5/14(火) 昔の時間で云えば四つ刻に目が覚めた。今なら深夜の二時だ。夢を見ていた、ちっとも面白くもない夢。近頃、サラリーマン時代の夢をみるのだ。
サラリーマンは気楽な稼業と、あの時代のことへのノスタルジなのか?そんなことはないだろうが・・・。昨夜の夢は、現役が終わり再就職先の関連会社に初出社、配属先を確認している夢だった。
配属先がよく分からん、同期の山岸も同じ会社のはずだが?などと思いながら会社の敷地内をうろつき、案内看板の組織図を眺めて『俺のポジションは何処なんだ?』と探していた。
どうも捜査部門らしいと判明、『捜査部門?一体何の捜査をするんだ。料金未納者の追跡調査なんて仕事があるのかな?』なんて夢の中で考えていた。
どうやら、こんな夢を見たのは、昨夕、後輩のYと会い、彼が勤務する会社の話をしていたことに起因するか。Yの勤務する会社は、グループ会社から大きな事業部門を承継をした。これが料金回収に関する事業なのだ。こんなことしか、夢のきっかけがないはずだが・・・。
つづいてみた夢は、タクシーであろうが後部座席に乗っていた。田舎の道を走っているのだが、運転手の体が邪魔で前方が見えない。不安でしょうがないので体を動かして前を見ようとしている夢。何時の間にや、自宅方面に向かっており「右の方へず~っと進め」などと指示をしていた。
夢は未だつづく、三本目のシーンは地下鉄。遅くなった仕事か、打ち合わせを終え、メトロの階段を下り、ホームに着いた。終電まではまだまだ時間があるはずが、「既に終電は終わりました』と放送が流れた。えっ!と驚き、なんでや?と考えた。「そうか、仕事の始まりが遅かった所為で、こんな時間になったことに気付かなかったのか」。
今こうして思い出すと、二本目の夢と三本目の夢の順序が逆か?終電が行ってしまって車に乗った可能性が大だ。大した問題ではないが、物事の起承転結ははっきりしてない。
何れにせよお粗末な夢、夢占いで判断すると碌なもんじゃないだろう。早く忘れることにしよう・・・。
昨日の午後、療養中の海老家・AKIMOTO氏を訪ねた。四月の取材続きからゴールデンウィークとなったので訪問の機会を得なかった。彼の自宅のすぐそばに或る「蔦屋」のカフェで待ち合わせた。
余談ながら、この代官山に或る「蔦屋」は凄いね。書籍からDVDは勿論だが、カフェやレストランと大した施設が並び、ゆったりとしたスペースで本やDVDを選び、お茶をしながらゴージャスな雰囲気の中で読書ができる。
前に渡した文庫本のつづきを渡し、最近の体調などを聴く。まだリハビリを続けているとのことだが、血圧・血糖値ともにベストの状態とか。前からスリムな体型だが、更にスリムとなりながらも顔色がいい。
もう心配はないだろうが、食事のコントロールは勿論、酒は完全に止めたとのことである。私も少しは見習う必要ありだが・・・?
肝心なものを忘れてきた、ミャンマー・カンカウン中学校建設支援への礼状を持参するつもりが、すっかり忘れていた。大枚の寄付を頂戴していたのだ。
ミャンマー・プロジェクトは、四月末で一区切りを付けた。お蔭さまで東京地区で70万円弱のご寄付を頂いた。九州での募金や団体からの支援で当初目標額の230万円に達する目途が立った。今週、ご支援を頂い皆様に御礼の挨拶状を出します。
話をしている途中に携帯が鳴った。後輩のYからだった。「時間が出来たので電話しました、今日の予定は?」と云うので、『OKだよ、五時過ぎに人形町に帰るので、何時もの店で会おう』と、応えた次第。
何時もの店、何でも300円の“ちょっぷく”で久々にYと会う。仕事のことや剣道部員のことなど、最近の様子を訊きながらハイボールを重ねた。その時の仕事の話で、冒頭の夢に繋がったような気がするが・・・。
深夜二時に起きだしてお茶を飲み、時間潰しに本を読む。AKIMOTO氏から戻って来た「人間臨終図鑑 1」を読み返す。面白い本だ、人の一生を僅か数行で伝え、その死様を記している。これは是非読むことをお勧めしたい。(著者:山田風太郎、徳間書店刊で1~4まで文庫版)