バラに集う 平和の願い~奈良・霊山寺~

2014年05月19日 | バラ園・公共園 
5月18日 快晴 今日は奈良・富雄川のほとりにある霊山寺に
バラを見に連れていただきました。

霊山寺バラ園は、200種・2000株のバラがある1200坪の広いバラ園です。

お寺のリーフレットによると、

「終戦後、シベリア抑留から戻った先代住職は、ピースと名づけられたバラを知り、
平和と美しさを象徴するバラ園を造ろうと発願されました。」

とありました。

入口には、白と黄色のモッコウバラ。
   

まずは、「母と子 子供の世界」


咲きたての美しいバラ 「都大路」
      





 



青年の世界 蕾いっぱいです。


 



  

 

  

   

 

  



これが「ピース」ハイブリッドティーローズ
第二次世界大戦後、1945年に平和への願いを込めて付けられた名。1939年フランス、メイヤン作出。
花径は15cm、半剣弁高芯咲き。1976年世界バラ連合選出の初の「バラの栄誉の殿堂」入り品種。




  

 


 

 

   



  

 

      

登美山鼻高 霊山寺(とみやまびこう りょうせんじ)
   

縁起 1300年あまり前、右大臣小野富人(通称鼻高仙人)が湯屋に薬師三尊像を祀り、薬草風呂で
諸人の病を治したのが遠因。富人は、小野妹子の息子とされています。

創建 天平8年(736年)聖武天皇の勅命で、行基菩薩が伽藍を建立。インドのバラモン僧 
菩提僊那(ぼだいせんな)は、この地相がインドの霊鷲山に似ているので「霊山寺」と名づけた。
境内に菩提僊那のお墓があります。

本尊薬師如来・脇侍日光月光菩薩は、普段は、厨子の中に収められ秘仏となっていますが、
訪問した5月第三日曜が年1回の御開帳日でお参りすることができました。またこの日
薔薇会式・えと祭りが行われました。

「薔薇会式では、本尊の薬師如来と八体仏にバラの花をお供えし、平和と皆様のご健康
ご多幸を祈念いたします。」(リーフレットより)

可愛らしいお稚児さんの姿も偶然シャッターに収まりました。



お昼は、敷地内の仙人亭で、「バラ弁当」をいただきました。蓋を開けると2段になっています。
中にはバラにちなんだ工夫がこらされて、一つ一つがとても美味しいお料理でした。
 

午後からも、また別のバラのお寺にも連れてもらいました。

どこのバラ園でも、誰もが花の美しさと香りに浸ることができ
穏やかで、和やかな空間が広がっていました。

まだまだ沢山の蕾があり、これから楽しめそうです。

感謝の一日です。