④.サタンと悪霊たちの最終目的
なぜ悪霊たちは死者の姿で現れ、人々を欺くために、ありとあらゆる奇跡を行うのでしょうか?彼らの目的は何でしょうか?ヨハネの黙示録は、サタンが驚くほどの奇跡を通して、世界中の人々を一つにし、自分の方へ導いたあと、何をするのかということを次のように暴露しています。
1)世界中に獣のしるしを強要するための事前作業:
「また、大いなるしるしを行って、人々の前で火を天から地に降らせることさえした。さらに、先の獣の前で行うのを許されたしるしで、地に住む人々を惑わし、かつ、つるぎの傷を受けてもなお生きている先の獣の像を造ることを、地に住む人々に命じた。それから、その獣の像に息を吹き込んで、その獣の像が物を言うことさえできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた」(黙示録 13:13-15)。
獣は、獣のしるしを強要する前に、驚くほどの奇跡を通して世界中の人々を一つにし、自分の味方に引きいれ、次に獣のしるしを拒否した少数の真のクリスチャンたちを容赦なく攻撃するのです。
2)ハルマゲドン戦争の準備作業:
「また見ると、龍の口から、獣の口から、にせ預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出てきた。これらは、しるしを行う悪霊の霊であって、全世界の王たちのところに行き、彼らを召集したが、それは、全能なる神の大いなる日に、戦いをするためであった」(黙示録 16:13,14)。
龍と獣と偽りの預言者の口から出てくる偽りの教えと、悪霊の働きを通して、世界の隅々まで繰り広げられる驚くべき奇跡の数々を通して、世界中の人々を一つにし、サタンの味方にしたあと、最後の時代の大戦争であるハルマゲドン戦争を起こすのです。
読者の皆様、最後の時代に悪の霊を受けて、驚くほどの奇跡を繰り広げる、サタンの代理者と戦う準備が出来ていますか?ただ真理について正しく理解し、その真理に従う人生を歩む人だけが、最後の時代に生き残れるのです。すべての偽善と偽りの教理と偽りの信仰を受け入れた者たちは、悪霊たちが演出する驚くべき奇跡に惑わされ、結局サタンの隊列に加担することとなるのです。