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《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

日本の政治経済構造

2012年08月24日 22時33分55秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月24日-1
日本の政治経済構造

 ウォルフレン『人間を幸福にしない日本というシステム』を読書中。
 日本を変革するためには(242-243頁)、わたしなりにまとめると、
  1. 日本の政治社会の仕組みについて知ること。
  2. 官僚など政治的権力者たちの行動についての知ること。
   推薦本は、
    松本均 1987『交番のウラは闇』。
    宮本正於 1993『お役所の掟』。
    末弘厳太郎 1988『嘘の効用』。
    佐高信 1986『日本官僚白書』。
    今井一男 1953『官僚??その生態と内幕』。
    立花隆 1974『農協』。
    田勢康弘 1994『政治ジャーナリズムの罪と罰』。
    毎日新聞記者 1991『検証・最高裁判所』。
    日本経済新聞記者 1983『自民党政調会』。
  3. 家族や知り合いを市民になるようにすすめる。
  4. 影の省庁をつくる。
    政府の行動を監視し、自分たちの解決策を練る。
    行動的な市民の仲間を募って、或る省庁に的を絞って働きかける。
    グループ間のネットワークをつくる。



[W]
*ウォルフレン,カレル・ヴァン〔Karel van Wolferen〕.(篠原勝訳 1994.11),人間を幸福にしない日本というシステム.毎日新聞社.[OCL302.1]

ウォルフレン,カレル・ヴァン.(井上実訳 2012.3)日本を追い込む5つの罠.角川書店[角川oneテーマ].



リスク論って、何なのか?

2012年08月22日 19時54分44秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月22日-5
リスク論って、何なのか?

 『リスク学入門』という全五巻が、2007年7月から11月まで毎月刊行で岩波書店から出ている。
 第一巻『リスク学とは何か』の「共同討論 リスク論からリスク学」は、なんらかの結論的なことはまとまらず、とりわけ体系的理論構築をめざして「学」と銘打ったにしては、リスクの定義にしろ、方法論にしろ、こうですというものは無く、あまりにも粗雑なままで終わっている。
 次の「第一章:経済学におけるリスクとは」は、ベルヌーイのコイン投げゲームが69頁以降に紹介されている。宝籤でもロトでも、個人が賭け事をするときに一番考えるのは、自分に高配当があたるかどうかである。一般論とこの個人的行為との関係を解明したのは無いのだろうか? 知りたいところが、知らん顔されている。

 →あなたは、十発の弾倉のある拳銃に弾を一発こめて、弾倉を沢山沢山回転させる。あなたは、その拳銃の引き金を一回引きますか? ロシアン・ルーレット銃です。発射されれば、あなたは死ぬでしょう。引かない? では、百発に一発なら? 一万発に一発なら? 十万発に一発なら? なんで、そんな賭けをさせられなあかんのか、と思いません? 

 →放射能当たり籤と線量測定と生体内放射能影響メカニズム。



 
  「原発事故をきっかけに、「リスク学」関係の書籍に目を通している。付け刃の勉強だが、一つだけ確実にわかったことがある。「リスク学」は原発推進の「露払い」の役目を果たすことはあっても、「原発のリスク」そのものを、まともに取りあげ「マネージ」し、ストップをかけることは決してなかった。「リスク学」のような雑多な寄せ集めの新興ガクモンに「御用学問」というレッテルを貼るのは酷かもしれないが、「迂闊な学問」であったことだけは確かだ。」
http://blogs.yahoo.co.jp/tessai2005/64340410.html

 上記引用以下、リスク論に対する、簡明にして的を得た批判が展開されている。

 このブログ処には、脱成長についての記事もある。
http://blogs.yahoo.co.jp/tessai2005/65458305.html

 また、
  「特に京都大学の山名教授は、重大な事故が起きたからといって、事故のコストまで原発のコスト評価に含めるのは「感情的な反応」だとして、大島氏の主張を批判している。また、他の委員からも、「高速増殖炉サイクルのコストを原発コストに含めるのはおかしい」(松村敏弘東京大学社会科学科教授)とか、「世界への影響を考えると、原発コストを高く見積もり過ぎることは問題」(柏木孝夫東京工業大学ソリューション研究機構教授)といった、あり得ないような議論が交わされていた。

