ブログ仙岩

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東北最古の沼尻スキー場

2014-12-17 08:52:00 | エッセイ
16日昨夜はまなかあいづで、沼尻スキー場から生中継していた。

大正3年(1914)にオープンし、大正13年(1924)に行われたスキー大会の様子を写真のパネルで紹介していた。来年2/28と3/1に東北最古100周年記念イベントが行われると案内していた。

50年前に山桜の木でつくられたスキー板を実際に使用し、これは硫黄鉱山までの移動手段として使われ、レジャーへ目を向けたのがスキー場開設となったという。父が利用していたという佐藤勝春(72)さんが唐鍬で硬い雪をおこし新雪を入れてリフト利用者の滑り止めをしていた。震災で5万人の利用客が、「ぬまじリス」のユルキャラや家族で楽しめる施設の設置で昨年は6万人に増えたという。

補足すると、硫黄鉱山までの移動手段は硫黄運搬鉄道として大正2年(1913)から51年間続いた沼尻軽便鉄道(猪苗代川桁~沼尻)の利用によるものである。また、体が弱くこの軽便鉄道を沼尻、中ノ沢、横向温泉治療で利用していた小野町丘灯至夫が列車の窓からハンカチを振り少女が答えてくれたという・・・「高原列車は行く」古関裕而作曲、岡本敦郎で1954年大ヒットした。

私もこの沼尻から安達太良登山をしている。硫黄がそこここに見え、湯の花も沢山目につくが、上ると沼ノ平では有毒ガスで2人が亡くなっているので、いつもの登山口は奥岳か塩沢が多い。東北最古のスキー場とは知らず、会津でも東山の方と予想していた。驚きである。


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