今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

丸岡城<霞ヶ城>(福井県坂井市丸岡町霞町)

2014年02月15日 | 
丸岡城についての知識はなく、この周辺の道路を何度か通っていたが寄ることもせず通過していた
ところが「日本で一番古い……」と書かれてあった看板につい気持ちが動きこの日はハンドルを切ってしまった



丸岡城<別名:霞ヶ城>(重要文化財)
1576年(天正4年) 織田信長の家臣で、越前ほぼ一帯を領していた柴田勝家の甥である勝豊により築城



「霞ヶ城」の名の由来は合戦時に大蛇が現れて霞を吹き、城を隠したという伝説による



小高い丘に位置し、五角形の内堀で囲まれた中に、本丸や二の丸があった



見所は現存する天守



屋根瓦には石瓦を使用しており、現存例は丸岡城だけ



現在の天守は1948年(昭和23)の福井大地震で倒壊後、旧材を使用して復旧した



本来なら城内の見学ができると思うが、訪れた時間が朝の6時頃(広場でラジオ体操をしていた)だったので叶わなかった



桜の名所としても知られている



周辺は整備されていて快適な気分になる

 




この城の横には墓があり、悲しい物語が書かれている



 


鯱(石製しゃち) 
もと木彫銅板張りであったが、修理の際に石製鯱に改められた。その当時は戦禍中で銅板の入手が困難だった



「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」 
日本で最も古い天守閣をもつ丸岡城に、この最も短い手紙文を刻んだ碑が立っている
徳川家康の家臣本多作左衛門重次が陣中から妻に宛てて送った手紙として有名
「お仙」とは後の丸岡城主本多成重(幼名.仙千代)のこと



撮影 平成21年7月28日

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