しかし、大島氏が指摘するように、事故のコストは既に発生している現実のコストで、これを国民は負担しなければならない。また、その他の原発関連コストの多くが、これまで発電コストとは別に、補助金という形で国民に押しつけられてきたことも事実。こうしたコストを計算に入れずに、公正なコスト検証が本当に可能なのだろうか。
 〔略〕
――「二項対立を乗り超えた国民的議論を展開する」「エネルギーのベストミックス」「定量化」というキーワードが、まやかしのマジックワード、国民を黙らせるための呪文になりつつあるようです。」
http://blogs.yahoo.co.jp/tessai2005/64835555.html#64843388



確率が出るのは、落ちる隕石があるから。格納容器は壊れた。

2012年08月21日 00時07分38秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月21日-1
確率が出るのは、落ちる隕石があるから。格納容器は壊れた。

 貴重な動画がある。
 「格納容器は壊れないしプルトニウムは飲んでも大丈夫」
http://www.youtube.com/watch?v=VNYfVlrkWPc&feature=fvwrel

 もたろん、落ちる隕石があった(ことが観測された)から、ゼロではない確率が出る。そして、未来にもその確率が適用できると仮定するので、われわれは適用する。
 格納容器は壊れた。水蒸気爆発の可能性もあった。水素爆発は想定外か。
 想定範囲を拡げると、(核廃棄物処理費用を除いても)費用が膨大になるので、原発を作りたければ、どこかで割り切らなければならない。



原発再稼動はなんで?

2012年08月20日 23時21分35秒 | 生命生物生活哲学

原発再稼動はなんで?

 金子勝:猛暑の夏に原発再稼動を考える
 1.原発は電力不足問題でなく電力会社の経営問題です
 2.原発コストは安いのか?
 3.電力不足キャンペーンは何だったのか?
 4.なぜ電力会社は危ない原発ほど動かしたくなるのか
 5.危ない電力会社は社会的に処理すべきです
 6.プレイヤーがレフェリーを兼任?
http://blog.livedoor.jp/kaneko_masaru/#


ベックの法則の論文

2012年08月20日 13時18分31秒 | 生命生物生活哲学
 荻野晃也氏が昨年の京都大学工学部での講演「地震と放射能汚染」で紹介された、(ウルリッヒではない)ベックの法則:

 「ベック博士が1964年までの21年間に、246基の米国原子炉施設において発生した事故記録を解析した上で得た結論
C.K. Beck: Proc. 3-th Conf. Atomic Energy, Geneva, 1965

(1)最大想定事故(M.C.A.)は起こりうると考えるべきである。
(2)事故時には安全装置が働かないことがある。
(3)事故は予想しない時に、予想しない原因から起こり、予想
   しえない結果を生ずることが多い。」
の論文は、

Beck, C.K. 1965. U.S. reactor experience and power reactor siting. in "Proceedings of the Third International Conference on the Peaceful Uses of Atomic Energy, vol. 11 (New York: United Nations, 1965)", pp.???-355-???.

のようである。また、

Beck, C.K. et al. 1957. Theoretical possibilities and consequences of major accidents in large nuclear power plants - a study of possible but highly improbable, were to occur in large nuclear plants. United States Atomic Energy Commission. Washington.

