千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

「神様のカルテ」を読みました

2020-08-27 | 読書






暑さもやっとピークを過ぎたのかしら、

すこ~し気温が下がってきましたが、

まだまだ、エアコンの部屋の中!!





カップの中にオモチャを浮かべて、涼感!!




少し前ですが、自粛中に、I さんが本を貸してくれました。

それは、「神様のカルテ」4冊!!




何年も前ですが、「嵐」の桜井君が主役で映画化とか~

その辺の話題は知ってはいたけれど・・・

内容はまったく知らず、お借りしても、

表紙が漫画のようなイラストなので、なかなか開ける気にならず、

積んでありました。

ある日、ちょっと暇~~~と手に取って読み始めたら、

止まりません!!

4冊を一気読みしました!

会話が多いので、スラスラ読めるのですが。

主人公はお医者さん、年中無休でフル活動する地方病院に勤務する栗原一止先生!

過酷な仕事をこなしながらも、患者さんに寄り添う姿勢に涙が・・・

自分が病気になり、最後を迎えなくてはならない状態の時、

このようなお医者さんがいてくれたら、

どんなに幸せで 安らかな気持ちになれるだろうかと・・・

もちろん、小説ですが、この本の作家さんも長野県の病院で、

地域医療に従事されているそうです。


小説は、松本市の病院が舞台

松本城、松本平から見える常念岳とか、蝶ヶ岳・・・

松本へは、昔よく行ったので、読んでいても風景が目に浮かびます。

一止先生が時々寄るお店「九兵衛」には、

お酒の好きな方なら、ご存じの日本酒の銘柄がいっぱい出てきます。

テーマは、命を扱っていて重いはずなのに、ユーモラスな会話あり、

ところどころに季節を感じさせる景色やお花の表現があり、ふっと癒されるのです。





5,6年かかって、4冊が発行されているのですが、

内科医になったころ・・・妻ハルさんとの出会い、

大学生時代のころ・・・病院内のこと・・・

読んでしまうと、心に何かが 浸みて 温かくなる。

人間を信じたくなる。

珠玉の言葉も、たくさん出てくる。

“ 神様のカルテ ” という意味はそうだったのかとうなづいて、実感!



4 冊を I さんにお返ししたら、去年発行の 「 新章 神様のカルテ 」 を貸してくれました。




5 冊目です!





ちょっと厚い!!

これは、地方病院から大学病院へ勤務となってからのお話

こちらもテーマは重いですが、スラスラ読み終えました。

大学病院の複雑な内情・・

患者さんの、病院ではなく 家で死にたい希望 に向き合う真摯な医師の姿!

やっぱり良かった~~

そして一段と作家さんの筆がさえてきたような気がします。

家に置いといて、時々ちょっと読んで癒されたいなあと思い、

4冊まとめて、メルカリで買ってしまいました!





夕暮れ時、少し涼しくなってきたような気がします。





読書 「蜜蜂と遠雷」

2017-04-24 | 読書
直木賞受賞の「蜜蜂と遠雷」を読みました。

読み始めてすぐ引き込まれて、一気に2日間で・・・完!

ちょうど夫が旅行中だったので、家事をしないで、読みふけったのでした。

作者の 恩田 陸 さんは、3年に一度開かれる浜松国際ピアノコンクールを取材すること4回だそうで・・・

取材と言っても、ひたすら出場者のピアノを聴いていたそうです。

構想12年、執筆は7年というからすごいですね。





コンクールに出場する天才たちの心のうちを、見事な文章で表わすので、ぐんぐん引き込まれます。

そして、音楽について、内容や情景をたくさんの味わい深い言葉を使って、

表現しているので、クラシック音楽になじみがなくっても、聴いてみたくなるほどです。

一つずつの曲にたいして、物語を語り、想像を膨らませてくれるほどの豊かな言葉の表現力に

すっかり魅了されてしまいました。

時々モデルになった浜松のことも少し出てきます。

ガラス張りの中ホールの入り口・・うんうん!

カレーのお店・・・うんうん、アクトにあるあのお店ね・・・ナンが美味しいのよねって!

地元なので、親しみも感じます。


思いついて、本の中に出てくる曲を、その都度、YouTube で聴きながら読んでいきました。




お茶とお菓子をそばに置いて、BGM を聴きながら、本を読むって、至福の時!

