今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

東京国立博物館 その5(東京都台東区上野公園)

2015年11月21日 | 博物館・美術館・記念館
東京国立博物館 東洋館
「東洋美術をめぐる旅」をコンセプトに、中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物を展示している

本館の親切な係員から「東洋館」の存在を聞き、限られた時間ではあったが入ることにした
この日は午後6時に羽田空港から千歳空港へ帰る予定で、遅くても午後4時30分には博物館を出なくてはならない
残された時間は30分

中国の仏像
インドから中国に仏教が伝わったのは紀元前後頃
南北朝時代に入ると、寺院の造営が行なわれるようになり、仏教は中国でも大いに隆盛した

作品01
時間がなかったため、駆け足で目の前にある仏像を撮っていく。したがって、作品名や年代など記載することができない
最初の仏像は上品でとても美しく、記憶に残っている



好みの仏像は、掲載する写真も多くなる






作品02



他の作品にもみられるが、鼻が損傷している仏像が多い感じがする



作品03 如来三尊立像(重要文化財)
 


写真では分かり難いが、仏像に厚みがないため、横から見ると違和感がある



作品04
中国の仏像とは思われない顔立ちをしている



仏頭というと興福寺に展示されている、山田寺の仏頭を思い出す



作品05



作品06



作品07



作品08



作品09 


 
作品10
十一面観音立像には人を惹きつける不思議な魅力がある



木には木の質感がありすばらしいと思っているが、石を削ってこれだけ細密にできるこの当時の中国の技術は凄い



横からみると分かると思うが、この薄さを感じさせない作品



撮影 平成27年10月14日

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2 コメント

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仏像の顔に魅せられます (OTETSUDAI @)
2015-11-21 18:16:02
ずっといろいろな仏像・石像を見せて頂きました。これらの仏像・石像等は自然に出来たものではなく「人間」が作ったものであることに間違いないと思います。
全ての仏像の「顔の表情」といいますか「面相」の制作者は異なると思いますが、何処からこのような優雅な或いは穏やかな形相を作り出されるのでしょうか。制作者の人間性が素晴らしいのでしょうか。或いはそれぞれの作者の「人間が出来ている」からこのような面相=イケメンが誕生するのでしょうか。制作者の「心」でしょうか。とすると素晴らしい「心」の持ち主でないと出来ないと思います。
仮に性悪な私の様なものが木造でも石像でも作ったらとんでもない表情の面相が出来るだろうと推測されます。確定です。やはり心ですね。
私事ですがメガネが古くなりフレームとレンズを新たに作りました。でもどのフレームも満足しません。店員は「お似合いですよ」といいますが私には納得出来ないのです。「土台が悪いからそれをカバーするフレームが欲しい」と言うのですが「イヤーそんなことはありません」と世辞を言います。しかし納得出来ないのです。「これはどう?」と言うと「お客様の顔には…」と言って否定されます。
今まで見た観音像や石像・大仏などの顔にはメガネはいらないでしょうが多分どんなフレームを付けても現存とは別の「個性」が生まれると思います。私ももう少しマシな顔であったら公に人前に出る自信も湧いて今の人生とは別路線を歩むことも出来ただろうなと痛感致しました。沢山の写真をありがとうございました。
私のコメントの大半は茶化したり己のことばかり記して大変失礼致しました。
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東洋館の照明はすばらしい (2014kurumatabi)
2015-11-22 00:44:17
 仏像を拝観するとき、どうしてこの仏像が造られたのだろうと、時代背景も含め考えるようにしています。しかし、日本でもきちんと歴史の流れを理解していないのに、中国のこととなるとまったくわかりません。
 その中でも「十一面観音像」だけが日中共通して、極めて美しく仕上がっているのをみると、なにか不思議な感じがします。きっと、特別な思いをもって、彫っていったものと想像ができ、心が動かされます。
 東洋館の中国仏像は、展示物に彩色がないため、照明をおとし、巧みなスポットライト等で立体感を出しています。時間がなかったため駆け足で通り抜けましたが、機会ができたらゆっくり廻ってみたい場所です。
いつもコメントをいただきありがとうございます。
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