という論文もあるらしい。
 1964年8月31日~9月9日に国連主催(実際は米国主導か?)で開かれた会議の、『原子力の平和利用に関する第三回国際会議議事録』の第13巻の題名はNuclear safetyであるようだ。
  「v. 1. Progress in atomic energy --
v. 2. Reactor physics --
v. 3. Reactor studies and performance v. 4. Reactor control --
v. 5-6. Nuclear reactors. 1. Gas-cooled and water-cooled reactors. 2. Fast reactors and advanced concepts --
v. 7. Research and testing reactors --
v. 8. Reactor engineering and equipment --
v. 9. Reactor materials --
v. 10-12. Nuclear fuels. 1. Fabrication and reprocessing. 2. Types and economics. 3. Raw materials --
v. 13. Nuclear safety --
v. 14. Environmental aspects of atomic energy and waste management --
v. 15. Special aspects of nuclear energy and isotope applications --
v. 16. List of papers and indexes.」
http://www.worldcat.org/title/proceedings-of-the-third-international-conference-on-the-peaceful-uses-of-atomic-energy-held-in-geneva-31-august-9-september-1964/oclc/2103820

 Beck論文の掲載は、vol. 11ではなく、vol .13の間違いかも。


 『Averting Catastrophe』
という本が電網上で読める。
http://publishing.cdlib.org/ucpressebooks/view?docId=ft2k4004pp;brand=ucpress

 
 想定外って、何?

  「 「人間は行動する前に、その範囲を決めなければなりません。外側については考えなくなります。外側の領域が想定外です。存在自身を気付かなくなっています。想定外の事象が起こった時に初めて、その存在に気づくのです」

 「東京電力福島原子力?発電所における事故調査・検証?委員会」の委員長が畑村氏である。26日に中間報告が行われたのだが、その記者会見の席で、「想定外」を上記のように定義したのだ。」
http://media.yucasee.jp/posts/index/9935

 <誰>が<推定した>[推定方法の問題]想定内か想定外か、が重要。



[K]
Kåberger, Tomas. 2007. History of nuclear power in Sweden. Estud. av. vol.21 no.59 São Paulo Jan./Apr. 2007. [Estudos Avançados Print version ISSN 0103-4014
http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0103-40142007000100018&script=sci_arttext&tlng=en
  「The nuclear industry in the US came to the conclusion that if the nuclear industry had to carry the economic liability for reactor accidents there would be no commercial nuclear power. To avoid these costs, the industry asked a group of legal experts to provide a proposal for a legislation that would make nuclear power profitable by socialising the costs of potential accidents.」
 〔原発事故の賠償には民間保険は請け負えないことは、イギリスの(現在も汚染が続いているらしい)セラフィールドでも明らか。福島第一では、身近に明らか。〕
]


 原子力の平和(的)利用の英語は、
  peaceful use of atomic power
である(ことを最近知った)。このpeacefulは平定だったかの意味だというのを、印刷物か電網上でつい最近見た。平時の利用または、(爆弾としての利用ではなく)爆発しないように制御しての穏やかな利用ということではなかろうか。むろん、peacefulは平和なという意味があるので、それから受ける感じをも狙ったものだろう。
 連鎖的反応によって、この世界へ爆発的なエネルギー放出となるというそもそもきわめて危険な状態になるのを、適度になるように制御しようという、不安定なシステムである。火力発電だったら、爆発すれば、後は静まる。放射能または放射性物質は出ない。


  「peaceful
 1 平和な, 穏やかな, 静かな;〈死などが〉安らかな.
a peaceful morning|穏やかな朝.
2 平和を好む, おとなしい, 温和な.
3 〈解決手段利用などが〉平和的な;〈仕事などが〉平時の, 平和な状態の
peaceful coexistence|平和共存.」(プログレッシブ英和中辞典)。
 weblio辞典では、3番目に、
  「平和のための,平和的な,平時用の.
  用例 peaceful use of atomic power 原子力の平和(的)利用」
とある。斎藤和英大辞典では、
  「平和;平安;静か;安らか;なだらか;泰平;安い;安穏;静穏;安泰;静謐;無事平穏;穏か;平穏」
とある。




原発温排水の海洋環境と生物への影響

2012年08月13日 13時53分32秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月13日-6
原発温排水の海洋環境と生物への影響

