ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

春爛漫の花盛り

2018-04-14 08:37:34 | エッセイ
昨年の滝桜、14日に開花、19日満開、今年は2日に開花8日満開になり、昨夜のテレビでは葉桜に、しかし、予定通り15日から桜祭りを行うと。

かと、思うと、須賀川・釈迦堂川に、恒例の鯉のぼり560匹が掲揚されたと、今朝の新聞では写真入りで報じていた。明日から暴風雨が予想されが、泳ぐ鯉のぼりは風速5mが最適とか。

我が家のチューリップも赤白黄色の順に咲きだした。毎年10月の下旬に、3~5個の球根買って追加して育てている。隣りには、鉢植えのエンドウが花をつけている。満開の椿、ボケの花、芝桜、こぶしの花が1個最後に咲いてくれている。ムスカリです。

2018福島県高校入試問題数学解答

2018-04-12 08:10:33 | 問題
数学問題7、正三角柱ABC-DEFにできる三角錐G-DEHの高さを求める問題である。

出題者は、その回答を丁寧に順序立てて質問している。これでは、推論的論理が育成されない。採点が絡むから仕方がないと言えばそれまでであるが。

やはり、直接、正三角柱を作って測定してみればいい。これより簡単な方法は、作図で、4面体から4つの高さがあり、垂心を求める手続きが面倒になる。より簡単な方法は他にないかと探すと、三角錐H-GDE=三角錐F-GDEから、正三角柱の底面の正三角形の面積を求めることから始まることに辿り着く。

数学は手抜きをしないで、より正しく答えに結び付く最短な方法論を選ぶことが多い。

大石邦子「春を告げて」

2018-04-11 08:24:54 | エッセイ
ハイみんぽう4月号、大石邦子エッセイ「春を告げて」より、・・・家の庭は深い雪に形さえ分からなくなったが、白木蓮の大木は凛として大空に聳え、枝先には無数の蕾が銀色に光る。

私は、春を待つ蕾に必死に頑張っているであろう受験生の姿が重なって声援を送りたくなる。「頑張れ必ず春は来るのだから」なんだか自分に言い聞かせているような気もするが、上を向いて咲く真っ白な白木蓮の花が咲くころは、受験生も新たな一歩を踏み出しているだろう。

人はすべてが思い通りになるとは限らない。失敗したっていい。躓いたっていい。逃げずに、またそこから立ち上がる勇気が青春ではないか。思い出す言葉に、今は亡き出光興産の創業者出光佐三さんの言葉である。勤め始めた一介の元女子職員の入院時、信じられなかった。出光さんは私の手を握り締めて言われた。

「僕もね、若いとき、出光はいつ自殺するかって噂されるほど苦しい時期があった。でも精神的なものはごまかしも効くが、クーちゃんは体だからね。だけど、苦しみは逃げなければ、いつか必ず懐かしさにかわるときがくる。必ず来るよ。僕は今、あの頃の苦しみがとても懐かしい。僕を育ててくれたんだよ。苦しみがね」

あの言葉を、私は生涯忘れない。出光さんは大家族主義で、社員はみな家族、私の子供を守り抜いた経済人。人は命さえあれば、生きられるように創られているのだということも。白木蓮です。紫木蓮より早く咲き、横に咲くこぶしとは少し違う。