このような悪霊の欺瞞に深く溺れる人たちを見ていると、私たち天使は次のような3つの共通点を発見しました。
❶ 彼らは“霊魂は不滅である”という教理を信じている。
❷ 彼は死者の魂を通して、霊界と接触しようと試みるため、奇跡と賜物に彼らの全関心が集中される。
❸ 彼らは自分たちが体験した奇跡と相反する内容の聖書の言葉を決して認めようとしない。
③.天使の忠告
真理に導かれて信仰の道を歩く人は、サタンの欺瞞に惑わされることはありません。偽りを真理と錯覚し、かたくなについて行く人たちを助けることはほぼ不可能です。そのため真理の中で真の信仰を維持する人たちだけが、天使の助けを受けて救われるのです。
真のリバイバルは真の悔い改めから始まります。真の悔い改めを通して新しく生まれ変わったクリスチャンは、自分の欲望に身をゆだねません。彼らは主の足跡を探し、その道に沿って歩むことを決心します。彼らは主が清くあられたように、自分たちの生涯と品性が清くなることを願います。
そのような人たちは、以前は憎んでいたものを、今は愛するようになり、以前は愛していたものを、今は憎むようになります。傲慢で自分の主張だけをしていた心は完全に変えられ、温和で謙虚となり、虚栄に浮かれていた心は着実で慎み深くなります。軟弱であった者が強健となり、酒豪だった者が酒を飲まなくなり、道楽が好きな者が端正で節制する者と変化し、この世で成功することや金儲けに興味がなくなります。忍耐と根気と犠牲を恐れず、むしろキリストのために非難と試練を受けることを特権と思い楽しみます。ですから、改革と生活の変化のない悔い改めは、本物ではありません。
しかし、最近の教会の中で起きているリバイバルは、あまりにも奇妙な姿に変わってきています。多くの聖職者が、人々の好奇心を満足させるために、感情的で刺激的な方法を使っています。信徒の理性に訴えて、真理を教える代わりに、ムードを盛り上げ、没我的な陶酔感にひたらせることが信仰の喜びであるように思わせ、信徒の心を奪おうと努めています。
預言者と使徒たちが築いてきた、真理の上に信徒たちの関心を集中させる代わりに、各種の賜物と奇跡を強調し、瞬間的な満足と、恍惚的な気分を高める感情的信仰を立てようとしています。それによって聖書の言葉に無知な羊たちは、真理の言葉に自我を屈服させ、忍耐と謙遜によって、キリストの犠牲的愛を分け与えるために生涯を捧げる代わりに、奇跡と賜物によって霊的な満足感と救いの確信を得ようと努めているのです。