 2012年5月24日の朝日新聞 夕刊1面に、「原発停止 高浜の海異変」という記事がある。
 高浜原発から約2kmの深さ約5mの海域での潜水調査の結果、
  「昨年まで多く見られた熱帯から温帯に生息する生物が原発停止後の今年1~3月は激減、あるいは姿を消した。〔略〕
 高浜原発は昨年1月から順次定期検査に入り、今年2月には4基すべてが止まった。4基が稼働していれば、取水時より6~7度高い海水が原発から内浦湾に毎秒計230トン排出される。益田准教授の調査では、徳年までは14度前後だった1~3月の海底水温が、今年の平均は11.5度まで下がった。」

 原発の温排水の地球温暖化に及ぼす影響は無視できるほどだと地球温暖化論者は言っていた(要文献)と思うが、上記の調査結果は納得できる。
 地球よりも日本、北海道から沖縄までの日本への影響を判断すべきである。
 



ひきつづき原発廃炉を求めよう

2012年08月13日 13時24分42秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月13日-5
ひきつづき原発廃炉を求めよう

 パブリックコメントは、12日の締め切りまでに8万件を超えたとのことである。

  「インターネットやファクスで意見を集めるパブリックコメントも7月2日に始めて8月12日で締め切ったが、8万件超の意見が集まった。」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208130189.html

  「政府が全国11カ所で開いたエネルギー政策の意見聴取会が4日終わり、2030年までに原発ゼロを求める意見が7割を占めた。〔略〕
 1日の福島市は選択肢を問わずに意見を言ってもらったため、これをのぞく10カ所での意見表明希望者1447人のうち0%支持が68%、15%支持が11%、20~25%支持が16%、選択肢以外が5%だった。福島市で意見を述べた30人のうち28人も原発ゼロを求めた。」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208040443.html?ref=reca

  「市民が「脱原発」をめぐる国の政策決定プロセスへの監視を強めている。〔略〕
 「原発を即時停止するという選択肢がそもそもないのが不満だ。議論にかける時間も短すぎる」。東京・渋谷で先月24日にあった「自主的意見交換会」。内閣官房国家戦略室の担当者に、参加者が声を上げた。」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208070276.html?ref=reca

  「民主党の仙谷由人政調会長代行は 〔略〕 「80年代以降にできた原発が30基あり、あと10年でどんどん止まる原発が出てこざるを得ない」と述べ、その前提から考えると15%が妥当だとの考えを示した。0%案については「非現実的。あと20年で達成するのは難しい」と明確に否定した。」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208020572.html?ref=reca

  「朝日新聞社の全国定例世論調査(電話)〔2012年7月7~8日〕で、2030年の原発依存度について野田内閣が示した三つの選択肢のうち、どれが望ましいか聞いたところ、原発をなくす「0%」を選んだ人が42%で最多になった。「15%」は29%、震災前の割合に近い「20から25%」は15%だった。」
http://digital.asahi.com/articles/TKY201207090540.html?ref=reca




読書録:郷田直輝『ダークマターとは何か』

2012年08月13日 12時59分29秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月13日-4
読書録:郷田直輝『ダークマターとは何か』


  「「場」というのは、〔略〕電荷や磁石があるとその周りの空間に「電場」、「磁場」という電気的、磁気的なエネルギーを空間が持っていると考えられています。電場に別の電荷を置くと、電場から影響を受けて電荷は力を受けると考えられています。〔略〕空間が何かエネルギーを持っていると考えるのが、「エネルギー場」です。」(郷田 2012.7、65頁)。

 では、空間とは何なのだろう? 単に記述のための構築体だと思うのだが、そうでなければ、場とはいまだ検出できていない物質かエネルギーそのものではないのか。

 71頁には宇宙の全質量密度の構成割合が書かれている。
  バリオン物質  約 4%
  暗い物質    約 23%
  暗いエネルギー 約 73%

 宇宙全体に存在する元素での割合は(73頁)、
  水素とヘリウムで 98%
  それら以外の元素  2%
 これは星やガスについてのものだ。では、暗い物質 dark matter については元素分類は無いのか?

