今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

豊受大神宮<伊勢神宮 外宮>(三重県伊勢市豊川町)

2013年08月08日 | 神社・仏閣
内宮から名古屋港フェリー乗場に移動予定だったが、時間に余裕があったので外宮に参拝することにした。
と言ったら聞こえがいいが、内宮正宮の階段における撮影禁止場所での警護員の高圧的な態度と言葉遣いに気分が悪くなり早々に引き上げてきたというのが真実。
駅前の専用駐車場は予想以上に広く、内宮とは違い無料で開放している。


内宮に比較すると参拝者の数がかなり多い感じがする。



正宮
一番近い位置にあるのが正宮で塀の外からの撮影は認められている。



参拝者が多く列になっている。



もう少し近づいてみる。






鳥居の右側に立つ雨傘を持ち、上下白色の男性に注目。
偶然に写真に写っていたので驚いているのだが、この後この男性には大変お世話になることになる。







パワースポットで話題の石
旅行雑誌を持った女性達が次から次とこの石に手を近づけ「感じる、感じる」と喜んでは去っていく。
それを周囲で見ている人も恐る恐る同じ動作を繰り返している。




遠くで観察していると実に面白く、しばらくそこに立っていると。
何も感じなかったと不満顔の女性3人組の一人が私に「あの石は何なのですか」と質問してきた。
「池上彰じゃないからわからない」と返してやろうかと思ったが、相手がそのような雰囲気ではなかったので「わからない」とだけ答えた。
「誰かに聞いてみましょう」ということになり周囲をみると、あの雨傘と白い服の男性が立っていた。




外宮近くに住むというその男性は20年以上毎日欠かさず参拝しているという。
伊勢神宮についても書物などでも研究しているそうだ。
この石についてだが、バブルがはじけ旅行客が激減したとき旅行会社が全国各地にパワースポットを設定し観光客集めのために創りだした場所の1つだそうだ。
男性は何度やっても何も感じることはないようであるが、多くの人が感じるというので不思議に思っているそうだ。
さらに鯉の泳いでいる池の方を指さし……。
 

正宮前にある池



昔、全国各地から伊勢神宮に参拝に来た人は、池の水で身を清め、穢れを落とし、石の前でお祓いをして参拝したと話してくれた。
20年前の式年遷宮の時も池と石は大事な役目を果たしていたのを見ていたようで、多分、他の観光客とは違った目で眺めることができたと思う。

さらに、外宮のお参り仕方など丁寧に教わりお別れした。


風宮 



土宮



多賀宮
男性によると多賀宮は正宮と同格で必ず参拝するようにと勧められた。



正宮と同じように参拝者が絶えることなく並んでいる。
これでいつもの3割位の人出のようで、参道も危険な状況に陥ることもあるようだ。




再び男性と会いさらに神宮のこと伊勢市のことなど話しを聞くことができた。
旅の最後にすばらしい人と出会い最高の旅となった。 


撮影 平成25年5月27日

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