」で朝食です







ここが五街道(東海道 中山道 甲州街道 奥州街道 日光街道 )の起点となった所ですね


お江戸日本橋♪~~七つ立ち~~♪


地下鉄の壁に貼ってあった絵

昔の絵の中での日本橋は太鼓橋のように描かれています。

今は、橋の上を首都高速道路が天井のように覆っていて、あまりいい景観とは言えませんでした。




この首都高速道路、ずっと先まで川の上を覆っているようです。



東京オリンピック開催の時、首都高速道路の建設が急務で、
用地の取得が楽な川の上に高速道路を作ったと云うことです。



橋のたもとに、「魚市場発祥の地」の碑が立っていました。


ここが魚河岸だったのが、震災後、築地に移転したそうです。

この「日本橋川」の水路を使ってたくさんの品物が流通し、おおいに賑わったことでしょうね!
江戸時代の三井越後屋呉服店が、日本で一番古い百貨店「三越」となったそうです。



ちょっとパリの街角みたいです!
「三越」は入りましたが、今回は買い物はタブーです。
1階だけを、キョロキョロ見ながら通り抜けました。(がまん!がまん!)

橋の「日本橋」の文字は最後の将軍「徳川慶喜」が揮毫した文字だそうです。





そして、そして「麒麟の翼」なんですが、ちっとも知らなかった。



近くのおばさんが、あっち側の「麒麟の翼」が小説に出てくる麒麟の翼だよと教えてくれる
えっ何? 東野圭吾の推理小説? あ~読んでないけど、知ってる!
あのタイトルは、ここの「麒麟の翼」のことなのね~?
橋の中央にあって、変な動物像だなぁって見て通り過ぎたけど・・・

麒麟に翼があるのは、この日本の中心から、日本中に飛び立っていけるという意味があるとか・・・
この小説、読んでみようっと・・・

そのおばさん、夏目漱石の碑の場所も教えてくれる。
そこは教わらなくても見に行く予定だったよ…・・・とも言えず、お礼を言って別れる。



夏目漱石の小説「こころ」「三四郎」に日本橋の料理屋さんがたくさん出てくるとか
漱石もかなり通ったことでしょう

さてゆっくりはしてられない・・・

三越前から東京メトロ銀座線に乗って浅草まで



浅草吾妻橋から水上バスで隅田川を下って浜離宮へ行ってきました。


両岸の景色を見ながら、歴史ある説明が興味深くって、楽しい船旅となりました。




しかし、ここでカメラのバッテリーが無くなってしまった!!!
オーマイゴッド! 東京サ行くのだからと、油断しましたね。
そんなに撮らないさ・・・充電器なんていらないわって思ったような~~忘れたような~

ここから、携帯電話のカメラ機能のお世話になることに~
でも液晶画面が光ってしまって真っ暗・・
何にも見えないけど、あっち方面に向けて、ガシャ!
大体で、こっちに向けてガシャ!  歪んでま~す!

浜離宮は素晴らしかったです。

「将軍お上がり場」 
大河ドラマで次回、徳川慶喜は大阪から逃げ帰って? ここに着くのですねえ!




のんびり将軍のお庭を歩きながら・・・・高いビルと古風なお庭が映えるねえって・・・









レストランでもあるのかと思ったら、小さな売店があるだけ・・・
アンパンとアイスクリームで昼食の代わりです
でも、景色と心地よい風がご馳走…・・・やせ我慢

大手門を出て、電通本社の立派な地下道?を通り抜けて、
新橋駅まで歩いて山手線で有楽町までーーー

次の目的は「三菱1号館」で開催されている「クラークコレクション」です。

ちょうど三時!
「三菱1号館」手前の角にパパスのお店を発見、ショップの奥にカフェがあったので、
重厚な雰囲気に惹かれ Papas CAFÉ でケーキセットをいただく



マンゴウケーキのマンゴウが素晴らしく美味しかった
もちろんお紅茶も美味しく、たっぷりあって、ゆっくりできました。


そして「三菱1号館」へ・・・・ どこが入口?




案内に沿ってビルの間を抜けると、あら~ いいお庭が!



