サンデー毎日の連載を書籍化したもの、高橋源一郎の「これは、アレだな」。
滝沢カレンは谷崎潤一郎だったから始まって、「こづかい万歳」対「びんぼう自慢」・・学校に行きたい、アマゾンの倉庫、恐ろしい離職率の介護業界はブラック企業の王様だ。・・・
お墓ってなんだ?
親のお墓で悩んでいるうちに、自分のお墓どうするんだ。
お墓とは土の上に立つもの。・・・墓じまいのロッカー型・・・・
お墓の誕生、江戸時代にようやく、キリスタン禁圧のため「宗門人別帳」が作られ、誰でもが寺の「檀家」にならなければならなくなった。
もともと、住民統治のためで宗教的な意味はなかった。今の墓はそれ以降に生まれたのだ。
1952年施行の宗教法人法から「檀家」の言葉が消えた。家単位の檀家制度は過去のものであり、信仰は個人単位。
もう70年ほど前から、家の墓に入る必要はなかったのである。
どうして、お寺やお坊さんは教えてくれなかったか、薄々知ってはいたが、それが明らかになると自分たちが不利になるからだろう。ずるいなあ。