 暗物質と暗エネルギーとの関係について、後者の前者のおよそ3倍の存在量なので、深いところで結びついているかもしれないと述べている(200頁)。無関係ならば、もっとかけはなれているべきだという。
 ダークエネルギーがなくても、宇宙の加速膨張は説明できるとする説もあるとのこと(201頁)。

 
[G]
郷田直輝.2012.7.ダークマターとは何か:天の川銀河探査で挑む宇宙論最大の謎.206pp.PHP研究所[PHPサイエンス・ワールド新書][B20120805][RH20120813]



官邸前などの金曜デモ

2012年08月10日 00時06分20秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月10日-1
官邸前などの金曜デモ


 人事案反対!田中はやめろ!~官邸前金曜デモの勢いは止まらず
  「アピールで千葉の女性は「原発は事故がなくても放射能を垂れ流す危険なもの。〔略〕」
http://www.labornetjp.org/news/2012/0803shasin

 「原子力ムラ」の中心人物・田中俊一氏が規制委員長候補に――政府案に再考求める声広がる
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=2340

 「細野出て来い」 原子力規制委員会人事に怒り渦巻く
  「 原子力規制委員会は環境省の外局である。細野環境相は同委員会人事に絶大な影響力を持つ。怒りの矛先は、細野環境相にも向けられた。
 〔略〕
 この日は環境省のみならず、経産省、文科省、財務省前にも市民が集い抗議の声を挙げた。」
http://tanakaryusaku.jp/2012/08/0004821



パブリックコメントに「原発0%」を表明しよう

2012年08月09日 22時11分04秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月9日-4
パブリックコメントに「原発0%」を表明しよう

 原発は即時停止して、短期的には節電と火力発電や太陽光発電(と、あれば短期に実現できる技術革新)などで、安全で安心な生活を実現しよう。
 内閣官房国家戦略室のエネルギー・環境会議では、「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)、2012年8月12日まで受け付けている。
 2030年時点までに原発0%という選択肢を選び、さらに原発の即時停止という意見を書こう。
 
 「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?ANKEN_TYPE=1&OBJCD=100095
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095120900&Mode=0
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html

 パブコメの書き方
https://publiccomment.wordpress.com/2012/06/20/howto/
 
 
 再稼働反対な貴方へ 国が意見を募集していますので送りましょう...
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/41225/

 エネルギーに関してのパブリックコメントに「再稼働反対」を表明しよう~☆
  「こそ~~っと行われているパブコメ募集は、政府が本気でパブコメを求めている等と到底考えられず、行政手続法の存在と「既成事実」を作る手段だとしか思われないのだ。パブコメが一握りの利権集団に牛耳られない為にも、政府にパブリックコメントを送ろう~。「再稼働反対~」と。」
http://blog.goo.ne.jp/hita-no/e/9d5234c63a5b557ab245f28dc5c21bd9

  「※7月19日追記※
こちらのパブリックコメントの締切は、8/12までに延長されました!」
http://ameblo.jp/momokohime7/entry-11300567680.html
 
 再稼働反対意見公募に応募を!!
http://blogs.yahoo.co.jp/tukinoasa/62988302.html

 脱原発のためにあなたが最初にできること。「“先生”政治」に終わりを告げる
http://www.magazine9.jp/kaeru/120711/



環境省の違法行為

2012年08月09日 15時28分55秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月9日-2
環境省の違法行為


 武田邦彦氏:「瓦礫」と「村八分」:国の違法行為強要

  「国の規制は、格別の注意を払わずに持ち出せる瓦礫は1キログラム100ベクレル以下である。それに対して2011年10月に環境省が示した持ち出し基準は240から280ベクレル以下(環境省廃棄物対策課)である。
 〔略〕
 福島原発から漏れた放射性物質は80京ベクレル(政府)から100京ベクレル(東電)であり、これは日本中に拡散したら日本国土に誰も住めなくなる量である。だから、事故前より瓦礫などで放射性物質が拡散するのをできるだけ防ぐのが政府の役割であり、違法基準を強要するということは考えられない。
 〔略〕
(平成24年8月8日)
                              武田邦彦」
http://takedanet.com/2012/08/post_152d.html