バラが咲き乱れていて、いい香りがします・・・・すてきな雰囲気です!
まあ、ここでお茶してもよかったわねと云いながら、中へ

奇跡のクラークコレクション
ルノワール・モネ・ピサロ・シスレー・ドガ・セザンヌなどの印象派の作品が、
アメリカのクラーク美術館から日本に初上陸と謳われていたので、ぜひ見たいと思ったのでした。

これまで日本では目にしたことのない作品が並んでいて、
4時から6時までゆっくり見て回って、堪能しました。

さすが東京ですね! 夕方でも美術館は人がいっぱいでした!


素晴らしい「三菱1号館」の建物です。



おのぼりさんの二日間を、長々と書いてしまいましたが、
お読みくださって有難うございました。


お江戸の面白さに目覚めて、
江戸と現代が混じり合った東京見物に、また出かけたく思ったのでした。

でも二日間の遊びのつけは重く、先週はずっと頭がぼ~!っとしていて、
なかなか疲れが取れませんでした。



歌舞伎座こけら落し5月公演に行ってきました

2013-05-25 | 歌舞伎
友人4人で新歌舞伎座へ、歌舞伎を観に行ってきました。

少し贅沢かと思いましたが、5月公演の三部に玉三郎さんの「二人道成寺」の演目があったので、
絶対見た~いと、みんなの意見が一致・・・チケットを取ってくれたKさんに感謝です。

当日は朝から雨・・・雨・・・

6時開演までには時間があります・・・何処行きましょう~ 
予定では、青山辺りを歩いてみようということだったけど・・
歌舞伎座へ行くので、一応みんなスカート系でおしゃれ?しているし、
雨でビショビショになるのは嫌だし・・・

あまりお金がかからなくって、濡れないところは何処~
新幹線の中で、知恵を絞って (それほどの知恵でもないっか!) 行先決定!
浜松町からモノレールで羽田国際空港ターミナルビルをぶらついてきたのでした。



高い天井は、すじ雲をイメージしてあるそうです。
外国人観光客を意識した江戸小路に、和の品物を揃えたお店が並んでいました。


そろそろ歌舞伎座へ
地下鉄の「東銀座駅」で降りると、「木挽町広場」へ直結しています。
「木挽町広場」は、歌舞伎座の地下に当たるそうです。



平日なのに、すごい人! お土産やさんが並ぶばかり・・・

順番待ちして、エレベーターで歌舞伎座タワーの5階まで行きます。
雨のため、屋上庭園も、五右衛門階段も閉鎖されていたので、ガラス越しに写真を撮っただけでした。

歌舞伎座の大屋根
「絶景かな絶景かな」と、石川五右衛門が南禅寺の屋根の上で云ったことにちなんで、
「五右衛門階段」と云う名前がついているのかな~





そして歌舞伎座の正面へ・・・





全景を撮るには、道路の向こう側に行かなくってはねえ~って・・・




道路を渡ったら、甘い匂いが私たちを誘います。
入らずにはいられない・・・ワッフルとお紅茶で、歌舞伎鑑賞前の一服です。








提灯に明かりが点ります。



いよいよ中へ・・・・

ロビーは行き交う人で、ごった返して~
オペラグラスを借りるのにも、人をかき分け、かき分け、大変でした。

開演まで30分もなかったので、お土産を買うのも大忙しです。
夜の部は、終演後は売店は閉まってしまうそうなので・・・





第三部の演目は「梶原平三誉石切」です・・・吉右衛門さんや菊五郎さんなど・・
「梶原景時」って、平家物語などでは、頼朝に義経の悪口を言って、
義経を死に追いやった悪人に書かれていたような気がしましたが、
この歌舞伎では人情味あふれる武将となっていました。
吉右衛門さんが良かったです!


もう一つの演目が「京鹿の子娘二人道成寺」で、玉三郎さんと菊之助さんが踊ります。

菊之助さんが花道から出てきた時は、みんな、ワ~って歓声・・・きれいで可愛かったです。

次に玉三郎さんが、せり上がり(ホントは何て呼ぶのかしらん?)から上がってくると、
客席から何とも言えないため息・・・もううっとりでした。
菊之助さんは若々しい踊り!
玉三郎さんは、体の隅々まで神経が行き届いていて、本当に素晴らしい踊りでした。

衣装も引き抜いたり、着替えたり、たしか7回くらいは変わったと思うんだけど・・
それとずらりと並んだお囃子連、素晴らしい三味線・鼓の音色のいいこと!・・感動しました。
本当に楽しい舞台でした。


