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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

BibleNabi 第23課 聖霊か悪霊か?第17回 デイビット・カン 

2017年10月15日 | 日記

⑤.賜物経験者たちが最も留意しなければいけない点

 最も重要なことは、神様の言葉を深く学ぶことです。なぜなら真理自体は永遠不変ですが、真理を理解する私たちの知識と経験は間違う可能性があるからです。多くの場合、人は自分の間違った知識と経験をもとに真理を検証しようとします。しかし私たちは真理を基準として、私たちが持った知識と経験を判断しなければなりません。すなわち、私たちの知識と経験で真理を判断するのではなく、真理で私たちの知識と経験を検証しなければなりません。しかし、サタンは経験を真理の上に置こうと努めています。私たちの経験は、それが正しい真理の枠の中にある時だけ価値があるのです。

 聖霊の賜物を体験しているという多くの人が、次のように自分の経験を説明します。

 Ⓐ 私はある驚くほどの奇跡を経験しました。

Ⓑ そして私は、私の経験と非常に似た経験を聖書で発見しました。

Ⓒ そのため、私の経験は真理です。

 このような3段論法によって、彼らは自身たちの経験を聖霊の賜物として受け入れます。このような論理の展開は、非常に説得力があるように聞こえますが、たとえ自分の経験が初代教会の経験と似ているからといって、それが真理の中にあるかどうかは決められないのです。なぜなら、サタンも奇跡を起こすことが出来、聖霊の働きをそっくりに真似ることが出来、人の感情を操ることが出来るからです。

 経験が最高の証拠だと信じる人たちにとって、聖書の真理は、最終的には何の影響力も発揮できなくなってしまいます。このような人たちは、自分が経験した“霊”によって真理を判断しようとします。パウロはこのようなクリスチャンたちに、次のように警告しています。「あらゆる不義の惑わしとを、滅ぶべき者どもに対して行うためである。彼らが滅びるのは、自分らの救となるべき真理に対する愛を受けいれなかった報いである。そこで神は、彼らが偽りを信じるように、迷わす力を送り」(Ⅱテサロニケ 2:10,11)。神様の真理である聖書のお言葉を深く学ばなければなりません。それだけが、最後の時代に繰り広げられるサタンの大欺瞞から抜け出せる唯一の道です。