近畿6府県の税収額

2012年08月09日 10時17分06秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月9日-1
近畿6府県の税収額

 大阪国税局の発表(大阪日日新聞2012年8月9日23面による)を表にすると、

近畿6府県の国税総額  6兆9217億円[前年度比0.3%減]
    法人税     1兆6256億円[前年度比2.4%減]
    消費税     1兆8765億円[前年度比1.8%減]
    源泉所得税   1兆9187億円[前年度比4.0%増]

府県別税収額
    大阪府     4兆3003億円
    兵庫県     1兆2512億円
    京都府       7174億円
    和歌山県      2524億円
    滋賀県       2329億円
    奈良県       1675億円

である。



安全性を尊重しないための論法

2012年08月08日 15時34分05秒 | 生命生物生活哲学
安全性を尊重しないための論法

 国家戦略室・エネルギー・環境会議コスト等検証委員会委員である、山名 元 京都大学原子炉実験所教授は、有識者の意見として、

  「エネルギー計画は、今後の社会、経済、国力等を決定づける重要なものです。残念なことに、福島第一原発の事故以降、エネルギー問題を非常に感情的に捉える風潮が定着しました。今必要なことは、「将来のエネルギーの安定供給を、いかに確保できるか(エネルギー安全保障)?」に対する冷静で戦略的な判断です。原子力はもちろん、火力発電にも、再生可能エネルギーでさえも、なんらかの形で「リスク」「便益」「コスト(負担)」が存在します。」
http://www.sentakushi.go.jp/members/hajimu_yamana.html

と述べている。
 「感情的に捉える風潮」とはどういうことを指しているのだろうか? 内容を明瞭に言ってほしいところである。
 反原発や脱原発という態度は、感情的と言っているのだろうか? 安全で安心な生活をしたい場合には、すべての原発は廃炉にすべきである。少しでも運転しない方が、核廃棄物生産量、したがってなんらかの形で放射能の安全管理をしなければならない量が増えない。
 次には、どんなものにも「「リスク」「便益」「コスト(負担)」」があるという論法である。ともすれば安全性を犠牲にする、偏った経済的考え方である。
 原子力発電が他の発電方法と異なるのは、放射性物質を生じることである。この点だけからでも、[核分裂型]原発は採用すべきではない。ましてや、事故などがあればそれをわれわれの生活環境にまき散らすということである。福島原発事故が示した通りである。この被害額は一つの電力会社が賄えるものまではなかった。サッチャーが望んだにもかかわらず、英国での原子力発電の保険を引き受けるところはなかったのも道理である。東電はさっさと会社整理すべきだった。


 今でも、福島第一原発の状態は、不安である。たとえば、第4号機の建屋が倒壊して、


[I]
今西憲之+週刊朝日取材班.2012.3.福島原発の真実:最高幹部の独白.222pp.朝日新聞出版.[1260円(税込)][B20120806]
  「なぜか原子炉建屋の辺りだけはる厚い岩盤を掘り下げ、標高が低くなっていた。だから、最初にヤード側から原子炉に向かうとき、急な下り坂だったのだ。〔略〕もし、岩盤を削らず小高い丘の上に原子炉建屋が立っていたら、津波の被害は防げたのではないか?
「なぜ、岩盤を掘り下げて、原子炉を造っんですか」
 と私が大声で尋ねると、最高幹部はただ首を横に振るばかりだった。」(162頁)

