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バブルは破裂しなければならない Bubbles must be burst

2019年09月05日 23時34分57秒 | 政治経済社会学
学問修行2019年9月5日(木曜)-1
バブルは破裂しなければならない Bubbles must be burst


第一命題:
 バブルは破裂しなければならない(破裂するに違いない)。
 Bubbles must be burst.

  「Q マイトレーヤの出現を早めるために私たちにできることは何ですか。彼はおよそいつ頃出現されますか。

A 私の情報によれば、彼は非常に、非常にまもなく出現されます――私たち自身の基準によっても。私はもう30年間も、彼は‘まもなく’出現すると告げられてきましたが、それは覚者方の時間の基準によるものでした。彼らは2000年周期で働かれるので、数年は覚者方にとっては日曜の午後のようなものにすぎません。 マイトレーヤの出現は特定の法に基づいており、とりわけ私たちの自由意志を支配する法に基づいています。過去26年間のいつでも、彼は人類によって呼び出されることが可能でした。彼が前面に出てくることを可能にするいくつかの行動を人類が起こせばよかったのです。 1982年5月の記者会見で、私はアメリカのすべての主要ネットワークとBBCの約100名のジャーナリストに対して話をし、マイトレーヤが正確にどこにいるかを明らかにしました。それはロンドンのアジア人居住区であり、私は数年前から知っていましたが、それを漏らすことが許されていませんでした。私はジャーナリスト達をロンドンに来るよう招き、マイトレーヤを探す行動を起こすよう呼びかけました。彼らがマイトレーヤを見つける必要はありませんでした。彼の援助なしに彼を見つけることはできません。しかし、評判の高い、影響力のあるジャーナリスト1名ないし2名ないし3名がロンドンに来て、彼を探す行動を起こすだけで、マイトレーヤは彼らの前に現れたでしょう。しかし、誰も何もしませんでした。 ですからマイトレーヤは世界に出るために長いゆっくりとした道を取らなければならず、31年が経ちました。なぜなら人類には用意ができておらず、メディアに行動させなかったからです。メディアは人類によって強いられなければ決して行動しません。それで何もなされませんでした。 現在起こっている株式市場の崩壊のような出来事が起こるまでには時間がかかりました。ご存じのように、アメリカだけでなく、ヨーロッパや世界の至るところで金融は崩壊し、経済的バブルは破裂しています。マイトレーヤはそれを1988年に予測されました。彼は、崩壊が起こり、それは日本から始まると言われました。確かに1989年に日本でそれは始まり、日経平均は4万円から7000円に下落し、以後10年以上7000円から1万円の間に留まっています。 彼の出現のタイミングは人類にかかっています。私たちが行動しなければ、マイトレーヤは行動できません。マイトレーヤのような身分のアバターを支配する法があります。彼は私たちが望むときに来れるわけではなく、彼御自身が望むときに来れるのでもありません。 では、およそいつになるのでしょうか。それは非常に間もなくです。それが私の言えるすべてです。何月何日と言うことはできませんが、非常に間もなくです。」
http://sharejapan.org/sinews/magazines/lutefl/c6gix5/nl3j2q

 ジョン ポールソンは心理戦にも戦い抜いた。何度も危うい場面を乗り越えた。彼がぼろ儲けしたのは、意志を貫いたことと、やはり運だろう。

・バブルであれば、それはいつかは破裂する。
・しかし、バブルだったことは、バブルが崩壊した後になってわかる。

 バブルの最中は、まだまだ上がると考えて買う参入者がいるから。
 そして、上昇が途切れるのはいつかは、様々な要因が関わるので、予測できない。

 金融界での損得は、零和試合 zero-sum game かもしれないが、銀行の貨幣貸し出しでは、利子がついているから、借金が返せなくなった人たちは、悲惨な目に会う。
 銀行および最後の貸し手、というよりほとんど空からお金を創造する中央銀行を廃止しない限り、庶民は収奪され続ける。
 税金を払っても、いったいなんの役に立つのか?。庶民の生活が苦しくなるだけである。
 
 政府貨幣の発行が要である。
 日本国民が文化的生活を享受するに足る物資を分配することが要である。
 政府貨幣の贈与によって、ベーシックインカムを実現しよう。
 

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ザッカーマン,グレゴリー.200?(山田美明 訳 2010/12/24).史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか.406pp.阪急コミュニケーションズ.[本体1,800円+税][帯338.25][Rh20150713][サブプライムローン][The Greatest Trade Ever][内容紹介 サブプライムローンの破綻を予測し、一世一代の取引に打って出た男がいる。彼はなぜバブルを見抜くことができたのか。ウォール街の歴史を塗り替えた男の舞台裏を描く、迫真のドキュメンタリー。]

鍵語句文:
 住宅バブル(第2章)。CDSの支払いに対する積立てをしておく義務が無い。トランシェ。住宅ローン債券の格付け段階ごとの切り分け。CDSとCDO。格付けの諸段階。
 CDSの発行者(たとえば投資銀行)は、債券発行者が破綻した場合の支払い金の積み立て義務は無かった。

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  「ウォール街で狼少年呼ばわりされていた〔略〕シリングはこう力説した。サブプライムローン市場は周辺市場なのではない。むしろ不動産市場全体の基盤を成しているといってもいい。サブプライムローンの市場が下落すれば住宅市場も下落し被害はさらに拡大する。〔略〕
 ポールソンはこう尋ねた。「あなたのおっしゃることが正しければ、金融システムが崩壊すると」
 「そうなりますね」
 シリングは、〔略〕住宅価格は37%下落すると予測した。〔略〕
 ポールソンは連鎖的にどのような事態が発生するかを考えてみた。サブプライムローンの借り手が返済に窮した時、住宅市場はどの程度下落するのか? それが金融システムや世界経済を崩壊させることになるのか?」
(ザッカーマン 2010/12: 265-266頁)。


