今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

島根県立古代出雲歴史博物館(島根県出雲市大社町杵築東 99 番地 4)

2023年07月07日 | 博物館・美術館・記念館
訪問日 令和5年6月18日

島根県立古代出雲歴史博物館
出雲を旅すると必ず訪れる場所がこの博物館(出雲大社の隣にある)
主に出雲大社を中心とした古代出雲についての展示を行っている
常設展示室では写真撮影が許されているため何度も訪れている



出雲大社境内遺跡出土の宇豆柱(重要文化財)



平成12年から13年にかけて、出雲大社境内遺跡からスギの大木3本を1組にし、直径が約3mにもなる巨大な柱が3カ所で発見された
これは、そのうちの棟をささえる柱すなわち棟持柱で、古くから「宇豆柱(うづばしら)」と呼ばれてきたもの



直径が最大で約6mもある柱穴には、大きな石がぎっしりと積み込まれ、掘立柱の地下構造も明らかになった
その後の調査などから、この柱は、鎌倉時代前半の宝治2年(1248年)に造営された本殿を支えていた柱である可能性が極めて高くなった



日本書紀
奈良時代(720年)成立
江戸時代(17世紀)刊行



古事記(真福寺本)
奈良時代(721年)成立
昭和20年(1945年)影印刷



訂正出雲風土記
千家俊信 著 江戸時代 文化3年(1806年)刊 



古代の神像と絵馬
青木遺跡出土品 奈良~平安時代(8~10世紀頃)

神像



絵馬(複製)



出雲大社復元設計(模型)
平安時代の出雲大社本殿1/10模型



復元設計にあたっての発掘成果の基本データにより各学者が復元したもの






巨大本殿の頃を描いた絵図<鎌倉時代(13~14世紀)>



出雲大社境内模型(慶長期)
 江戸時代 慶長14年(1609年)



出雲大社境内模型(寛文期)
 江戸時代 寛文7年(1667年)



現在の本殿や境内の景観とよく似ている



やはり平安時代のこの神殿には夢がある
平安時代中期に編纂された児童向けの学習教養書『口遊』(くちずさみ)に「雲太、和二、京三」とある
雲太謂出雲国城築明神神殿 和二謂大和国東大寺大仏殿 京三謂大極殿、八省



これは、当時の大建築の順位を表したのだという
1位は出雲大社 2位は東大寺 3位は京都御所、大極殿



笑っていない大黒さん



荒神谷遺跡より出土した銅剣358本・銅矛16本、銅鐸6個(国宝)









このようにまとめて発掘された



加茂岩倉遺跡出土銅鐸(国宝)



イノシシ・シカ・トンボが描かれた銅鐸






釣り手の中央に「×」が見える



顔が描かれた銅鐸









ウミガメが描かれた銅鐸



卑弥呼の鏡か



「景初三年」銘三角縁神獣鏡(神原神社古墳)(重要文化財)









撮影 令和5年6月18日
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