ブログ仙岩

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蘇った磐城平城が夜空に

2016-10-11 08:38:12 | エッセイ
8日の福島民報「あぶくま抄」で、いわき市市制50周年記念事業として、龍ヶ城美術館のあるJRいわき駅北側の高台に白壁の磐城平城がよみがえった。往時の三階やぐらの形をした看板である。プロジェクトより。

10月1日から10日までライトアップされ、鬼瓦など忠実に再現され威容を見せている。

徳川家康のそばで支え続けた鳥居元忠の功績により次男忠政が藩主となった。富岡以南の10万石の領地で、12年の歳月をかけて完成した磐城平城はやぐらが龍に、塀が背に例えて龍ケ城と呼ばれた。

以来、内藤ー井上ー安藤の主を迎え、江戸幕府の北の要塞であったが、戊辰戦争で落城した。

内藤政長は、市内の新舞子に防風林の黒松を植え、小川江筋にも貢献しており、生きてい居れば、平城から見下ろす避難者も含め37万の住民を見つめていたであろう。