  「2月7日の午後遅く、〔略〕プレスリリース〔略〕には、2006年の第4四半期にニュー・センチュリーが予想外の損失を被ったと記されていた。〔略〕
 このニュースは投資家に冷水を浴びせる結果となった。6日ニュー・センチュリー株が大量に売られ、株価は36%下落した。〔略〕
 その日の朝、証券取引が始まるとローゼンバーグはブローカーに電話し、最新のABX指数を尋ねた。〔略〕
 「今何と言いました? 5ポイント下がったと?」
 ポールソンはサブプライムローン250億ドル分のCDSを保有していた。ABX指数が1パーセント下がれば、会社は1パーセントの利益を手に入れることができる。〔略〕5ポイント下落したのであれば12億5000万ドルもの利益になる。ジョージ・ソロスがボンドを空売りした伝説的な取引で獲得した利益を2億5000万ドルも上回る額だ。しかもそれをたった一日で成し遂げたのである。」
(ザッカーマン 2010/12: 270-271頁)。


  「2005年の半ば、モンテス夫妻はオレンジ郡の中流階級の住宅地にお気に入りの家を見つけた。〔略〕価格は56万7000ドルである。〔略〕この家を買うとなれば、リスクの高い住宅ローンを組むことに同意しなければならない。このローンは最初の2年間こそ低金利だが、その後金利が跳ね上がり、月々の支払いが50%以上も増える。モンテス夫妻の所得は二人合わせて9万ドルしかない。しかし住宅ローンのブローカーの話では、ローンの借り換えは簡単にできるから、金利が上がる前に借り換えれば問題ないとのことだった。〔略〕
ところが2007年の夏になるころには住宅価格が下落してしまっていた。ローン会社もとうとう審査基準の強化に乗り出し、借り換えは事実上不可能となった。その結果、夫婦は年間5万ドルもの額を支払わなければならない事態に直面した。二人の手取りの給料のほぼ全額である。」
(ザッカーマン 2010/10: 311頁)。


  「〔アンドリュー・〕ラーデ〔CDSで儲けた一人〕は、〔略〕顧客に当てて公開書簡を送った。〔略〕
2008年10月27日
〔略〕
アメリカ政府の問題についてささやかな提案をしておきたいと思います。〔略〕
資本主義は200年もの間機能してきましたが、時代は変わり、システムは腐敗してしまいました。〔略〕世界の偉大な頭脳を集め、一般市民の利益を真に代表する新たな政治システムを築くためのフォーラムを作り、〔略〕こうした頭脳が未来を感じるほどの高報酬を政府の役職に与えるのです。そうすれば、贅沢な生活を求めて汚職に手を伸ばすといったこともなくなるでしょう……打開策はあると思います。今のところシステムはどう見ても正常に機能していません」
(ザッカーマン 2010/12: 379-380頁)。


  「ポールソンは史上稀に見る金融バブルより利益を上げた。しかしこのようなバブルは必ずまたやってくる。ベテラン投資家のジェレミー・グランサムによれば、1920年代以来世界中のさまざまな市場でバブルが28回発生しているという。過去10年間を取り上げてみても、アジア通貨、インターネット株、不動産、さまざまな商品で歴史的なバブルを経験している。まるで市場の効率が、よくなるどころか悪くなっているかのようだ。投資家相互の競争がいよいよ激しさを増していること、世界中のあらゆる市場への資金の移動がますます容易になっていることなどが、その一因なのかもしれない。
 過去のバブルの主因は極端な低金利にあった。それがまた次のバブルを生み出す可能性がある。低金利になれば、しばらくないのは貸し手の欲求も満たされるだろうが、やがて銀行家は確実に儲けられる安易な方法を考え出すようになるからだ。また、公共部門の借入が大幅に増加するのも問題だ。こうした借入は、拡大させるのは簡単だが縮小させるのは難しい。これも金融バブルのきっかけとなりうる。技術革新や生産性の向上に牽引された成長に比べ、銀行の信用取引や政府赤字に由来する成長は不安定になりやすい。
 ジョージ・ソロスなどは資産の膨張が始まる気配が見えたら政府が介入して制御すべきだと主張している。しかし事前に対処しようにも、いくら銀行家や学識経験者や役人をそろえても来るべきバブルを予測することができるとは思えない。バブルが発生していても、それがバブルだと見極めることさえなかなかできない状況なのである。」
(ザッカーマン 2010/12: 383-384頁)。

  「一流トレーダーが力を入れているのはこうしたデリバティブなのだ。」
(ザッカーマン 2010/12: 384頁)。


  「ポールソンら不動産市場に悲観的だった反逆者たちが利用できる商品(CDS)が登場して間もなく住宅バブルが崩壊したというのも偶然ではないのかもしれない。市場に疑問を呈し、あえてその暴落にかける反逆者の存在は、決して軽視されるべきものではなく、かえって歓迎されるべきものなのではないだろうか。」
(ザッカーマン 2010/12: 385頁)。


  「住宅市場の場合、不動産担保証券からCDOが生まれ、そこからさらにCDOスクエアドやシンセティックCDOが生まれている。2000年代半ば、主要銀行の最高幹部たちは、これらの住宅ローン関連商品がいかに危険かということにはほとんど気づいていなかった。住宅ローン関連商品を顧客に売り、自行で大量に保有していながら、その危険性を認識していなかったのだ。」
(ザッカーマン 2010/12: 388頁)。


  「結局シティグループは、CDOにより300億ドルもの損失を被り、国から450億ドルもの救済融資を受けた。金融会社としては過去最大の額である。」
(ザッカーマン 2010/12: 388頁)。

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