[S]
サター,アンドリュー・J.(中村起子訳 2012.3)経済成長神話の終わり:減成長と日本の希望.330pp.講談社現代新書.[880円+][B20120327][RH20120807]
[  「だが、忘れてはならない。もともと高台だった福島第一原発の建設用地を、「生産性」向上のため東京電力が25メートルも掘り崩してから40年後、原子力発電所を大津波が襲ったことを。
 明治時代と昭和時代の津波被害を忘れるな、ここより海抜の低い土地には住むな、と先人が戒めた記念碑よりも、巨大な防波堤を信じた人々が何千人もいた。それは、技術とイノベーションに対する心からの信頼でもあったのではないか。
WTOの指導のもと、また各種の自由貿易協定のもとで、日本が開国しつつある。それにもかかわらず、大半の日本人はどんどん貧しくなっている。」
http://hp.shr-horiuchi.com/?eid=1421247]

佐藤一男. 2006.2.改訂 原子力安全の論理.日刊工業新聞社.[3,570円][B20

[Y]
*安冨歩.2012.7.幻影からの脱出:原発危機と東大話法を越えて.明石書店.[1,680円][第二章は、『原子力安全の論理』の自壊]



パブリックコメントに「原発0%」を表明しよう

2012年08月08日 01時05分19秒 | 生命生物生活哲学
2012年8月8日-1
パブリックコメントに「原発0%」を表明しよう

 内閣官房国家戦略室のエネルギー・環境会議では、「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)、というのをやっている。
 選択肢に即時原発0%以外の選択肢があるというのが、問題ありである。2030年時点で、原子力発電の割合が15%とか20-25%とというのがおかしい。原発は即時停止して、節電と技術革新で乗り切るほかはない。
 ともあれ、広く国民の意見を聴くという民主的な手段が提供されているのだから、みなさん、自らのいのちと健康を守るために、「原発0%」を選ぶ旨のパブリックコメントを出しましょう。また、金曜日の夕方は、各地でのデモに参加しましょう。
 なお、二酸化炭素量削減と原発不使用とは二律背反ではありませんが、原発を廃止することは、二酸化炭素排出削減よりも優先します。
 日本の年当たり二酸化炭素量は、2007年まで増加してきました。

 日本の二酸化炭素排出量の推移:
http://daily-ondanka.com/basic/data_07.html
 3兆円の地球温暖化対策予算の費用対効果を問う[電力中央研究所〔!〕社会経済研究所テ?ィスカッションヘ?ーハ?ー]:
http://criepi.denken.or.jp/jp/serc/discussion/download/10012dp.pdf


 莫大な税金を投じたにもかかわらず、二酸化炭素排出削減の効果は無かったのだから、それへの税金支出はやめて、また、ODAやIMFへの拠出もやめて、発電の技術革新に投じるべきです。
 2008年と2009年の二酸化炭素排出量低下は企業などの活動の減少によるならば、目標として、経済成長ではなく国民の幸福向上をめざすべきです。原発を廃止することは、二酸化炭素排出削減よりも優先します。
 


  「※7月19日追記※
こちらのパブリックコメントの締切は、8/12までに延長されました!」
http://ameblo.jp/momokohime7/entry-11300567680.html


 再稼働反対な貴方へ 国が意見を募集していますので送りましょう...
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/41225/

 
 エネルギーに関してのパブリックコメントに「再稼働反対」を表明しよう~☆
  「こそ~~っと行われているパブコメ募集は、政府が本気でパブコメを求めている等と到底考えられず、行政手続法の存在と「既成事実」を作る手段だとしか思われないのだ。パブコメが一握りの利権集団に牛耳られない為にも、政府にパブリックコメントを送ろう~。「再稼働反対~」と。」
http://blog.goo.ne.jp/hita-no/e/9d5234c63a5b557ab245f28dc5c21bd9

 再稼働反対意見公募に応募を!!
http://blogs.yahoo.co.jp/tukinoasa/62988302.html

 脱原発のためにあなたが最初にできること。「“先生”政治」に終わりを告げる
http://www.magazine9.jp/kaeru/120711/

 
 「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する御意見の募集(パブリックコメント)
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?ANKEN_TYPE=1&OBJCD=100095
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095120900&Mode=0
https://form.cao.go.jp/aec/opinion-0027.html

 パブコメの書き方
https://publiccomment.wordpress.com/2012/06/20/howto/