久々に長い本を読みましたが、読み終わった時には、

美しい音楽が頭に鳴り響き、それを表す豊富な言葉に酔ったような感覚になったのでした。

クラシック音楽が好きになれそうな素晴らしい小説に出会えて幸せでした。





最近、軽い本もさっと読んでます。

佐藤愛子さんの痛快随筆




「 90歳何がめでたい 」も読んだのですが、この本は今、友人たちのところを回っています。

どちらも、身の回りに起きたことを、まっすぐな観点から切り取り、

歯切れの良い文章で綴っているのが小気味よい!

時々、クスって笑えるのがいいです。








これは、「 告白 」の作者( 湊かなえさん )の随筆 「 山猫珈琲 」





若い人の感性がちりばめられています。

息抜きに、時々パラパラって開いて、読んでます。

「 告白 」も、本屋大賞を受賞した本で、映画にもなりましたが、私はまだ読んでいません。

春休み、孫たちと本屋へ行った時、中学生の孫ちゃんが「 告白 」を買い、

偶然にも私が同じ作者の「山猫珈琲」を買ったのでした。

「 告白 」は、連休に孫ちゃんが持ってきてくれる約束をしたので、楽しみにしています。





ささやかな愉しみ

2015-08-13 | 読書
図書館で本を借りてきました
超久し振り!!
前から読みたかった本「メアリー・スチュアート」を借りに行きました。
メアリー・スチュアートについて書かれた本が2冊あり、
1冊は、「断頭台の女王」(メアリースチュアート悲運の生涯) 才野重雄 著
もう1冊の「メアリー・スチュアート」は、
あの「モンテクリスト伯」の著者アレクサンドル・デュマが書いていましたので、
2冊とも読むことにしました。

メアリー・スチュアートはスコットランドの女王ですが、
イングランドの王位継承権も併せ持つ女王でした。

イングランドとスコットランドの複雑な関係に目を白黒させながらも、
最後に誇り高く断頭台に消えた女王の物語を読み終えたのでした。





この本を読んで、映画「エリザベス」 「エリザベス・ゴールデンエイジ」 などの
エリザベス1世 と メアリー・スチュアート との関係に納得したのでした。

「ブーリン家の姉妹」・・・この映画を見たのは、数年前でした。



(画像はネットからお借りしました)

映画を見に行ったのは、パンフレットの美しいグリーンの衣装に惹かれてのことでした。
その時は内容が良くわからないままでしたが、
今回この小説を読んで、パズルが解けたようでした。

あのアン・ブーリンが生んだ女の子が、「エリザベス1世」になるのですね。

まあ私は、無知なんで・・・いろいろ知ることがたくさんあって、面白いんですが・・

アン・ブーリンは男の子を生めないまま、魔女の烙印を押されて、
やはり断頭台で非業の死を遂げるんですが・・・

よく冷えたお部屋でこんな本を読めば、あたまもヒンヤリします。

こんなややこしいお話の本ばかり借りたわけではないんですが・・・

図書館の書架をさまよいながら、手にした本も面白い本ばかり・・・

「神も仏もありませぬ」佐野洋子 著
佐野洋子さんの随筆・・・痛快!、思わずクスリ!って笑えます。

「プーさんの鼻」俵 万智 著
俵万智さんは、「サラダ記念日」などで有名な歌人ですね
言葉がとても心に響いて、状況が浮かんで・・・すごい感性の持ち主なんです。

あと、歌舞伎関係を数冊・・・
亡くなられた勘三郎さんの本、
「さらば勘九郎」・・・「勘三郎」を襲名するまでのお話

「最後の131日」・・勘三郎さんが亡くなられてから奥さまが書かれた本
本当に本当に、残念なご最後でした。

「そして海老蔵」・・・團十郎父の想い、子の想い・・・

ますます、歌舞伎を見に行きたくなります。

お稽古が夏休みで、お休みが続いたので、ゆっくり本が読めると、わくわくしていたので、
思い通りの「私の夏休み」が過ごせて、満足の日々でした。





いただいた時は、小さな苗でしたが、毎日ぐんぐん大きくなります。



今朝、小さな小さな実が生っているのを見つけました!
ゴウヤの赤ちゃん!!

こんな野菜を育てるのは、初めての私、毎朝感動しています!
OKさん有難う~


さて、これから、賑やかな夏休みが待っています。
このお盆休みは、10人家族となって、数日間を過ごします。