「尾瀬に行ったことがないから行ってみたい」と、以前から夫が云っていた。
もう水芭蕉の季節も終わってしまったけど・・・
6月のある日、新聞に旅行会社の大きな広告 “ご夫婦で行く花咲く尾瀬”と出ていた。
私はハタチの頃、三平峠を越えて水芭蕉の尾瀬沼・・・尾瀬ヶ原と歩いたことがあるけど、
それ以来行ってない!
谷川岳ロープウェイも乗って、水上温泉郷へ泊り、翌日尾瀬ヶ原散策とあったので、
これに決定! 6月に申し込んでおいて、24・25日に行ってきました!
バスの中で、サービスエリアでもらった関東区域の地図を広げて、目的地まで辿る道路に興味津津・・・
関越自動車道の水上ICを降りる頃には、お天気が怪しくなってきて雨模様~
谷川岳ロープウェイで標高1319mの天神平駅まで行ったが、とうとう本格的に雨が降り出してきた。
それでも上下カッパを着こんで、リフトで標高1502mの展望台まで行ってみた。
晴れていれば美しい谷川岳の山頂や、山々のシルエットを見ることが出来たはず!
霧で何も見えず、とっても残念!
帰りは、この霧の中をリフトを使わず歩いて下ると云う夫に続いて歩き始めたが・・・これが難行苦行・・・
この散策コースはスキー場のゲレンデなので、滑り止めが埋め込んであるとはいえ、傾斜していて、
立ち止まれないほど・・・滑らないように歩くのが精いっぱい~
それでも霧の中に現れるお花に癒されながら無事ロープウェイ駅まで辿りついてホッとしました。
水上温泉郷のホテルは、美しい山並みを眺めながらの入浴も出来て、いい温泉でした。
翌朝7時15分、ホテルのバスで鳩待峠まで、約1時間・・
標高1400mの鳩待峠まで、素晴らしい原生林の中を、くねくねとバスは登ります
鳩待峠到着! 雲が多いけど、青空も見えてお天気はまずまずです。
添乗員さんの号令で、ストレッチ体操をして、ここから4時間半の自由行動です
でもすぐに尾瀬ヶ原を歩けるわけではありません
ここから1時間ほど200mの高低差のある山の鼻ビジターセンターまで、3.3㎞下らなくてはなりません。
前日の雨で滑りそうな石畳を下って、しばらくすると木道になりますが、さらに下ります。
色とりどりの緑の木々、ウグイスが上手に鳴き、カッコウの声も聞こえて、
自然に包まれて気持ちがいい!! 出会う人と “こんにちは”を繰り返します。
汗びっしょり・・・予定通り1時間かかりました。
ここから尾瀬ヶ原の木道を歩きます。
至仏山を背に歩きます。
はるか向こうの山は燧ヶ岳です。
広告の謳い文句の ‟花いっぱいの尾瀬”とはいかず、ニッコウキスゲは、
もっと先の湿原まで行かなくっては見られないようです。
黄色い花は、キンコウカです。
ハッチョウトンボ は尾瀬特有種で日本最小のトンボだそうです。
美しい ルリイトトンボ にも出会えました!
水芭蕉の時期は、すごい人でしょうね。
この時期でも立ち止まって撮影しているとすぐ人がきます
花が一番少ない時期でしたが、尾瀬の雰囲気は満喫したのではないかと思いました。
写真を撮りながらなので、遅くなったけど、何んとか牛首分岐点まで行ってきました。
ここから引き返すのですが、
ツアーの悲しさ、時間が迫ります。
帰りはかなりの急ぎ足でした!
雲行きも怪しくなってきました。
山の鼻ビジターセンターから鳩待峠まで、帰りは登りになりますから、1時間半はかかります・・・
きつかったです!
ホテルに戻り、温泉で汗を流します。
これでさっぱりして、あとはひたすら帰るだけです。
16組のご夫婦が参加・・・夫婦だけのツアーなんて初めてでした・・
私たちを含め中高年のご夫婦ばかりで、
バスの中がとても静かで、いい雰囲気でした。
添乗員さんが懐かしい曲やジャズをBGMで流してくれたので気持ちが安らぎました。
休憩時間を入れると浜松から7時間ほどの行程です・・・尾瀬は遠かったです!!
初級のハイキングと云うことだったけど、足は筋肉痛、体中痛くって、帰ってからヨタヨタ歩いています。