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ベサントとリードビーターによる思考形体産出の一般原則

2013年10月04日 09時31分52秒 | 秘教/オカルト科学
2013年10月4日-1
ベサントとリードビーターによる思考形体産出の一般原則


 Annie Besant ベサント[1847-1933]と Charles Webster Leadbeater リードビーター[1847-1934]]の『Thought-forms 思考形体〔想念形体〕』の21頁に、すべての思考形体について、それらが作られる際の根底にある三つの原則が示されている。
 なお、(狭義の)物質とは重力の作用を受けるものとすると、肉体(? flesh body、?=物質体 physical body)とエーテル体 etheric bodyが、(広義の?)物質体である。思考することとは、心理的物質(ここでの物質は広義。心理学成立の基盤は、この心的物質にある)を操作して、新しい(ただし種類としてはすでに他の人が作っているかもしれない)心的物体を製作することである。さてされゆえ、「thought」を物体的な感じがする「想念」と訳すほうが良いとも思えるが、あえて一般的な意味合いのある「思考」とここでは訳すことにする。


  「    一般的緒原則 General Principles

 三つの一般的緒原則がすべての思考形体を生産する基礎となっている。
  1. Quality of thought determines color.
  2. Nature of thought determines form.
  3. Definiteness of thought determines clearness of outline.
 
  1. 思考の特質は、色彩を決定する。
  2. 思考の本性は、形体を決定する。
  3. 思考の明確性は、輪郭の明瞭性を決定する。」〔試訳201301004〕
      (Besant & Leadbeater. 1999: 21)。

 色彩、形体、そして(形体または色彩の?)輪郭の明瞭性の三つの物的性質となって現われるというわけである。
 ところで、流れる心的帯 mind belt の領域に同調すれば、そこに浮かぶ概念を受け取ることができるという。

 
form(形態または形体)とshape(形)の違いについて
 
 ER Synonym Dictionary Onlineの項目のform shape figure
http://synonym.englishresearch.jp/details/form.html
によれば、
  form。「最も一般的な語です。人影や液体、組織など、幅広い意味の「形」を意味します。抽象的な形にも用いられます。(この場合は「種類」を意味する「形」です)。立体に対しても使えますが、平面や抽象的な形に対してよく用いられます。」
  shape。「物理的な形に注目をした「形」を意味する語です。立体の形に対してよく用いられます。」
  figure。「輪郭的な形に注目した「形」を意味する語です。輪郭ですから、物体そのものの立体的な形ではなく、二次元的,平面的に見た「形」を表します。「画に描いたもの」といった意味合いが強く、図や絵画はもちろんのこと体つきやプロポーションなどを表します。」
とのことである。

 
参考
 2013年7月11日-2 想念形体と抽象絵画
http://pub.ne.jp/1trinity7/?entry_id=4964282
 
文献
[B]
Besant, Annie & Leadbeater, C.W. 1999 (Second Quest Book edition 1999 (abridged)). Thought-forms. xxvi+77pp. Theosophical Publishing House. [B20000901, $10.40+39.00/20]

[へ]
ベサント,アニー & リードビーター,C.W.1925.(田中恵美子 訳,1983.5)思いは生きている?想念形体?].98頁 + 図版30頁.竜王文庫.[2600円+税][B19840514、2500円][19850314読了]