今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

大瀧神社・岡太神社(福井県越前市大滝町23-10)

2022年07月05日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月19日

大瀧神社・岡太神社
全国で唯一“紙の神様”をおまつりする神社
大徳山という霊山の山上にある「奥の院(上宮)」と、山のふもとにある「下宮」から成り立っている
大瀧神社は「大瀧兒権現」という神仏習合の霊場で、白山信仰の本山である平泉寺の末寺として隆盛
その別当「大瀧寺」の境内に、「岡太神社」という紙の神様がまつられていたらしい



狛犬






神門と社殿



寺社巡りを中心に旅を楽しんでいるが、この社殿に最も魅力を感じている



本殿・拝殿(重要文化財)
江戸時代後期の天保14年(1843年)に再建された下宮の社殿
入母屋造りに千鳥破風に唐破風、そしてまた入母屋に唐破風が重なっていく屋根は、全国でも類を見ない



手掛けたのは曹洞宗本山永平寺の勅使門(重要文化財)を手掛けた名棟梁、大久保勘左衛門
彼は、美しさと複雑さを併せもつ唯一の社殿を考案した



祭神:大瀧神社(國常立尊・伊弉諾尊)
   岡太神社(川上御前)



本殿の側面と背面には中国の故事を題材にした丸彫りの彫刻


















土台となっている石は創建当初のものだと地元の方から聞いた









拝殿正面に、獅子、龍、鳳凰、草花の彫刻






光のマジックでデジカメ特有の面白い写真になった



実際はこのような感じ



神輿殿



奏楽殿



少し高い場所から



入母屋に唐破風が重なっていく屋根は芸術的だ(多くの人に知ってもらいたい)






観音堂(絵馬堂)
神仏習合の寺院であった大瀧兒大権現は、明治新政府が出した神仏分離令により「大瀧神社」と改められた



寺院関連の仏像などは処分されてしまうことが多かった
大瀧寺の仏像は近くの法徳寺などのお寺にあずかってもらった



木造十一面観音坐像(越前市指定文化財)



絵馬



鳥居



撮影日 令和4年5月19日

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