ブログ仙岩

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ブラタモリ西郷どんのふるさとを訪ねて

2018-03-20 08:21:33 | 問題
大河ドラマ「西郷どん」の舞台鹿児島市へ、「なぜ鹿児島は明治維新の主役の原動力になれたか、西郷隆盛・大久保利通といった英雄を生み出した秘密に迫る旅である。

活火山の桜島はカルデラの中にあり、方々にカルデラがある鹿児島は米が育ちにくいというシラス台地で、関ヶ原敗戦後の鶴丸城は本丸のない堀の幅13m、深さ80cmの西南戦争の弾痕が残る石垣は一見無防備な貧弱なお城のようでも、切り立つ崖の裏山は平らで兵士が集う曲輪があり防備完璧、城は2万9000年にできたシラス台地でも下にはもっと古い泥岩で水が湧き出す生活しやすい場所であった。

しかもまわりは崖だらけと、大きな城下町を作るには向いてなさそうな土地。城下町の路面電車に乗って、カーブの多い町を見て、灯篭が江戸時代の埋立地に建てたもので貿易が盛んに行われていた証でもあると。川が付け替えられた上下する町には武士の住む天文館が英雄を生み、西郷隆盛の子孫との遭遇にタモリさんも感激!西郷大久保を生んだ郷中教育と鍛治町のお二方のお墓。

2回目の薩摩の軌跡では、ペリー来航の黒船より鹿児島は早くに外国船に出会い、現在のイルカ水族館近くのたんだど石で出来た砲台の台場は幕府に先駆けて外国船との戦いに備えたものであった。そのたんだど石をタモリさんはあらかじめ職人が矢をを打ち込んでおいた頭をげんのうで1,3,2,5の順に叩き、見事形に割れた体験を。

島津家の別邸があった庭園・仙巌園では案内人の渡辺 謙さんで大河ドラマ「西郷どん」で演じる島津斉彬公、薩摩の近代化の痕跡のガスの石塔籠、そして、鉄を溶かす、まだ見たこともない反射炉を本を頼り造らせ、土台にはたんだど石が使われていた。工場群で近代化を図った集成館の外壁には50万年前の溶結凝灰岩が使われ、その動力はシラス台地に珍しい溶結凝灰岩の渓谷に堤を造り水路で水車を回す動力を工場に利用していた。

幕府や横浜より早くに外国船との出会いから、対抗すべく地形をうまく利用した工場の近代化に20種類もの岩石が利用され、相撲、坂道の上り下り、馬術、剣、読書などの郷中教育にあったと。