ひまわりさんより(9月11日)
今日訪問介護に行った人は、ターミナルで、自分で何でもできていたのに何もできなくなった苛立ち、そのくせ人にやってもらったことは気に入らない、痛みと、体のだるさ、不眠、一人暮らしのため不満のはけ口がなく、訪問看護に行くと、私たちにその不満をぶつけてくるような人でした。実は、この人の気難しさは、私と似ているなあと思いました。私も小うるさいところがあり、年をとったらこんな風になるのかもしれないと思いました。そこで、どうしたらこうならないか考えながら、この人の様子をよく観察すると、この人は、やってもらったことに感謝することができれば、多くの問題は解決するのではないかと思いました。
ひまわりさんより(9月12日)
今日、訪問看護に行った人は、もう5年間訪問している人です。この人は頚椎損傷で首から下が動かず、寝たきりの状態です。最初の頃は、会話も少なく、ポツリポツリとしか
しゃべらなかったのですが、今ではよくしゃべってくれます。この人の奥さんはタイの人で、爪をとてもきれいにしていたので聞いたら、ネイルとか、散髪とか好きで、家の人の散髪は自分でやっているということでした。それで、実は私も、じいちゃんとばあちゃんと夫と子供の散髪を全部やっているのです。神学生の息子は、はじめ嫌がっていたのですが、散髪代が浮くからという理由で、私が散髪することになりました。最初はおっかなびっくりでしたが、けっこううまくできるので、今では、『「バーバーひまわり」でもいいや』というようになりました。私はその言葉を聞いたとき、「バーバーひまわり」なんてうまいことを言うなと思っていたら、なんと『婆婆(ババ)ひまわり』だというのです。その話をこの人にしたら、すごく受けて、大笑いしました。5年間行った中で一番の大笑いでした。ご主人が笑っているのを見て、奥さんも、意味は分からないのですが大笑いとなりました。
子供たちに詫びる(デビット・カン講演20)
それから、二人の子供たちの所へ行き、「子供たちよ、今まで悪かった。赦してくれ、本当に悪い父親だった。悪い牧師だった。お前たちにとって、私はつまずきの石になってしまったかもしれない」。子供たちに、よくこういうことを言われていたんです。「お父さん愛しているわ。でも私たちが、ピアノやバイオリンをやっている時は、近くに来ないで・・・」。なぜなら、私は音楽に対して結構うるさいのですね。誰かが歌っていて、ちょっと音が狂っていたり、間違った音を出したりしたら、私はもういやになるんです。娘がピアノを練習していて、間違った鍵盤を押したら、「駄目だよ、それ。もう一回やりなさい」。バイオリンの時も、厳しくやり直しをさせました。娘は、「お父さん好きだけど、近くにいないで」。「君たちのことを思って言うんだよ」と言うのですが、心の奥底では、このように感じていました。〈教会でクリスマス会をする時、長老さんの子供たちが前に出て、器楽演奏などを上手にやります。君たちは、牧師の子供だから、もっと上手にやらなくちゃいけない〉。そういう思いがあったのです。それは、利己的なものでした。ですから私は、娘たちの所へ行って、その罪を告白しました。
罪からの解放(デビット・カン講演21)
神様が私を救って下さったのです。私を、自我から救って下さり、罪から解放して下さったのです。罪の力から救って下さったのです。赦しとは何ですか。過去の罪から赦されるということですか。それだけではなくて、今、現在の罪から救われることです。罪の力から救出されることであります。それが福音なのです。イエス・ キリストの愛によって、純粋な回心の経験をさせていただいた後、やがて教会で立ち上がって教会員の方々に、赦しを乞いました。今まで間違った。説教をしてきたということを告白しました。依頼私は率直な証を語るようになりました。本当の福音を語るようになりました。真の三天使の使命を語るようになりました。証の書から語るようになりました。すると教会の人たちが悔い改めるようになりました。教会で奇跡がどんどん起こるようになりました。霊的な雰囲気が全く変わってきました。若い人からお年寄りまでが、率先して前に来て証をするようになりました。教会に聖霊が下りました。それを実際に経験しました。私がイエス・キリスト様に心を捧げた時、神様の御霊が私の説教に注がれるようになりました。