ネットから画像をお借りしました。


幕間にパチリ・・・お席でお弁当をいただいています。







歌舞伎鑑賞に大満足して、興奮しながら東京駅へ・・

21時に歌舞伎が終わり、急いで東京駅に行き、
21時30分発の「ひかり」に乗るのはちょっときついですね。
次のひかり(22時発)で、友人二人は翌日用事があるためそのまま帰りましたが
私ともう一人の友人は、一泊して翌日東京を歩きました。

翌日の東京歩き?は、また書きます。




「藤田嗣治渡仏100周年記念」 展覧会

2013-05-12 | 美術館
浜松祭りから1週間、孫たちも6日には帰り、
私も6日からずっと予定をこなしてやっとお休みがやってきました。

土曜日・・私の休日・・・ゆっくり家にいればいいのに、友人と静岡へお出かけしました・・・
「藤田嗣治渡仏100周年記念」を静岡まで見に行ってきたのです。




この日は強い雨が降るイヤなお天気でしたが、
静岡市美術館までは駅から地下道で行けるので濡れずに済みました・・・

ポスターが描かれている専用エレベーターが出迎えてくれます。






静岡市美術館は初めてですが、とても明るくって気持ちのよい空間でした。





この展覧会は、藤田嗣治(つぐはる)が初めてフランスに渡った1913年(26歳)から、
アメリカに旅立つ1931年までの作品が展示されています。

あのオカッパみたいなヘヤースタイルと丸いメガネの藤田嗣治の姿が有名ですが、
若いころの自画像が、なかなかハンサムでした!
(下の図の真ん中の男性)








藤田嗣治と云えばあの乳白色の肌色をした女の人の作品を思い浮かべましたが、
この展覧会では初期の作品が多く展示されていて、興味深く見てきました。

結婚1年で渡仏して、日本に残した夫人にフランスから送った手紙がたくさん展示されていて、
藤田嗣治の人柄がよく解り、面白くて、ほとんど読んできました。

絵も交え、パリでの生活や画壇のこと、ユーモアもあり夫人に対する細やかな思いやりなどが、
細かい字でびっしり書いてありました。


反対の入り口に、顔出しパネルが置いてある・・・美術館には珍しい!



さっそく友達と顔を入れて、フフフ ~ おばさんの記念撮影!

何故、レオナール・フジタと云うのだろうと思っていましたが、
晩年カトリックの洗礼を受けて、レオナール・フジタとなったそうです。

藤田嗣治展を見たのはこれで2度目でした。
1度目は、何十年も前、まだ独身の時でしたが・・・

あれはどういうタイトルの展覧会だったのかなあと思い出しながら、
ひょっとしてその時買った絵葉書があるかもと帰宅してから探したら、
引き出しの奥から出てきました。



絵葉書を見たら、「藤田嗣治追悼展」とありました。
その追悼展は、1968年、東京セントラル美術館で開かれていました。
1968年の1月に亡くなったそうです。

狭い入口から入って行ったような記憶・・・昔のことはよく覚えている?
でもセントラル美術館って 何処だったのかしら? 今でもあるのかしら?

検索したら、それは銀座にありました。
思いがけず、セピア色の思い出が甦って、懐かしく思ったのでした。




浜松まつり

2013-05-04 | Weblog
浜松まつりです!
三日間お天気がよさそう~





抜けるような青空・・・凧がよく上がるだろうなあ~



浜松駅へ孫を迎えに行ったら、Eデパートの横の広場「ソラモ」に屋台が数台置いてあり、
とても賑わっていました!















4時頃から、お囃子も始まって一気にお祭り気分です。

このお囃子の音を聞くと、胸キュンです。
屋台に乗って、お囃子をした子供のころを思い出すからかなあ~






カメラを持っていなかったので、携帯で撮ってみました。
夜の引き回しの前に、こんなイベントがあると、街もお祭りムードで盛り上がりますね




1日目、わが町の屋台は、町内を回ります。















孫たちは、じいじに連れられて屋台を引いて廻り、お菓子をいただいて大満足!
ラッパの音や練りの音に敏感な孫たち、お風呂上りに聞こえたら、
パジャマ姿のまま飛び出して行ってしまいました。









お祭り2日目の屋台は、町の中央から町内まで引いてきます。
孫ちゃんたち、みんな歩けるかしら・・・