今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

熊野山 補陀洛山寺(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字浜の宮)

2020年11月05日 | 神社・仏閣
訪問日 令和2年9月18日

世界遺産 熊野山 補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
平成26年に訪れて以来になる



当時、興味関心を持っていたことがあり住職に尋ね解説してもらった事を思い出す



境内は国の史跡「熊野三山」の一部で、『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産の一部として世界遺産に登録されている



補陀洛山寺は仁徳天皇の治世にインドから熊野の海岸に漂着した裸行上人が開山したという伝承のある古刹



堂内に入る



扁額には寺号の「補陀洛山寺」



中央には、本尊「三貌十一面千手千眼観音(重文)」
以前訪れた時に、秘仏ではあるが仏像に興味があると話すと扉を開けて拝観させてくれた



堂内には2体の四天王像、あとの2体は盗難に遭ったと聞いた



石碑に「補陀洛渡海発祥の地」と小さな文字で刻まれている



補陀洛山寺は補陀洛渡海の出発点として知られている



補陀洛渡海とは、小さな船に閉じこもり30日分の脂と食糧をたずさえて、南海の彼方にあると信じられていた観音浄土を目指すというもの



補陀洛山は観音菩薩が住むという伝説の山(観音浄土)で、熊野信仰では那智の浜が補陀洛山に通じる場所と信じられてきた
868年から1722年の間に20回実施されたという



和船の上に入母屋造りの箱が置かれ、その四方に4つの鳥居が建てられている
鳥居の代わりに門を模したものを付加する場合もあり、この場合は門のそれぞれに「発心門」「修行門」「菩提門」「涅槃門」との名称がある
行者が中へ入ると入り口は板などで塞がれ、箱が壊れない限りそこから出ることは無い






撮影 令和2年9月18日

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